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ENGLISH
DEPARTMENT

文部科学大臣認定「職業実践専門課程」

十三キャンパス 新館

FOREIGN LANGUAGE FIELD

外国語学科

2年制

履正社経由、世界行き。

社会のグローバリゼーションが進行する中、国内のあらゆる業界で英語が話せる人材が不足していると言われています。2020年に新設された本学科は、国際化の進むスポーツ業界をターゲットにしながら、プロスポーツチームへの就職や海外大学進学など、多様な進路を切り開いてきました。

2025年度、本学科はカリキュラムを大幅にリニューアルします。最大の目玉は、1年目の冬と2年目の夏にそれぞれ10週間と4週間にわたって実施する海外留学。本校オリジナルの海外留学で、現地滞在中は語学学校に通って英語スキルを伸ばしながら、本校スタッフが個別にカスタマイズしたスポーツ関連プログラムに参加することが可能です。

本学科では、多くの学生が在学中にTOEICの点数を300点以上伸ばしています。高校時代は部活動に熱中していたため、英語の勉強はほとんど行っていなかったという学生が、海外留学先で他校の学生に「どうしてそんなに英語が話せるの?」と驚かれたというエピソードもあります。中にはTOEICで満点に近い970点を獲得し、通訳として就職した卒業生も出ました。

その秘密は、独自の英語教育メソッドにあります。一般的な英語の講義の他に、スポーツ実況を使ったリスニングやスポーツ記事のリーディングなど、プロスポーツの現場で実際に用いられている英語表現を学んでアウトプットする機会も多く、自分の好きな分野を通じて英語力を伸ばせる点が大きな特長です。

KEY POINTS

学びの特徴

TOEICスコアが大躍進。
970点をマークする学生も。

TOEICスコアの伸びは大きな特徴です。学生は入学後1年半で平均200点スコアを伸ばしており、約3割の学生が300点以上のアップを記録。970点をマークした学生も現れました。飛躍の秘密は、「自分が好きな分野を専門的に学ぶから、高い意欲が持続すること」。入学直後からスポーツ現場で働くことをシミュレーションし、スポーツを題材としたオリジナル教材も用いて、楽しみながら英語の総合力を磨いていきます。

全員2回の海外留学を
個別にカスタマイズ。

本学科は、1年目の冬と2年目の夏、それぞれ10週間と4週間の海外留学が必修となります。留学中は、本校教員が持つコネクションを活かし、現地の語学学校に通いながら、スポーツに関わる環境に身を置くことができます。現地の野球チームに所属する、大学のラグビー部でトレーナー活動を行うなど、体験できる内容は様々。他にはない留学をコーディネートできる点は本校の強みです。

トッププロチームとの
パートナーシップ。

本学科では在学中の現場実習の機会に加えて、意欲がある学生に対し、卒業後、プロスポーツチームのスタッフとしてインターンを経験する道も用意しています。派遣先はバスケットボールのBリーグ、ラグビーのリーグワン、サッカーのJ リーグなど(順次、拡大中)。プロの現場に身を置き、スタッフとして経験を積むことで、将来のキャリアの幅は大きく広がるでしょう。

「ダブル・ラーニング」の
費用対効果に注目。

本校では多様な学びを横断的に、組み合わせて履修することができます。英語力と日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー資格、スポーツの指導者・審判員・パーソナルトレーナーなどの資格、医療系の国家免許などを同時に取得できる「ダブル・ラーニング制度」なら、別々に履修するよりも在学期間が短縮できる上、学納金の大幅な減免制度があります。

CAREERS & CERTIFICATIONS

将来のキャリア・資格

主な進路

  • プロチームマネジメントスタッフ
  • プロチームコーチングスタッフ
  • プロチームメディカルスタッフ
  • 球団通訳
  • 選手通訳
  • スポーツマネジメント企業就職
  • 球団広報スタッフ
  • 国際試合担当レフェリー
  • ホテル関連企業就職
  • フィットネス関連企業就職
  • 海外進学 など

