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ATHELETIC TRAINER
COURSE

文部科学大臣認定「職業実践専門課程」

十三キャンパス

TRAINER FIELD

アスレティックトレーナーコース

2年制

アスリートを一番近くで支えたい。

アスレティックトレーナーは、選手を最も近くで支える仕事です。ケガや障害の予防、リコンディショニング、トレーニング、健康管理、応急処置……。競技の現場で、メディカルチームの一員として重要な役割を担います。

本コースでは、文科省傘下の日本スポーツ協会が公認するアスレティックトレーナー(AT)資格を最短の2年間で取得することができます。

資格試験を受験するためには、180時間以上の現場実習経験が必要になりますので、学生は姉妹校の履正社高校や、スポーツ学科の競技コースなどで実際に選手と関わりながら、トレーナーとしての力を日常的に磨きます。年間通して一つのチームをみることも多く、オフシーズンからシーズン終了まで、ケガをした選手に対してリハビリから競技復帰までをサポートする経験は、大きな財産となるでしょう。

指導を担当する教員・講師は、日本代表チームに帯同経験のある者もおり、本校のように10名以上のAT資格保有者が教員として在籍する学校は、全国にもほとんどありません。

2023年に行われたAT理論試験では、2年制の学校として4年連続、合格者数関西No1を達成(当校調べ)。18年度にはプロチームで長期間研修する「アドバンスコース」もスタートするなど、実践的な教育で、優れたトレーナーを次々輩出しています。

また本校は、AT取得を目指しながら医療系国家免許や英語の語学力、各種競技の専門資格やスキルも取得できる「ダブル・ラーニング制度」を用意しています。

KEY POINTS

学びの特徴

AT資格が2年で。「合格者数」
4年連続関西No.1※。

本校で取得できるアスレティックトレーナー資格は、文科省傘下の日本スポーツ協会公認。現在はこの資格を保有していることがほとんどの競技でトレーナー採用の条件になっています。取得のための勉強ができるのは、認定校のみ。本校は2年間での取得が目指せる上、2023年度の理論試験では2年制の学校として4年連続、関西No.1の合格者数を出しました(※当校調べ)。

資格試験対策として、
学習アプリを独自開発。

2024年度より、本校独自の学習アプリ「RISTA」の活用が本格スタートします。学生がつまずきやすい解剖学を中心に、オリジナル問題などを約2万問をスマホ上で出題します。スキマ時間を使って学ぶのにもぴったりの学習ツールです。

アドバンスコースは
プロへの近道。

本コースでは意欲がある学生に対し、2年制課程修了後、プロスポーツチームのトレーナースタッフとして最大1年間インターンとして働く「アドバンスコース」の道も用意しています。派遣先はバスケットボールのBリーグ、サッカーのJリーグ、ラグビーのリーグワン、野球の四国アイランドリーグなど(順次、拡大中)。プロの現場に身を置き、スタッフとして経験を積むことで、将来の進路は大きく広がるでしょう。

トレーナーだけじゃない。
S&Cコーチという選択肢。

アスリートが必要とするトレーニングスタッフは、アスレティックトレーナーだけではありません。アスリートにトレーニング指導を行い、身体作りとパフォーマンス向上を導くストレングス&コンディショニング(S&C)コーチの重要性が近年飛躍的に高まっています。本コースでは、競技スポーツの第一線で活きるトレーニング指導者の資格も重視。1年時にストレングスコーチの資格を取ることで就職活動も有利になり、希望に沿った進路選択が可能です。

ABOUT JSPO-AT

日本スポーツ協会公認
アスレティックトレーナー
(JSPO-AT)について

一般的なJSPO-ATの教育領域は、下の図のとおり、リコンディショニングやコンディショニングが中心となります。しかし、履正社では2年間の学びを通して、選手のさらなる身体機能向上を導く「ストレングス」と呼ばれる領域まで踏み込んで指導ができる力を養います。1年次は、体力や身体機能について学び、トレーナーとしてのベースを整えます。2年次には、コンディショニングや動きを強化するための応用について学び、指導力の幅を広げます。履正社が目指すのは、超実践型教育。JSPO-AT以外にも資格取得や実習を通して、現場で活躍できるトレーナーを育成します。

履正社でのATの教育領域

JSPO-ATをめざす理由

プロスポーツトレーナーの近道はJSPO-ATを取得すること。なぜなら、プロチームや国体出場チームに帯同するには、その資格が必要とされているからです。トレーナー資格は数多くありますが、何を取得するかによって指導できる対象や指導内容が大きく変わってきます。競技レベルの高い選手をサポートしたいと考えているのであれば、JSPO-ATの資格取得をめざしましょう。

CAREERS & CERTIFICATIONS

将来のキャリア・資格

主な進路

  • スポーツチームトレーナー
  • 整形外科・リハビリセンター就職
  • フィットネスクラブ就職
  • 一般企業就職
  • 内部進学
  • 大学編入学

取得可能な資格

  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
  • 日本トレーニング指導者協会(JATI)認定トレーニング指導者
  • ファンクショナル・ストレングスコーチ(CFSC認定)
  • ViPRインストラクター
  • TRX® 認定トレーナー など

ダブル・ラーニング選択者のみ

  • 理学療法士(国家免許)
  • 柔道整復師(国家免許)
  • はり師・きゅう師(国家免許)
  • TOEIC800(目標スコア)
  • 各種競技指導者資格 など

ENVIRONMENT

学習環境

動画、アプリ等を活用したICT教育を実施。

アスレティックトレーナーコースでは独自の学習環境として、学生カルテによる個別サポート、授業動画の活用、オリジナル学習アプリの運用を行っています。まず学生カルテ「リスレコ」は、教員のアドバイスのもと、AT理論試験合格に向けて1年半の学習プランを各自で設定することができます。次に、学生専用のYouTube動画を利用することで、学生がつまずきやすいとされる「解剖学」の予習・復習がいつでも可能です。どれも1本約10分程度と、すきま時間に視聴しやすい構成にしています。また、オリジナル学習アプリ「RISTA」は、オリジナル問題や過去問対策問題を豊富に用意。スマートホンを使っていつでもどこでも予習・復習・問題演習が可能です。

CURRICULUM

授業・カリキュラムの内容

2年間の流れ

1年次

トレーナーとしての基礎を固める

学びのPOINT

1年次は人の身体、トレーニングに関する知識をしっかりと学びます。テーピングやトレーニング指導など、実技の基礎も習得しながらスポーツ現場に赴く準備をします。同時に、ローテーション実習がスタート。府内15カ所にある提携先で野球、サッカー、バスケットボールなどさまざまな競技に関わり、トレーナーが現場で行う業務や求められることを理解していきます。

