2025.06.28

[vol.2]オーストラリア留学、どうでしたか？

こんにちは、履正社国際医療スポーツ専門学校広報部です。

外国語学科2年生（国際アスレティックトレーナー専攻）の巴山海珠さんの留学インタビューvol.2をお届けします。

今回は、語学学校について。

留学中、平日は語学学校に通学していた巴山さん。前回のインタビューでは、「理想的な学校に出会えた」と教えてくれました。どのような学校生活を過ごしていたのでしょうか。

➡前回のインタビューはこちら

在校生インタビュー│外国語学科2年生　巴山海珠さん

　　語学学校はどんな雰囲気でしたか？

「僕が通っていた『アカデミック』という学校は日本人が少なく、アルゼンチン・ブラジル・チリ・コロンビアといった南米をはじめ、スペイン・ドイツなどのヨーロッパや、韓国・インドネシア・台湾といったアジアの人もいる多国籍の環境でした。休憩時間もいろんな人と話をして、それぞれの国の文化や言葉を教えてもらったりしました。日本人が少ない環境で学びたかった僕にとっては、最適な学校でした」

　　語学学校ではどんなことを学んでいたのですか？

「英語の4技能（リスニング・ライティング・リーディング・スピーキング）を学んでいました。技能ごとに授業が分かれているわけではなく、どの授業でも４技能を使っていました。授業は月曜から金曜、午前10時から午後4時まで。インターンがある日は午後2時に早退して、インターン先の練習に向けて事前準備していました」

　　クラスはどのように分かれているんですか？

「初級から上級まで、合計５つのレベルに分かれていました。学校の試験を受けて、その結果で自分の英語レベルが決まります。レベル５が一番上のクラスで、僕はレベル４でした。このレベルはあくまで指標で、自分のレベルに近いクラスであれば、他のクラスを受けることも認められています。各クラスの授業が行われる時間が異なっているから、自分の生活リズムに合わせて選ぶ人もいましたね。人数はひとクラス約５～７名の少人数制で、多くても10名ほど。各クラスに先生が1名、アシスタントが１名いました。先生１人で授業をする時もありましたし、アシスタントが来て2人体制で授業する時もありました。授業以外でも先生たちと交流する機会があり、一緒にランチを食べることも。先生と生徒の距離が近くてアットホームな雰囲気でした」

――通っている人の年齢層はどうでしたか？

「およそ20代から50歳ぐらいまで、年齢層の幅が広かったです」

「『いろんな生き方があるんだな』と刺激を受けました」

――クラスメイトたちは、どういった目的で語学学校に通っていたんでしょうか。

「学生ビザを取りたい人、またはビザを継続したい人が多かったですね。なので、クラスメイトは授業がない時は、働いている人がほとんどでした。他にも、オーストラリアのパーマネントビザ（永住権）を取りたいという人もいました。あと、世界中を旅している人もいましたね。滞在先で仕事をして、ビザを取って……。彼はドイツから来ていて、ゴールドコースト以外にもいろんな街を巡ってきたようで、『次はアメリカに行こうかな』と話していました。『いろんな生き方があるんだな』と刺激を受けました。転々と見知らぬ国で生活するのは大変そうだけど、彼自身がすごく楽しそうだったので、『人生は意外となるようになるんだな』と思いました。決して良いことではないんですが、彼はたまに授業に遅刻してくるときがあって。後で何をしてたのか聞いてみたら、『今日は波が良いから、サーフィンしてきたんだ』って返ってきて(笑)、自由な人でしたね」

――3カ月間、実際に暮らしてみて、何か違いを感じましたか。

「カフェが14時半頃に閉まることにびっくりしました！　オーストラリアは朝方の人が多いので、カフェも朝５時から開いています。それだからか、閉まるのも早い。日本にいる感覚で夕方頃に『ちょっとコーヒー飲みたいな』とか思っても、全部閉まっています。軽くカルチャーショックを受けました。オーストラリアのみなさん、閉店早すぎだなと(笑)。もっと長くオープンしとけばお客さんも来るだろうに……とかずっと思っていました。室内では靴を脱がないことも最初はびっくりしました。僕がお世話になっていた家は、ホストマザーが日本人のためか、日本仕様で。玄関で靴を脱ぐ家だったのですが、ご近所さんは気にせず、靴を履いたまま上がってくるんです。他人の家なのにすごいな、と。驚きはありましたが、ご近所付き合いが多い土地柄なのはいいなと思いました。僕が家で過ごしている時も、よく人が訪ねてきました。ご近所さんはみんな話しかけやすいし、向こうも話しかけてくれる、親しみやすい雰囲気で満たされていました」