ダブル・ラーニング選択者のみ

  • プロスポーツチームトレーナー
  • 整形外科・リハビリセンター就職

取得可能な資格

  • 海外大学入学資格(ELSレベル112)
  • TOEIC800(スコア目標)
  • ビジネス英語検定 など

ダブル・ラーニング選択者のみ

  • 日本スポーツ協会公認
    アスレティックトレーナー
  • 理学療法士(国家免許)
  • 柔道整復師(国家免許)
  • はり師・きゅう師(国家免許)
  • 各種競技コーチング資格
  • 各種競技レフェリー資格
  • パーソナルトレーナー資格(NSCA-CPT)
  • トレーニング指導者資格(JATI-ATI)

CURRICULUM

授業・カリキュラムの内容

2年間の流れ

1年次

英語の基礎を固め、アウトプットを積み上げる

学びのPOINT

入学後すぐは文法、会話、発音の基礎を総復習。その後、スポーツ現場で役立つ英語や医療英語を学んでいきます。7月頃にはビジネス英語がスタート。日本と海外のコミュニケーション文化の違いや特徴を理解しながら、英語でのアウトプットの訓練を重ねます。語学研修ではオーストラリア・ゴールドコーストでさまざまなプログラムに参加する予定です。

主な行事

TOEIC受験①(入学前実施)
オリエンテーション

球技大会(6月)
TOEIC受験②(7月下旬)

現場実習開始

TOEIC集中講座(12月)
TOEIC受験③(12月)
海外留学(1月~3月)

2年次

英語の応用力を身につけ発展させ、
TOEICスコア800も目指す

学びのPOINT

1年次の学びをベースに、より複雑な内容に踏み込みます。野球やラグビーといったルールが複雑なスポーツについて学んだり、トレーニングドリルを英語で組み立てるほか、プレゼンテーションも盛んに行います。テストのためではなく、ネイティブとのスムーズなコミュニケーションを行うための英語力を磨きながら、指標として外資系企業の採用基準といわれるTOEIC800点越えを目指します。

主な行事

TOEIC受験①
2年次オリエンテーション

球技大会(6月)
TOEIC受験②(7月下旬)
海外留学(7~8月)

現場実習終了

TOEIC集中講座
TOEIC受験③

主な専門カリキュラム

スポーツ医学、トレーニング論など、スポーツ学科共通のカリキュラムをベースに、競技に特化した知識・技術を習得します。

トレーニング英語Ⅰ-Ⅴ 医療英語Ⅰ-Ⅲ ビジネス英語Ⅰ-Ⅳ スポーツ英語Ⅰ-Ⅸ
発音法 スピーキング&
プレゼンテーション
文法 TOEIC対策

時間割例

1年生

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
3時限
13:30~15:00
トレーニング 英語 I + III スポーツ英語Ⅰ 基礎英語Ⅱ 発音法 メディカル英語 I
4時限
15:10~16:40
基礎英語I ビジネス英語 トレーニング英語 II + IV スポーツ英語Ⅱ 英文法
  • 実技
  • 座学
  • ※上記のタイムテーブルは一例です。

2年生

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
3時限
13:30~15:00
トレーニング 英語 I + III マネジメント英語 III スポーツ英語 III スポーツ英語 IV 英語演習 IV
4時限
15:10~16:40
トレーニング英語 V マネジメント英語 IV トレーニング英語 II + IV 基礎英語 III スポーツ英語 V
  • 実技
  • 座学
  • ※上記のタイムテーブルは一例です。

実習・研修プログラム

実習の現場から

プロの世界に直結した実習プログラム。

プロスポーツチームとの提携も、履正社ならではの特徴です。バスケットボールBリーグの大阪エヴェッサ、ラグビーリーグワンのレッドハリケーンズ大阪、サッカーJリーグのセレッソ大阪等と連携し、トレーニング見学や公式戦の運営補助、チームスタッフによる特別講義などの多様なプログラムを用意しています。各国代表レベルの外国人選手と直接会話をする機会に恵まれることもあります。
また、本学科では卒業生に対してのインターンシップ生の選考も行っています。選考試験に合格した学生はプロチームをサポートする業務を通じ、仕事のやりがいと厳しさを体感するとともに、就職に向けた人脈作りにも役立てることができます。実際に、本学科生がインターンを経て正式採用された実績も生まれました。

研修プログラム

どうして、そんなに話せるの?