主な行事

オリエンテーション
AT現場ローテーション実習開始

AT現場合宿実習

AT現場実習配属
チーム決定

JATI・CFSC資格試験
東京トレーナー研修

2年次

学んだ知識、
技術をスポーツ現場で実践

学びのPOINT

2年生は固定実習の中心メンバーとして特定のチーム、選手をサポート。トレーニング、コンディショニング、救急対応、リコンディショニングなど幅広い知識と技術を応用し、現場実習に活かします。教員のアドバイスを受けながら、自身で考え、実践して選手を支える力を養います。また、2年次からはJSPO-AT試験対策が本格化。きめ細かなサポートを受けながら、「現役合格」を目指します。

主な行事

JSPO指導者共通科目オンラインテスト

AT現場合宿実習
TRX®、ViPR資格試験

AT現場実習終了

JSPO-AT実技試験
JSPO-AT理論試験

主な共通カリキュラム

スポーツ医学、トレーニング論など、スポーツ学科共通のカリキュラムを学びます。

スポーツ科学 トレーニング論 スポーツコーチング論Ⅰ スポーツコーチング論Ⅱ
スポーツ医学 スポーツマネジメント論

主な専門カリキュラム

アスレティックトレーナーに必須の専門知識、技術を習得します。

運動生理学 スポーツ(トレーニング)科学 機能解剖学Ⅰ・Ⅱ 管理予防論Ⅰ・Ⅱ
テーピングⅠ コンディショニングⅠ・Ⅱ・Ⅲ リコンディショニングⅠ・Ⅱ・Ⅲ 理学療法概論
理学療法評価法Ⅰ・Ⅱ 救急対応論Ⅰ・Ⅱ 検査測定評価法Ⅰ・Ⅱ スポーツ整形外科学Ⅰ・Ⅱ
スポーツ内科学 バイオメカニクス

主なコース科目

スポーツ栄養学 生理学 触診演習 トリートメント
(物理療法含む)
トレーニング実習
(UP・SAQ)
トレーニング実技Ⅰ・Ⅱ
(JATIの実技内容含む)
AT実技対策Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ AT理論対策Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
AT実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ AT演習 テーピングⅡ トレーニング実技Ⅲ・Ⅳ
トレーニング指導者基礎論Ⅰ・Ⅱ(JATI) ファンクショナル
トレーニング実習Ⅰ
(TRX)/(DAH)
ファンクショナル
トレーニング実習Ⅱ(CFSC)
ファンクショナル
トレーニング実習Ⅲ
(ViPR他)

PICK UP CURRICULUM

テーピング

プロの要求に応える高度な技術を習得。

適切なテーピング技術をマスターするためには、継続的な練習と経験が不可欠です。また、アスリートの怪我の程度やニーズを適切に把握し、正しい解剖学的知識に基づいて最適なテーピングプランを立てることも重要です。本コースでは2年間でこれらのスキルをしっかり積み上げていきます。

リコンディショニング

復帰後の選手を再び良いコンディションへ。

スポーツでは怪我や故障は避けられないものであり、回復後に復帰する選手が最高のパフォーマンスを発揮できるようにするリコンディショニングは非常に重要です。適切なリハビリテーションやトレーニングプログラムにより、筋力、柔軟性、バランス、身体の機能を改善し、怪我の再発を予防することも可能となります。本コースでは、豊富な実習により、全ての学生がリコンディショニングの実践経験を積んでいきます。

TOPIC

トレーナーとしての幅を広げるストレングス系、コンディショニング系資格も用意。

JATI-ATI

競技スポーツ分野において、選手の体力強化や傷害予防を目的としたトレーニングを作成、指導できるようになるための資格です。

CFSC

CFSCはファンクショナル・ストレングス・トレーニングの認定資格。従来の筋力トレーニングではなく、”動き”に着目したトレーニングです。学校団体で取得できるのは履正社のみ。スポーツやフィットネスの現場で使えるトレーニング指導とコーチングを学べます。

ViPR

動きに負荷をかけることで身体の機能を回復させるトレーニングギア、ViPR。バランス感覚、筋力、敏捷性などさまざまな能力が向上。9000以上のエクササイズが実践できるので、アスリートから高齢者まで幅広いクライアントに活用できます。

TRX®

TRX®サスペンショントレーニングは、効率的な全身ワークアウトが行える最新トレーニング。重力と自重を活用し、数百種類のエクササイズを行えます。学校団体で履修できるのは本校のみで、サスペンショントレーニングとファンクショナルトレーニングの2種類を学べます。

時間割例

1年生の場合(例)

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
1時限
9:30~11:00
身体評価学 トレーニング科学 トレーニング実技Ⅰ AT演習 テーピングⅡ
2時限
11:10~12:40
触診Ⅰ スポーツ医学Ⅱ スポーツ栄養学Ⅰ トレーニング実習 スポーツ生理学Ⅱ
3時限
13:30~15:00
スポーツ心理学Ⅱ リコンディショニングⅠ 現場実習
(水or金)
リコンディショニングⅠ 現場実習
(水or金)
4時限
15:10~16:40
AT理論試験対策Ⅰ 体力測定評価学 現場実習
(水or金)
解剖学Ⅱ 現場実習
(水or金)
5時限
15:10~16:40
現場実習
(水or金)
現場実習
(水or金)
  • 実技
  • 座学
  • 実習
  • ※上記のタイムテーブルは一例です。

実習・研修プログラム

実習の現場から

少人数での実習を、スポーツ強豪校で。

アスレティックトレーナーの現場実習は、アスレティックトレーナー資格保有者の指導の下で行う必要があります。実習生の人数が多くなるときめ細やかな指導ができず、貴重な実習が”見学”で終わってしまいます。本コースでは、現場実習を3~5名程度の少人数制で実施し、より実践的な指導を行っています。対象競技は野球、サッカー、ラグビー、バスケットボール、バレーボール、テニス、柔道、剣道、水泳、陸上など様々。姉妹校である履正社高校を始め、全国レベルで活躍するスポーツ強豪校で年間を通して実習経験を豊富に積むことができます。
また、1年次に実施される東京研修では、オリンピック代表選手など国内トップクラスのアスリートが集うトレーニング施設の見学や、第一線のプロトレーナーから直接トレーニング指導を受けます。

研修プログラム

東京トレーナー研修
少人数で実施する、実践的な現場実習

1年次に実施される東京トレーナー研修では、オリンピック代表選手をはじめ、国内トップクラスのアスリートが集うトレーニング施設の見学や、世界で活躍するプロトレーナーから直接トレーニング指導を受けます。また、研修中はトレーナー会社やスポーツメーカーなど様々な企業の方にご登壇いただき、スポーツ業界の今についてお話いただく時間も豊富です。これらの研修を通し、アスレティックトレーナーをめざす学生のマインドを一段と高めていきます。

トレーナーステーション
トレーナーステーション

超実践型教育の特徴は、現場実習の時間が豊富にあることです。学外イベントや試合・大会などにトレーナーステーションを開設し、学生たちがトレーナー活動を行います。呼び込みからストレッチやコンディショニングといったメニュー作成など、学生が主体となってトレーナー活動を行います。

ADMISSION SYSTEM

社会人向け入学制度

医療国家免許保持者、4年制大学体育系学部卒業者対象

社会人・既卒者のアスレティックトレーナー資格取得をサポートしています。

社会人トレーナーが選ぶ、公認ATへの最短ルート。

既に医療国家免許を保有されているか、4年制大学の体育系学部を卒業済みの(あるいは卒業見込みの)方のために、2020年、新たな学びの機会が用意されました。

現在トレーナー活動をされている方が、プロ競技やオリンピック競技、国体チームに帯同するために必須となる日本スポーツ協会公認のアスレティックトレーナー資格を取得するためには、都道府県の体育・スポーツ協会などの推薦を受け、日本スポーツ協会の養成講習会を受講する必要があります。

しかし、AT資格を取得するには合計750時間のカリキュラムを修了した上で理論試験・実技試験に臨まなければならず、講習会には毎回定員が厳しく設けられているため、仮に実績を認められ、各スポーツ団体の推薦を得られたとしても、受講を許されるためには非常に長い「順番待ち」の列に並ばなければなりません。
受講が認められるまでには5 年、6 年とかかるケースもあるため、数多くの医療関係者が、日本スポーツ協会がカリキュラムを承認する学校に進学し、アスレティックトレーナー資格の取得を目指しています。

本校では2年間で日本スポーツ協会公認のアスレティックトレーナー資格が取得できる上、社会人の方を優遇するサポート制度が充実しています。

平日の朝昼に特化した時間割なので、午後からの勤務も可能。駅から近い都心型キャンパスであることも社会人の方には嬉しい環境です。

01.トレーナー関連資格を働きながら2年間で取得することができます。

本コースでは、国内最高峰のトレーナー資格である「日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー資格」取得を、社会人として働きながら、空いた時間を効率的に使って目指すことができます。医療国家免許を保有されている方、もしくは4 年制大学の体育系学部を卒業された(卒業見込みの)方が対象となります。
また、アスリートの身体作りやパフォーマンス向上を指導する「ストレングス&コンディショニングコーチ」も同時に目指したい方には、日本トレーニング指導者協会認定のトレーニング指導者資格(JATI-ATI)をあわせて取得することを推奨しています。

  • ※ 受験資格の詳細についてお知りになりたい方は、本校アスレティックトレーナーコース(06-4862-7013)までお問合せください。
お問い合わせ先

06-4862-7013(平日 10:00~17:00)

02.社会人・既卒者を対象にしたサポート制度が充実。

履正社には多彩な入試制度があります。プレテストやAO 入試、一般入試以外にも、本校が定める医療分野、スポーツ分野等の各種資格をすでにお持ちの方を対象にした「有資格者制度」を用意しています。また、4年制大学の体育系学部を卒業された(卒業見込みの)方には「リスタート制度」が適用され、学び直しのための学費が抑えられます。
また、本校で必要な単位のうち、各種医療国家免許やスポーツ資格取得の際に履修を終えた単位に関しては一部、認定が可能です。詳しくは本校アスレティックトレーナーコースまでお問い合わせください。

03.ライフスタイルにあわせたスケジューリングが可能です。

授業は平日の朝9時30分から12時40分までが中心。午後から医療機関等で働く時間を確保しつつ、効率よく単位を取得することも可能です(※単位認定数によっては、午後も授業を受けていただく場合があります)。また、キャンパスの所在地は大阪· 梅田からひと駅の十三。駅から徒歩2分の距離にある、社会人にやさしい都心型キャンパスです。

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
1時限
9:30~11:00
テーピング リコンディショニング バイオメカニクス トレーニング科学 スポーツ栄養学
2時限
11:10~12:40
身体評価学 体力測定評価法 スポーツ医学I 触診I トレーニング実技
  • 実技
  • 座学
  • 実習
  • ※上記のタイムテーブルは一例です。
  • ※保有資格やその他の条件により、午後も授業を受けていただく場合があります。
  • ※週に1度、午後に現場実習があります。

04.履正社ならではの、超実践型授業。

指導を担当する教員・講師は、アスレティックトレーナーとしての経験が豊富で、日本代表チーム帯同経験を持つ者もいます。日本スポーツ協会公認のアスレティックトレーナーが10名以上、教員として在籍する学校は、全国にもほとんどありません。監督やコーチとの連携のあり方、選手とのコミュニケーションの取り方、トレーニングメニューの作成など、多岐にわたるアドバイスを実体験に基づいて行います。

入試情報

入試区分 エントリー期間
履正社特別奨学金制度
(プレテスト)
2024年4月1日(月)~2024年5月31日(金)
リスタート入試 2024年5月1日(水)~2025年3月13日(木)
有資格者入試 2024年5月1日(水)~2025年3月13日(木)
AO入試 2024年6月1日(土)~2024年9月30日(月)
内部推薦入試 2024年6月1日(土)~2025年3月13日(木)
一般入試 2024年10月1日(火)~2025年3月13日(木)
  • ※募集概要や選考方法など詳細をお知りになりたい方は、本校アスレティックトレーナーコースまでお問い合わせ下さい。
お問い合わせ先

06-4862-7013(平日 10:00~17:00)

学費

入学金

100,000円

授業料等(1、2年次共通)

前期納入金(授業料・施設設備費・実習費) 685,000円
後期納入金(授業料・実習費) 485,000円
年間合計 1,170,000円

  • ※ 上記金額に加え、別途活動費およびテキスト代が必要となります。
  • ※ 履正社特別奨学金制度(プレテスト)、リスタート入試、有資格者入試、AO入試、内部推薦入試の受験者には、初年度に授業料の減免が適用されます。