外国語学科の学生たちが海外に留学すると、その英語力に、日本の大学生が驚くと言います。そのワケは、本校が「コミュニケーションツール」としての英語を徹底研究し、従来の英語教育にはないメソッドを採り入れているから。実際に授業を体験した卒業生と在校生に、「話せるワケ」をきいてみました。

須藤悠太さん(2022年卒業生)

活発なコミュニケーションは元々苦手で、入学当初は「単語や文法を間違ったらどうしよう」という思いが先に立ち、黙りがちでした。

難しい単語なんて使わなくていい。相手に伝わる簡単な言葉にすることを徹底して教わりました。この環境があったからこそ、今、プロラグビーチームの現場に立てているのだと思います。

佐伯絵美さん(2022年卒業生)

外国語学科を卒業し、カナダの語学学校に入学して 1カ月が過ぎた頃。日本人のクラスメイトに「留学してどれくらい?」と聞かれ、「1カ月」と答えたら「なんで、そんなに喋れるの?」と驚かれました。
習熟度別でクラス分けされた授業も、私の場合、リーディング&ライティングより、スピーキングと文法、コミュニケーションのクラスのほうが上でした。「日本人には珍しいケース」と言われました。

石川未悠さん(2023年卒業生)

授業では毎日、ネイティブの先生と英語で話す時間があります。
習った単語やフレーズを、既存のロールプレイではなく自分の会話の中で、自分の言葉として実際に使う機会がある。だから定着もしやすいんです。
気軽にアウトプットできる環境と日々のスピーキングが、今の自分の英語力を固める基礎になっています。

小山詩織さん(2023年卒業生)

少人数制だから先生にすぐ質問ができ、会話をひとり占めできるチャンスがあります。
フォニックス(発音)の授業を受けてからは、カタカナ英語ではなく、ネイティブに伝えるための発音を意識するようになりました。

日本語がポロっと出ても、クラスメイトが英語で助け舟を出してくれる。「みんなで英語を磨こう」という一体感の中で勉強しています。

田中翔彩さん(2023年卒業生)

テストのための英語ではなく、「話すための英語」を徹底して学べます。トレーニング英語を実践する「フィジカル・イングリッシュ」の授業では、1年生を相手にリードする機会が増え、より積極性が必要になりました。指示された内容を英語で説明したり、逆に英語を日本語に訳すことも。
英語を話すことへのハードルが、ぐっと低くなりました。

履正社ならではのコミュニケーションメソッドとは。

ここはどんな学科なの?と聞かれたら。外国語学科の学生ならきっと、口をそろえてこう言うでしょう。“とにかく毎日、英語を聞き、英語で話します”と。「入学した頃は話すのが苦手でした。単語や文法が間違っていたら恥ずかしい、という思いが先に立ってしまって」こう話すのは、卒業生の須藤悠太さん。初めは戸惑っていたけれど、繰り返し教員に言われたことが、自身のコミュニケーションを変えたそう。
「難しい単語や文法を使わなくても、簡単な単語をつなげて説明することはできる。『シンプルな言葉で言い換え、言いたいことを確実に伝える力が必要』、と教わりました」

海外にいるような感覚で。

在校生の石川未悠さんは、「アウトプットの量が違う」とも。
「発表の場があるのはもちろんのこと、休み時間や放課後も先生と雑談する機会が多いので、習った単語やフレーズを自然に使えます。授業で教わった会話や言葉をただの教材として学びを終わらせるのではなく、自分の会話の中で必要な言葉、表現として口に出す。だから、身につくんです」ネイティブ教員との他愛のないおしゃべりも、話すための大切な時間。「『週末は何してたの?』『昨日、何食べたの?』など、先生が気軽に話しかけてくれます。学校にいるときは、海外にいるような感覚。2年生になってからは、自分から話しかけることも増えました」と、田中翔彩さん。“学校にいる間はオールイングリッシュ”を合言葉に、学生たちは日々の学生生活のなかでどんなテーマの会話でも英語で話せる対応力を養い、自然と磨き上げていきます。