OBTAINING CERTIFICATION

社会人に選ばれる理由

「AT理論試験合格率100%」を叶えた学生生活。

2022年11月に行われた日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT、以下AT)理論試験で、本校の社会人学生が全員合格(5名中、5名合格)という快挙を成し遂げました。仕事と両立しながら難関試験を突破した彼らに、本校を選んだ理由や学生生活の思い出を振り返ってもらいました。

伊藤 涼さん (理学療法士)

「28歳で入学。学びたいと思った時が、
ベストタイミングだと思います」

1992年生まれ、大阪府出身。大学卒業後、理学療法士として総合病院で研鑽を積む傍ら、28歳で履正社に入学。卒業後、これまでの仕事を続けながら、大学ラグビー部トレーナーとしてインターンをスタートさせた

Q1. ATを目指した理由を教えてください。

総合病院で理学療法士として働いています。主に急性期を中心に、回復期、維持期とリハビリを行ってきました。数年前、社会人ラグビーチームの方に「チームを見てみないか」と声をかけてもらい、関わるようになったんです。その後、自分自身も選手としてラグビーをプレーするようになり、すっかり魅力にハマって。2019年のワールドカップを観た際に「こんな現場に関われるようになりたい」と思ったのがきっかけで、AT資格の取得を考えるようになりました。(入学する)1年前ぐらいから学校情報を集め出し、半年前には履正社への進学を決めていました。

Q2. 履正社のATコースを選んだ決め手は?

資格取得を考え出した時、27歳でした。なのでやはり、最短で資格を取りたかった。3年制ではなく2年制だった履正社のATコースはその点で、大きな決め手でした。また理学療法士だけでなく柔道整復師、鍼灸師、管理栄養士などAT以外にさまざまな資格を持つ先生方がいらっしゃることも、自分にない視点を得られそうだ、と期待していた部分でした。

Q3. どんな学生生活でしたか。

職場の上司が「どんどんチャレンジしたらいいよ」と快く送り出してくださり、仕事との両立はスムーズでした。自由時間はすべて勉強にあてるほど、一生懸命学んだ2年間でした。

Q4. 「履正社のATコースで学んでよかった」と感じるのはどんな点?

理学療法士はドクターの診断を受けてから患者様や選手にアプローチするのが基本。ですので、これまで私は目の前で起きたケガに対応したことがありませんでした。診断名がついていないケガに対し、選手の状況を見ながら即座に判断することに慣れず、最初は戸惑いました。でも、こういった経験をできたこと自体が大きな学びになりました。指導していただいた先生方それぞれの、選手やチーム、ケガやトレーニングへの向き合い方や考え方がとても勉強になり、今後に活かしていきたいと思っています。履正社は先生方と学生の距離がとても近く、ちょっとしたこともすぐ質問できる環境なのもありがたかったです。また、野球、サッカー、バスケットボールなど様々な競技の現場を回るローテーション実習は、競技ごとの特性の違いを知ることができ、スポーツ現場の幅の広さを実感できました。

Q5. 苦労した授業はありましたか?

テーピングですね。大学の授業でもやりましたが、ほんのさわり程度だったんです。テーピング、アイシングなどの基本は独学で勉強していましたが、試合帯同など、現場を体験する中で改めてその奥深さを感じました。

Q6. 試験対策はどんな感じで進めていましたか。

理論試験は基本的に自分のペースで進め、わからないことがあったら空き時間に学生同士で質問し合うぐらいでした。逆に実技試験は、みんなで一緒にがんばりました。医療実務者としての視点がそれぞれにあるので、「こうしたほうがいいんじゃない?」と意見を出し合ってアプローチを変えてみる、という相談はよくしていましたね。先生方の追い込みは……厳しかったですね(笑)。「当然、受かるよね?」という雰囲気だったので、気持ちが引き締まりました(笑)。

Q7. 今後の目標は?

ケガの処置からベストなパフォーマンスでの復帰まで、PT(理学療法士)、AT双方の視点で幅広く選手を見ることができるトレーナーになりたいです。最終的にはラグビーのプロチームのトレーナーになるという夢を描いています。

Q8. キャリアチェンジ、再進学を考えている方にメッセージをお願いします。

学ぶことに年齢は関係ありません。学びたいと思った時が、ベストタイミングだと思います。

竹内 雄祥さん (柔道整復師)

「先生方の多彩なキャリア、豊富な実習……。
視野をぐっと広げることができました」

1999年生まれ、広島県出身。広島の専門学校で柔道整復師の資格を取得後、本校進学を機に大阪へ。接骨院勤務と履正社での学生生活を両立した。卒業後は横浜のクリニックで働きながらトレーナー活動をスタートさせた

Q1. ATを目指した理由を教えてください。

ずっと硬式テニスをやっていました。選手としての道は極められませんでしたが、競技に関わりたくてトレーナーを目指すようになったんです。まずは国家資格である柔道整復師を取得し、その後、ATに挑もうと考えていました。

Q2. 履正社のATコースを選んだ決め手は?

地元の広島にはアスレティックトレーナー資格を取れる学校がなく、福岡など他エリアへの入学も検討していました。ですが、元々学んでいた専門学校の先生が履正社の先生とつながりがあり、勧めてくださったんです。早く現場に出たかったので、2年でアスレティックトレーナー資格が取れることが一番の魅力でした。

Q3. どんな学生生活でしたか。

医療資格保持者ということもあり、単位認定をしてもらえたので授業はほぼお昼過ぎには終わっていました。その後、勤め先の接骨院に向かい、お昼休憩をはさんで16時から働く流れが多かったです。定期試験はそんなに大変ではありませんでした。ですが、ATの理論試験前はやはりそうもいかなかったです(笑)。追い込みの時間を確保するのに苦労しましたね。休みの日以外も、仕事の空き時間を使ったり、診療後早めに帰宅させてもらうなどして勉強しました。

Q4. 「履正社のATコースで学んでよかった」と感じるのはどんな点?