実践的な英語で羽ばたく。

英語で話すことが日常茶飯事の2年間。その先には、どんな体験が待ち受けているのでしょう。卒業生の佐伯絵美さんが、こんな話をしてくれました。
「カナダの語学学校で、私より1カ月後に入ってきた日本人の大学生に、『(リーディングとライティングが)同じレベルのクラスなのに、そんなに話せるのが不思議、と言われました。日本人留学生は一般的に、リーディング、ライティングは得意だけれどスピーキングは苦手。でも、私は逆でした。入学当初は先生が話していることを日本人のクラスメイトに説明することも多かったです」黙っていても始まらない。上手い下手は関係なく、話すことを楽しむ。このマインドセットが、学生を変えていきます。
外国語学科で習得した実践的な英語は、自由な意思疎通を可能にし、活躍の場へと羽ばたく翼となる。コミュニケーションの本質を身につけるためのメソッドが、本学科にはあります。

STUDY ABROAD

海外留学について

2025年度よりカリキュラムを変更し、1年次冬に10週間、2年次夏に4週間の海外留学を行います。詳細は2024年夏頃に決定、ホームページ上でご案内予定です。現時点での最新情報は外国語学科教職員までお問い合わせください。
  • ※以下の事例は、旧カリキュラムでの留学プログラムとなっております。

スムーズに留学できたのは、しっかり基礎を積んだから。

佐伯 絵美さん

留学形態 Co-op(コープ)留学
都市 カナダ・バンクーバー
学校 Sprott Shaw language college (語学学校)
Vancouver international college career campus (専門学校)
期間 1年半
滞在スタイル ホームステイ

2年生の夏、学科の先生方や留学エージェント、親と相談しながら準備をスタート。「野球を続けられる国で、ホテルや飲食業界のカスタマーサービスを学ぶ」という軸が9月頃に決まってからすぐに学校を探しました。選んだのはカナダへのCo-op(コープ)留学。3カ月間、語学学校に通ったあと専門学校で7カ月学び、最後の7カ月は有給インターンを行う1年半のプログラムです。
語学学校の試験はすべてオンラインで。試験に向けての特別な勉強はしていません。リスニング、リーディングのテストに合格した後、面接に進みました。自己紹介や「なぜ留学したいのか」などを質問されましたが、日頃から話すことに慣れているのであまり緊張しませんでした。
その後、2022年の1月中旬にカナダへ。語学学校のクラスは4つのレベルに分かれ、入学時、リーディング&ライティングはレベル2、リスニングと文法、コミュニケーションはレベル3でした。外国語学科の授業と似たような内容も多く、スムーズに授業を受けられたのは大きかったと思います。今は専門学校に移り、新しい学びの日々です。

1日のスケジュール

語学学校 専門学校
授業 9:00 ~ 15:00
文法、リスニング、リーディング & ライティング、コミュニケーション(フォニックス & プレゼンテーション)の4つの授業が行われる。それぞれ習熟度に合わせて4つのクラスにレベル分けされる。
9:00 ~ 15:00
文法、リスニング、リーディング & ライティング、コミュニケーション(フォニックス & プレゼンテーション)の4つの授業が行われる。それぞれ習熟度に合わせて4つのクラスにレベル分けされる。
放課後 授業の後は、図書館へ移動して授業の予習や復習。ジムでパーソナルトレーニングをする日も。「外国語学科の『フィジカル・イングリッシュ』の授業で、トレーニングの英語をたくさん学びました。せっかく習った言葉を活かしたくて英語と筋力、両方を鍛えるために通っています」
カナダの女子野球チームメンバーと。「週末は試合三昧。女子チームだけでなく男子チームにも所属しているので、1 日に 2 回試合に出ることもあります」
夕食 だいたい 18:00 頃、ホームステイ先のファミリーと夕食。夜、予定がなければそのままファミリーとお茶を飲みながらおしゃべり。「今日はどんなことをしたの? から会話が始まります。こちらの人はとにかくよく話します。お菓子を食べながら話すので、油断すると太っちゃうのが悩みです(笑)」
野球の練習がある日は練習場へ。チームメンバーが車で送迎してくれる。翌日の課題準備を行うことも多い。「今は専門学校の授業で発表するプレゼンテーションの準備をすることが増えてきました。一度、日本人の先輩学生のプレゼンを観る機会があり、そのレベルの高さに刺激を受けました」

Q&A

留学についてのQ&A

新カリキュラムへの移行に伴い、留学先やインターン先が大きく変更になります。
ここでは2024年4月現在で確定している留学情報についてお答えします。

留学先について教えてください。

カリキュラム変更に伴い、新たな留学先の候補を選定中です。
現在確定している渡航先は、オーストラリアのゴールドコースト、ニュージーランドなど。気候や環境・安全面も良く、安心して学生を送り出せる人気エリアです。
そのほかにも、英語学習に専念できる国、都市の学校、インターン先を検討中です

留学先ではどのよう過ごしますか。

行き先や本人の希望によりますが、午前中に語学学校に通い、午後からは興味のある分野のインターンに参加します。例えば、将来海外の旅行会社で働きたいと考える学生には、旅行会社でのインターンを。国際スポーツ専攻でサッカーを専攻している学生には、現地のサッカーチームでプレーできる計画も準備中です。
また、インターン終了後はホームステイ先でホストファミリーと交流するなど、様々な角度から英語を学ぶ機会を得られます

学科では、留学をどのようにサポートしますか。

1年次の冬の留学は1年次の夏に、2年次の夏の留学は1年次の冬に、それぞれ面談を行い「どんな国で何をしたいのか」をヒアリングします。
その後、具体的な国や語学学校、インターン先、ホームステイ先などを決定します。
現地では、在住日本人コーディネーターが留学中トラブルが起きたときにも対応してくれます。初めての留学でも安心できるサポートを行います

VIDEO

紹介動画

外国語学科(旧:スポーツ外国語学科)紹介動画

INTRODUCTION OF TEACHER

教員紹介

佐藤 秀典

外国語学科GM

  • 社会人ラグビー部ワ―ルドファイティングブルズ専属通訳(2003~2008)
  • 社会人ラグビー部横浜キヤノンイーグルス専属通訳(2008~2014)
  • サンウルブズ専属通訳(2016~2018)
  • ラグビー日本代表専属通訳兼監督秘書(2015~2019)
  • レッドハリケーンズ大阪専属通訳(2021~2022)
  • (株)EHB International.Inc代表取締役

グローバル化が進む国内のスポーツ界で今求められているのは、1つのスキルだけでなく、語学力を兼ね備えた国際人です。英語圏の監督や選手と、自分の言葉で意思疎通を図りたい、仕事がしたいと志す仲間と共に切磋琢磨しましょう。

英語力を携え、世界の舞台へ。

ー日本のプロスポーツ界において、英語が話せる人材が強く求められると言います。その理由には、どんな背景があるのでしょう。

「2015年にスポーツ庁が発足されて以降、スポーツ全体の活性化を図るため、さまざまな施策が行われています。その中に、国際競技大会の招致・開催や、スポーツを通じた国際交流などがあります。実際に、23年はバスケのW杯が沖縄で行われましたよね」

ーヘッドコーチは外国の方でした。

「僕がいるラグビー畑しかり、プロの世界では外国人の監督、コーチ、選手がいるのは当たり前。世界の舞台で戦える競技力を手に入れるには、外国人の力は必須です。この潮流は競技を問わず、ますます高まっています。そして共通言語となるのが英語です」

ーやはりチーム内では、英語でのコミュニケーションが必要でしょうか。

「外国人がチームの中心人物である場合、ミーティングも練習も英語をメインに行われます。運営スタッフ、トレーナーなど、どんな職務においても、英語がわからないスタッフはコミュニケーションのスピードや質が落ちてしまう。そうなると、中心人物の輪の中に入りづらくなってしまうんです」