AT実習が履正社高校女子野球部の担当でした。治療に携る機会もいただけて、トレーナーとしてだけでなく、柔道整復師としての視野も広がったと思います。難しい症状に遭遇することも多く、だからこそ貴重な経験になりました。スポーツ現場でさまざまな実践が積めたのはとても大きいです。女子野球部のみなさんは、試合や練習中はキリっとしてかっこいいんです。でも、野球を離れたら女子高生!な感じで(笑)。オンとオフの切り替えがはっきりしてるなぁと思いました。

Q5. 他メンバーとの学びはいかがでしたか。

僕は柔道整復師ですが、理学療法士など違う医療資格を持つ仲間がいたからこそ、自分にない視点を得ることができました。先生方の授業も内容が濃かったです。医療現場にいる実務者向けの、一段上のお話を聞くことができました。

Q6. 本校卒業後、横浜に拠点を移したそうですね。

履正社の先生からのご紹介で、クリニックに勤務する傍らトレーナー活動を始めています。最終的にはテニスのトレーナーを目指していますが、在学中、野球にも関われましたし、今はいろんな現場を見ていきたいと考えています。

Q7. 今後の目標は?

世界を転戦するプロテニス選手のトレーナーになるのが夢です。

Q8. キャリアチェンジ、再進学を考えている方にメッセージをお願いします。

何歳からでも勉強は始められると思います。特に柔道整復師は鍼灸師の資格を合わせて取る人も多く、複数の資格を保持すること自体がスタンダード。いろんな資格があることで「できること」がぐっと増えるし、僕自身も今、その醍醐味を味わっています。

森岡 日菜乃さん (理学療法士)

「AT資格を取ることで、
自分に自信をつけたかったんです」

1998年生まれ、兵庫県出身。大学卒業後、整形外科で理学療法士としてキャリアをスタートさせると同時に、履正社に進学。現在はスポーツクリニックで理学療法士としてリハビリテーションに携わりながら、サッカークラブチームのアカデミーでU-15男子のトレーナーとして試合帯同等を行う

Q1. ATを目指した理由を教えてください。

高校時代、サッカー部のマネージャーをしていたんです。スポーツチームに関わる人になりたくて、理学療法の道を選びました。大学で理学療法を学ぶ中で、「スポーツ現場にはAT資格を持った人が多い」ということを聞き、両方の資格を取りたい、と思うようになりました。私はなかなか自分に自信が持てないタイプで……。理学療法士だけでなく、もうひとつ資格を持つことで、少しでも自信をつけたい。そんな思いもありました。

Q2. 履正社のATコースを選んだ決め手は?

大学4年の時に履正社のATコースを知り、入学を決めました。ATは各スポーツ競技の協会から推薦を受けて受験資格を得るルートもありますが、時間がかかってしまうのが現実。早く現場に出たかったこともあり、2年で受験資格が得られるのも決め手でした。働きながら学ぶことにしたのは、理学療法士としてもしっかりと知識と経験を積み、胸を張って「理学療法士です」と言える人になりたかったから。理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、管理栄養士など、国家資格とダブルでAT資格を持った先生方がたくさんいらっしゃるので、いろんな視点で学べることも魅力でした。

Q4. 実習でのエピソードを教えてください。

AT実習はサッカーのクラブチームに所属する小中学生を担当しました。元々トレーナーがいないチームで、立ち上げから参加したんです。はじめはケガの処置などからでしたが、実習期間の終盤にチームが30分、トレーナーのために時間を設けてくださって。ウォーミングアップで姿勢を整えたり、ケガのない身体作りを行うトレーニングを考えて実施しました。小中学生と関わるのは初めての経験。最初は「ちゃんとやらないと」という気持ちがあり、ちょっと緊張していました。でも、みんなが楽しそうに身体を動かしてくれるのを見ていると、「私も、もっと楽しんでやらないと」と考えるようになりました。内心、緊張していたとしても、子どもたちに伝わらないよう笑顔で柔らかい雰囲気でいるよう心がける。そんなことを学べました。夏は合宿実習に参加したり、サッカー大会のトレーナーブースでたくさんの選手を対応したり。実習が豊富で、とても良い経験になりました。また、先生方の指導を通して、トレーナーという仕事の様々なありようを学べました。たくさんの人やチームとのつながりを作っていただいたことにも感謝しています。

Q5. 今後の目標は?

女性で活躍しているトレーナーはまだまだ少ないので、「女性ならでは」というのは意識しています。女性アスリートにも関わってみたいですね。また、選手のメンタルケアも行えるようになりたい。身体だけでなく、心にもしっかりと寄り添えるトレーナーを目指しています。

Q6. キャリアチェンジ、再進学を検討する方にメッセージをお願いします。

私自身、自分に自信をつけるために入学しました。在学中は先生に「もっと自信を持って!」と言われましたし、どうしても周りと比べてしまうこともあって。でも、「トレーナーになりたい」という強い気持ちがあれば、夢は叶います。今は自信もつきましたし、自分の幅が大きく広がったと思います。

上吹越 隆造さん (理学療法士)

「ATの勉強を通じて、理学療法士の仕事を
より究めたいと考えるようになりました」

1999年生まれ、鹿児島県出身。小中学校で野球、高校ではラグビーに親しむ。専門学校卒業後、理学療法士としてのキャリアをスタートさせ、同時に履正社へ入学。現在はスポーツクリニックでリハビリテーションに携わる

Q1. ATを目指した理由を教えてください。

理学療法の勉強をしていた前の学校で、クラスにAT資格を持っている人がいたんです。それもあり、AT資格は気になっていました。その人から資格についていろいろ聞いているうちに「自分の幅を広げたい」という気持ちになって。PT(理学療法士)としての仕事の領域は「ケガをした方」が対象になります。ですがATなら、ケガがなく「競技力を上げたい」という方のパフォーマンスを上げることもできる。両方の視点で見られるトレーナーになりたかったんです。

Q2. 履正社のATコースを選んだ理由は?

何校か考えていた中で、まずは自宅と職場からアクセスが良い履正社のオープンキャンパスに参加しました。そうしたら教員の先生から「2年で受験資格が得られる」「単位認定されればお昼過ぎには授業が終わり、午後から働ける」と説明があって。こんなに環境が整っているのなら仕事と両立できる、と思って決めました。

Q3. どんな学生生活でしたか。

まず前提として、職場がスポーツクリニックだったこともあり、仕事と学業の両立ができるよう融通をきかせてもらうことができました。授業は実技面がとても勉強になりましたね。先生方から多様なアプローチ、手法を学びました。手技や選手、チームとの関わり方など、一人ひとりが違う引き出しで実践されていたのが興味深かったです。

Q4. 実習でのエピソードを教えてください。

実習先はサッカーのクラブチームで、小中学生の子どもたちを見ていました。1年間の実習を通し、テーピングや応急処置だけでなく、コンディショニングや身体の使い方を向上させるトレーニングメニューの考案まで関わることができたのは良い経験でした。メニューは子どもたちの身体の発達に合わせて組み立てるんです。さらに「小学生にはサッカーだけでなく、いろんな運動をやらせてあげたい」というコーチからの要望もあり、鬼ごっこや片脚ケンケンなど、楽しみながらもサッカーに必要なトレーニングになる要素をからめて考えました。実習を重ねるうちに、コーチから「あの子は前、こんな動きはできなかったのに、トレーニングを経てできるようになったね」と言ってもらえた時は、とてもうれしかったです。

Q5. 今後の目標は?