ーそんな現実があるんですね。

「似たようなことが先日もありました。ラグビーのレフェリー会議でのことです。各国の代表クラスの監督やコーチが参加し、映像を観て『このルールをどう思うか』といった激論が交わされました。通訳はいましたが、同時に複数人での意見交換となったため日本語訳が追いつかず、会話にタイムラグが生じてしまいました。言葉の壁さえなければ、大人数での討論でも参加でき、情報を取りこぼすこともないと思います」

留学しても、会話に困らない理由。

ー学科の強みは何ですか。

「スピーキングを中心にしたアウトプット力です。文法は大事ですが、まずはそれを気にせずに話せる力を養うことが一番大事。少人数なので、きめ細かな指導ができるのも特長です。教員陣もアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどさまざまな国の出身。多様な英語、文化を学べます。日本語も流暢ですよ」

ー留学について教えてください。

「国内外のスポーツ現場とのコネクションを持つ教員がおり、スポーツに特化した留学ができることも、学科の強みです。卒業生が『留学先で会話に困らなかった』と言ってくれるのは、毎日のアウトプットがあったからこそだと思います。英語を武器に、何をしたいのか。具体的な目標を持って、スポーツ界で羽ばたいてほしいと思います」

マクラレン・クレイグ

外国語学科 学科長

  • 英語TEFL資格
  • JLPT N1 取得
  • ISSA Personal Trainer Qualification

外国語学科では、座学の授業を最小限にして、学生がミスを恐れずに積極的に英語を使ってコミュニケーションを取るための活動を多く取り入れています。履正社では、好きなスポーツを通して、生きた英語を身に着け日本スポーツ界に貢献できる人材を育成したいと考えております。切磋琢磨して、世界に羽ばたきましょう!

ミスを恐れず、会話を楽しんで。

ー外国語学科のカリキュラムの特徴を教えてください。

「プロスポーツや医療の世界で外国の方とスムーズにコミュニケーションを取れるようになることが最終的な目標です。日本スポーツ協会認定のアスレティックトレーナーやコーチングアシスタントといった各種資格や、医療国家資格に関連した英語も学べます。また、それぞれの現場で実際に使える語彙や会話を想定した教材を使って、習得を目指します」

ー具体的にどんな英語を学べますか。

「英文法、TOEICといった英語の基礎はもちろん、スポーツを題材に『聞く、読む』だけでなく『話す、書く』などのアウトプットを行います。教材はすべてオリジナルで、スポーツや医療、ビジネスの現場で実際に使われる『生きた英語』に特化しています。たとえばスポーツビジネスならミーティング中に自分の意見を伝えたり相手に意見を求めるとき、どう話すか。ほかにもスポーツセンターの受付の人が電話対応するときや、パーソナルトレーナーが『どんな身体になりたいか』をお客様にヒアリングするときの会話など、リアルな状況を想定しています。プロチームで活躍しているトレーナーの方にお話を聞き、現場で求められている英語表現をリサーチし、授業に反映することもあります」

ー学科の強みは何ですか。

「プロの世界に直結していることです。佐藤秀典学科長をはじめ、スポーツ現場に携わるスタッフがいるのでプロチームとの接点もあり、最新の情報やコネクションがあることも強みです」

伝わったかどうかがコミュニケーションの要。

ー外国語学科には、どんな学生が入学してきますか。

「スポーツが好きなのはもちろんですが、国際化が進むスポーツ業界の現状を知り、英語の必要性に気づいている学生が入学しています。彼らの多くは将来、通訳やトレーナーなど、英語を武器に国内外のスポーツ現場に就くことを志望しています」

ー英語を学ぶにあたり、先生が学生に大切にしてほしいことは何ですか。

「前提として日本人はミスを恐れがちなのと、自分の英語力を気にし過ぎだと思います。そんな懸念をまず捨ててほしい。自分の言いたいことをシンプルに言い換え、伝わったかどうか、コミュニケーションができたのかを大事にしてほしいです。英語力を磨くのはそのあとだと思います」

橘田 恵

履正社高等学校女子野球部監督

  • 2017-2018女子野球日本代表監督
  • 高等学校教諭専修免許(保健体育)
  • 世界野球ソフトボール連盟技術委員
  • 2018WBSC年間最優秀監督受賞
  • 中学校教諭専修免許(保健体育)

『夢は必ず実現する』 英語が解ることで可能性が広がる。大好きなスポーツでの可能性を最大限にしていこう!!

ジャレット・ベイリー

  • メリーランド州、ボルチモア整形クリニック元スタッフ
  • Fukuoka Suns American Football Team元選手
  • Osaka Dingoes Australian Football Club選手

アメリカのメリーランド大学で運動学を学び、クリニックで勤務していました。それらの経験を通じて皆さんに英語とスポーツのことを教えていきます。たくさんの経験を積んで、最高の自分を手に入れよう。

GRADUATES

卒業生紹介

レッドハリケーンズ大阪 通訳兼トレーナー

須藤 悠太さん

外国語学科2022年卒業

2001年、熊本県生まれ。桃山学院高校出身。国際アスレティックトレーナー専攻を履修し、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー試験に現役合格。在学中はTOEIC970点越えをマークするまでに英語力がアップ。インターンを経て、2022年に現チームに入職

  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

夢を形にできる学びがありました。

ー入学の決め手は何でしたか。

「国立大学にも合格していたので悩みましたが、ラグビーに関連する仕事に就きたいという憧れがありました。履正社なら、将来なりたい姿をイメージしながら勉強を頑張れると思い、入学を決めました」

ー学生時代で印象深いことは?

「国際AT専攻だったので、英語とATの勉強の両立はハードでした。日によっては朝9時半から夜8時まで授業があって。2年の夏休みは、AT試験の勉強で毎日学校にいました。仲間がいたから頑張れました」

ー今のチームには在学中から、インターンとして参加していたそうですね。

「インターンがATの実技試験対策の時期と重なり、対策授業で学んだことを現場で活かせました。英語に関しては『トレーニング・イングリッシュ』の授業で学んだ内容が実践的でした。当時のドコモラグビー部のハイパフォーマンスコーディネーターの方がゲストで来てくださり、通訳する機会があって。その時に聞いた単語やフレーズは、今も仕事でよく使います。ケガ予防のセッションで、バランスボールを使ったメニューでした」

どんな言葉なら、瞬時に理解できるのか。

ー現在の仕事を教えてください。

「通訳兼アスレティックトレーナーです。チームはヘッドコーチとアシスタントコーチ、計5名のうち3名が外国人。練習やミーティングでは、もう1人の通訳の方と分担してコーチ陣の通訳をします。試合時は(選手にドリンクを渡す)ウォーターボーイをしながら、監督が出す指示をインカムで聞き、選手に日本語で伝えることもします。AT業務はドリンク準備やグラウンドでのケガ対応、練習後のトリートメントなどがあります」

ー通訳の難しいところは?

「コーチたちの英語アクセントや話し方が出身国によって違うので、当初は正確に聞き取るのが大変でした。どんな日本語なら、コーチが伝えたいニュアンスや感情が届き、選手が理解できるのか。ここに苦労します」

ー的確な言葉を当てはめる作業ですね。

「僕自身ラグビー経験者ではありますが、ラグビー関連の日本語を学び直しました。日本人コーチの指示をメモしたり、アナリスト(分析)の方に用語をうかがったり。試合実況や本も参照して、表現をストックしていきました。コーチの言葉を訳した後、選手がうなずいているのを見るとホッとします(笑)」

ー最近、お仕事でうれしかったことは?