当初はアスリートに関わりたいと思っていましたが、実習の経験から、子どもたちに運動を教えたいという気持ちが芽生えました。今後もPTとして働きながら、子どもたちのスポーツに関われる施設にも行ってみたいなぁと考えています。

Q6. キャリアチェンジ、再進学を考えている方にメッセージをお願いします。

僕自身、理学療法士の資格を取ったものの、ずっと「自分は何をやりたいんだろう」と迷っていました。わからないまま、幅を広げようと思って履正社に入学したんです。ATの勉強をする中でPTの仕事の面白さに気づき、もっと究めたい、と考えるようになりました。またトレーナーとしても、自分は何がしたいのかを考え続けた2年間でした。最終的にはPTとAT、どちらも活かせて、「自分にしかできないこと」を模索していくんだろうなぁ、と思っています。何より同級生や先輩、先生方などたくさんの人と出会えたことで視野が広がり、成長できました。

INTRODUCTION OF TEACHER

教員紹介

山口 宗明

アスレティックトレーナーコース GM

高知リハビリテーション学院 理学療法学科を卒業。兵庫、高知の病院やクリニックで経験を積み、高知県体育協会推薦によりJSPO-AT取得。 本校バスケットボールコース、サッカーコース、履正社高校女子硬式野球部のATとして活動

  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
  • 理学療法士

本コースは、アスレティックトレーナーとして本気でアスリートを支えたいと思う人のためのコースです。現場で即戦力となるアスレティックトレーナーを育成しています。熱い気持ちを持つ皆さん、是非入学してください。 私たちも皆さんの夢の実現に向け、本気でサポートします。

今井 亜季

これまで兵庫県立星陵高校アメリカンフットボール部(2007~現在)、履正社高校陸上部(2010~2013)、本校サッカー部(2013~2014)、 履正社高校女子バレーボール部(2014~現在) などでトレーナー活動を行う

  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
  • 健康運動実践指導者

トレーナー活動を行う中で直面する問題は、答えは一つとは限りません。必要な知識だけでなく"考える力"を共に養っていきましょう。

大石 果歩

本校ATコースを卒業後、整骨院でトレーニングやリハビリ業務を担当。大学女子バスケットボール部でのトレーナー活動やピラティスレッスン、デイサービスでの運動指導などの活動を経て、2018年にオーストラリアへ留学。2年後帰国し、バンビシャス奈良(Bリーグ)でトレーナーを務めた

  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
  • PHIピラティスMATⅠ.Ⅱインストラクター

アスレティックトレーナーは現場で求められる存在で、その現場の即戦力となるための力を養えるのが履正社の強みです。サポートしている選手を笑顔にできるトレーナーになれるように、共に学びましょう!

加用 麗香

2014年から中体連や選抜メンバーの大会に帯同。大阪偕星学園高校サッカー部や大塚高校陸上部でのトレーナーを経て、現在も中体連陸上競技の強化合宿や全国大会への帯同を担当している

  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
  • 柔道整復師

スポーツ現場は想像以上に覚悟と責任が必要です。いい緊張感を持ちながら、2年間頑張りましょう。

小山 幹生

スポーツに関わる仕事をしたいという想いから、本校のATコースに入学。将来的に地元(香川県)で働くことを考え、ATコース卒業後、鍼灸学科に内部進学。ATと鍼灸師の資格を取得し、卒業後は整骨院に勤めながら、本校の非常勤講師としてAT実習を担当。バスケットボールやサッカーのチームサポートを行い、研鑽を積む

  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
  • はり師・きゅう師

向き、不向きではなく、自分がなりたいという前向きな気持ちが何より大事です。スタート位置はみんな一緒です。夢の実現のためにともに頑張りましょう。

下村 有佳里

小学校で管理栄養士として、また大学アメリカンフットボール部では栄養アドバイザーを務める。その後、神戸大学大学院人間発達環境学研究科でスポーツ栄養学を研究。同大学院を卒業後、本校に入職。現在は女子ホッケー日本代表さくらジャパンの栄養サポートを行う傍ら、中高生への栄養指導や、実業団・プロ選手の食事提供・栄養サポートを行う

  • 日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士
  • 栄養教諭
  • フードスペシャリスト
  • 管理栄養士
  • 調理師

身体と「栄養学」は密接な関係があります。アスリートのためのスポーツ栄養学を身近に楽しく学んでいきましょう!

西川 泰己

本校の理学療法学科を卒業し、アスレティックトレーナーと理学療法士の資格を取得。龍谷大学付属平安高校アメリカンフットボール部にてアシスタントトレーナーとして経験を積む。2018年より武庫川女子大学ハンドボール部に帯同しトレーナーを務める傍ら、理学療法士としてクリニックで臨床経験を積む

  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
  • 理学療法士

選手・チームから必要とされるアスレティックトレーナーになれるよう、2年間で知識・技術・経験を積んでもらいます。 誰かのために行動し、共に目標達成に向けて取り組むことができる仕事です。 私たちとアスレティックトレーナーを目指し、共に学び成長しましょう。

部谷 祐紀

青⼭学院⼤学トレーニングセンターで研鑽を積む。2004 年、トレーナー業の傍ら東京農業⼤学栄養科学科に⼊学し、管理栄養⼠の資格を取得。ボート競技⽇本代表チームトレーナーを務める。2011 年からは⽇本オリンピック委員会専任メディカルスタッフとして推挙され、⽇本選⼿団の⼀員としてロンドン、リオ、東京と 3 ⼤会連続で五輪に参加

  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
  • 管理栄養士
  • はり師・きゅう師
  • あんまマッサージ指圧師

トレーナーとは「誰か」の夢や⽬標を⽀える素晴らしい仕事です。そのために必要な知識・技術を本コースでは学ぶことが出来ます。選ばれる、そして選ばれ続けるトレーナーになるためバックアップします。

水谷 麻紀

専門学校卒業後、福祉系とフィットネス系の仕事に従事する。その後、母校でAT教員として14年間勤務。この期間にATとして実業団バスケットボールチームに帯同し、国体ではバスケットボール北海道代表チームのトレーナーも務めた

  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
  • 日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者(JATI-ATI)

選手とともに苦しんだ日々の先には、この上ない感動と喜びがあります。これが“やりがい”の一つだと思っています。この感動と喜びを選手と共有できるよう一緒に学び、夢を実現させましょう!

GRADUATES

卒業生紹介

WEリーグ マイナビ仙台レディース アカデミーフィジカルコーチ

天野 都香沙さん

アスレティックトレーナーコース 2016年卒業

1996年、兵庫県生まれ。須磨翔風高校出身。小学校1年生から高校卒業までバスケットボールをプレー。本校卒業後は整形外科勤務の傍らトレーナー活動を行う。INAC神戸レオネッサを経て、22年よりマイナビ仙台レディースアカデミーフィジカルコーチに就任

  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

勉強を続けられるトレーナーでいたい。

ー進学先に履正社を選んだ理由は?

「顧問の先生に履正社を勧められ、調べていくうちにアスレティックトレーナーという仕事を初めて知りました。将来は学校でトレーナーを務め、ケガの処置やトレーニングの仕方に悩む学生を少しでも減らしたいと思ったのが、志望したきっかけです」

ー学生生活はいかがでしたか。

「アスレティックトレーナーの資格は絶対に1回で合格すると在学中から決めていたこともあり、2年間、勉強はとにかく頑張りました。AT実習では先生方から周りをよく見てから動くよう、徹底して教わりました。それは今、仕事で選手と関わる中で『あの選手は今、困っていそうだな』と、一人ひとりの様子を見てから動いたり、個性に応じて距離感や接し方を変えることを意識する基礎になっています」

ー印象に残っている先生の言葉は。

「『自分でも絶対大丈夫だ、と思えるぐらい勉強してから卒業しないと、現場に出ても足りないと痛感する。ずっと勉強し続けないといけない仕事だよ』と言われたことです。今、それを実感しています」

決してぶれない自分の軸を作りたい。

ー22年の夏、新天地で育成年代のフィジカルコーチになられましたね。

「ずっと育成年代の選手に関わりたくて。人間的にもサッカー選手としても一番成長する、面白い年代です。調子が良くない選手に声をかけたり、ケアの最中にただ話を聞くだけで、翌日、見違えるほどプレーが良くなることがあるんですよ。見ているこちらも刺激を受けます」

ーお仕事はどんな内容ですか。

「アカデミーには50名を超える中高生がいます。週ごとに行うフィジカルトレーニングのメニュー作成をはじめ、高校生にはGPSで走行距離やスピードを計測、分析も行います。また、復帰が近い選手のリコンディショニングも担当します。時間も予算も限りがあり創意工夫が求められますが、自分はずっとこの仕事がやりたかったんだと実感できる現場です。今までの経験を活かしチームに貢献したいと思っています」

ートレーナーとして大切にしていることは何ですか。

「自分の軸を持っておくこと、ですね。周囲から何か言われたとしても『自分はこう思っているし、こうしたい』『選手をこうしてあげたい』と意志を示すというか。その軸がぶれないように勉強して、経験を積んでいるし、ひいてはそれが信頼関係につながるのだと思います」

レッドハリケーンズ大阪 アスレティックトレーナー

浅井 空さん

アスレティックトレーナーコース2019年卒業

1998年、大阪府生まれ。小学生から高校卒業までサッカーに打ち込む。本校卒業後、株式会社プロフェッショナルトレーナーズチームに入社し、ラグビートップリーグ(現リーグワン)レッドハリケーンズ大阪のアスレティックトレーナーを5年にわたって務めている

  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

選手と苦楽をともにする仕事。

ー現在のお仕事内容を教えてください。

「選手に対して、ケガの処置やリコンディショニング、トレーニング指導を行っています。プレー中だけでなく、練習前後のリハビリは選手と一対一で向き合える貴重な時間なので、欠かさず確保しています。身体のケアも大切ですが、選手と丁寧なコミュニケーションをとって関係性を深めることも大事な仕事の一つです」

ーチームには様々な職種の方が関わりますが、ATの魅力は何だと思いますか?

「『選手と距離が近いこと』です。ATは選手がケガをした直後から回復後のケアまで関わるため、家族以上に長い時間を過ごすこともあります。身体のケアだけではなく、心にも寄り添うことで、選手との信頼関係も生まれます。ケガへのネガティブな気持ちは痛みを感じやすくなるので、リカバリーのときはいつも前向きな言葉を掛けるなど工夫しています。苦楽をともにする分、選手が復帰したときの喜びを一緒に分かち合えることは、大きな醍醐味ですね」

ーATを目指したきっかけは何ですか?

「高校3年生の時、長年続けていたサッカーのケガで手術をしました。その時スポーツトレーナーさんにお世話になり、『選手を身近でサポートできる仕事は素敵だな』と思ったことがきっかけです」

ー履正社を選んだ理由を教えてください。

「進路面談でATを目指したいと相談したら先生が履正社を教えてくれました。早く現場に出たかったので、2年でAT資格がとれることが魅力的でした。他にも、AT試験の実技対策に注力している部分や、先生のサポートが手厚いのを知り、安心感が持てました」

自分の経験を後輩に還元したい。

ー履正社の学びで、今活きていることは?

「実習のとき、『リハビリ指導する前に、まずは自分で実践してみなさい』といわれたことです。自分が体感することで『どこの筋肉を使えばいい』『この動作は苦しい』などが理解でき、選手に指導できるようになりました。自分が経験していないことを人に伝えるのは難しい。だからこそ、このアドバイスはとても活きています」

ー今後の目標を教えてください。

「ラグビーというコンタクトスポーツでたくさんのケガに対応してきました。この経験を活かして他の競技チームのトレーナーも挑戦してみたいです。そして、いつか教員になって自分の経験を後輩に還元したいです。トレーナーは現場でしか学べないことも多いので、教科書とリンクさせて実践的な指導ができる先生を目指したいと思っています」

関西大学ラグビー部 トレーナー

横井 亮太さん

アスレティックトレーナーコース 2006年卒業/理学療法学科 2010年卒業

1986年、兵庫県生まれ。本校のアスレティックトレーナーコースを卒業後、整骨院や整形外科で勤務しながら、様々な現場でトレーナー経験を積む。2011年、本校理学療法学科夜間部へ再進学。在学時より、奈良県・御所実業高校ラグビー部にてトレーナー活動を実施。明治大学ラグビー部ヘッドコーチを経て、現在は関西大学ラグビー部でコーチを務める。

  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
  • 理学療法士

成長する過程をみるのが楽しい。

ーアスレティックトレーナーになろうと思ったきっかけを教えてください。

「高校時代は野球部で、度々ケガをしました。僕はそこで『何で痛むんだろう?』って気になるタイプだったんです。トレーニングも好きだったので、興味を持って学んだことを活かして働きたいと思いました」

ー進学先に履正社を選んだ理由は?

「2年間で卒業できたからです。僕の場合は、早く現場に出るということを最優先に考えました」

ー学生生活はいかがでしたか。

「大変でした(笑)。友人と22時まで自習室にこもって勉強した記憶があります。2年生の夏が終わると試験対策も本格化して、課題も山盛り渡されました。ただ、その時の学びが本当に大きかったと思っています」

ー御所実業高校ラグビー部は、本校教員の紹介だったそうですね。

「はい、先生に紹介いただいた当時は兵庫で働いていましたが、チームの活動をみることに重点を置くため、自分の拠点も( 御所実業高校のある)奈良に移しました。チームを見るようになって、もう7年ですね。卒業後も先生にはお世話になっています」

ーそれだけ強く惹かれる理由は?

「彼らは3年間という限られた時間の中で、強くならなければいけません。日中は授業もありますし、チーム練習を優先するので、自分のリハビリは二の次だったりするんです。正直、プロ選手や社会人選手より大変じゃないかと思うこともあります。そんな状況で成長する過程をみるのが楽しいです。実際、プロラグビー選手になる子もいます。僕も根っこは勝負好き。勝つためにできることは全てしていきたいです」

その情報は、選手にとってプラスか。

ー限られた時間で、100名以上の選手を見るのは大変ではないですか。

「なかなか時間が取れないので、よく学生寮にも顔を出します。また、十分に話せない時はSNSでやり取りもしますね。リハビリの経過を確認したり、選手から質問を受けたりします。情報やモノが簡単に手に入る分、選手たちが迷うことも多いです。おすすめされている海外製のプロテインや動画サイトのトレーニングなど、その情報がその選手にとってプラスかどうか、正しい判断が必要です」

ー近い将来の目標は何ですか?

「全国大会準優勝が2回、ベスト4が2回と、まだタイトルを掴めていないんです。このチームで日本一を取りにいきます!」

覧村はり灸整骨院 勤務

浦岡 賢治さん

三重県立名張桔梗丘高等学校 出身

履正社を選んだ理由は、2年間でATの資格を取ることが可能という点と講師の方々が充実しているという点の2つからです。今考えると履正社で学んだ全てのことが、現在の自分自身の土台となっています。特にピラティスと出会えたことは、とてもプラスになっています。お客様から姿勢が良くなった、痛みが出なくなった、キレイになった、タイムが縮んだ…等、結果が出た時の報告を聞くと、とてもやりがいを感じます。夢は独立開業。事業を拡大しトレーナー業の発展、そして貢献できるような企業にしていきたいと思っています。履正社は学びの環境が整っています。後はあなた次第で夢は叶えられるはずです。

げん氣整骨院 勤務

藤野 絢也さん

大阪府立阪南高等学校 出身

京都市内に2つの診療所を持つ「げん氣整骨院」に勤務しています。私はもともとプロとしてスポーツ選手を支える仕事に就きたいと思っていたため、履正社でアスレティックトレーナーの資格を取得しました。卒業後は整骨院に勤務することになりましたが、ケガの評価やリハビリ・メディカルマネジメントなどを行う際には、履正社で学んだことが活きています。今後もこの仕事を通じて、京都の人や街を元気にしていきたいですね。

  • ※肩書き、インタビューの内容は取材当時のものです。

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アスレティックトレーナーコース

POLICIES

教育目標

学位授与の方針
(ディプロマ・ポリシー)

アスレティックトレーナーコースでは、アスレティックトレーナーとして、人として高い倫理観を備え、責任ある行動がとれる人材の育成を目指します。そのため、以下の資質・能力を身につけ、所定の単位を修得した者に卒業を認めます。

1.知識、技能
スポーツ医、科学の知識を有し、スポーツ現場においてスポーツをする人の安全と安心を確保し、パフォーマンスの回復や向上を支援するための技術を有する者。

2.思考、態度
・自らの役割を遂行するために、常に学び続けることができる者。
・科学的根拠に基づいたスポーツ環境の構築に寄与できる者。
・多様な人材と、有機的に連携できる者。

卒業の認定
本コースの修業年限である 2年以上在学し、下記に定める授業時間数以上を履修し、かつ該当する所定の授業科目及び単位数を修得し、卒業審査に合格した者について校長が卒業を認定します。また、本コースは修了者に対し「専門士」の称号を付与します。

授業時間数:1,700 時間
所定の単位数:114単位

卒業審査にあたっては、次に掲げる2項目に基づき、コース長が判定します。

1.履修時間の出席率
全科目総授業時数の 80%以上の出席率があること。
2.授業科目ごとの学業成績
開設・選択された全科目において学年末評価が 60点以上であること。

なお、卒業の認定は、最終学年の終わりに行います。

教育課程編成・実施の方針
(カリキュラム・ポリシー)

アスレティックトレーナーコースでは、「学位授与に関する方針(ディプロマ・ポリシー)」に基づき、次の方針のもとに教育課程を編成し実施します。

1.日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー教育カリキュラムに準じ、共通科目と専門科目のカリキュラムによって体系的な学習を促すカリキュラムを編成しています。
2.日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー教育カリキュラム以外に、専門性を学術的にも実践的にも更に高めていくことを促すカリキュラムを編成しています。
3.ストレングスやコンディショニングに関しても専門的に実践できる能力を取得できるカリキュラムを編成しています。

入学者受け入れの方針
(アドミッション・ポリシー)

アスレティックトレーナーコースでは、アスレティックトレーナーとして社会貢献を行う意思が高く、豊かなコミュニケーション能力を有し自発的に考え行動ができる者を受け入れます。

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