「チームがリーグ昇格し、これまでの全員の取り組みが報われたことです。今季も、通訳とトレーナー業を全力でやり切ります」

小池 隆太さん

外国語学科 2022年卒業

2001年、大阪府生まれ。大阪府立金岡高校出身。高校時代、テニススクールで日本一の選手を育てたコーチの指導を受け、世界のコーチングに興味を持つ。

自分が将来、何をしたいか。

ー履正社の外国語学科に入学した理由を教えてください。

「この学科のことを知るまでは大学に行くつもりだったんですが、よく考えると、その理由は何となく『みんな行ってるから』というだけでした。でも、自分が将来何をしたいかを本当に考えた時に、スポーツの資格が取れて、英語も勉強できるこの学校に進むのが一番後悔しない選択肢だと思いました。好きなスポーツを通して英語を学べるというのはすごく魅力的でした」

ー将来はどういう仕事に就きたいと考えていますか?

「テニスクラブや実業団で選手を指導したり、英語を使って国際的な交流にたずさわったりする仕事をしたいと考えています。コーチングの面でもマネジメントの部分でも、海外の最先端の情報を提供していきたいです」

ーテニス界で、英語が話せればどんなアドバンテージがあると思いますか。

「日本で英語が話せる人はまだまだ少ないですし、スポーツは世界共通なはずなのに、向こうの情報を共有できていません。英語が話せるだけで、コーチングにせよ、マネジメントにせよ、将来の仕事の幅が広がるし、即戦力になれると思っています」

普通の会話が聞き取れるように。

ー入学後、英語は上達していますか。

「半年経って、普通の会話のスピードが聞き取れるようになってきました。趣味で海外のスポーツの試合を観ると、大体実況が英語なんですが、そこで『あ、これ先生が言ってたやつ』っていう表現が本当にいっぱい出てくるので、他の言葉も関連付けて聞き取れるようになってくる。そういうことが起きています。実況や解説の人が何を言っているかがわかれば、試合の見方も変わってきますし。やっぱりスポーツと関連付けた授業をいつも受けているから、英語が入ってきやすいと思います」

ー学校の雰囲気はどうですか?

「自分の知っている普通の日本の学校とは全然違います。先生たちが海外の学校のアプローチで運営されているので、授業中も本当にフレンドリーにグイグイ来てくれるし、外国人の先生たちと、日ごろから本当に些細なことでも英語で会話できるから、質問がめちゃくちゃしやすいです。スポーツが好きで、英語が勉強したいという僕のニーズに全部応えてくれるので、毎日が本当に楽しいです」

佐伯 絵美さん

外国語学科 2022年卒業

2001年、香川県生まれ。神戸弘陵学園高校出身。高校時代は女子硬式野球部の投手として、4度の全国制覇を経験。本校では英語を学びながら女子クラブチーム「履正社RECTOVENUS」の一員として野球を続けた

クラスがチームみたいな感じです。

ー将来の夢を教えてください。

「世界で活躍する野球選手になりたいです」

ーその夢を持つことになったきっかけは何ですか?

「小学校の時にオーストラリアに遠征して野球をさせていただく機会があって、海外にも野球をする環境があるんだと知ったことがきっかけです。向こうはプレースタイルや文化が全然違うところが面白いと思いますし、将来は女子野球を国際的に広めたいという思いもあって、そのためには英語を身につける必要があると思いました」

ー履正社の外国語学科に入学した理由は何ですか?

「野球を続けながら、スポーツを通して英語が学べる環境だったからです。大学進学も考えましたが、英語と野球に専念できるところが魅力でしたし、スポーツ界は学歴ではなく実力と技術の世界なので、初めてこの学科のことを知った時から『あ、これが自分の求めている場所だ』と感じました」

現場で実際に使える英会話の技術。

ー入学前と比べて、英語力が伸びたと思うのはどんなところですか?

「会話が徐々に聞き取れるようになってきました。映画とかを観ていても、これまでだったら『この単語知ってるかも』くらいだったのが、フレーズ単位で聞いたことある、授業で習ったことある、っていう風になって、聞き取れる範囲が広くなってきました。同時に話す方も、最初は単語だけ言っていたのが、少しずつ文章を作れるようになってきたと思います」

ー好きな授業は何ですか?

「選びきれないくらいですが、特に『フィジカル・イングリッシュ』の授業が好きです。スポーツのテクニックや指示の仕方、ミーティングの仕方などを学んで、それを英語で実践する授業なんですが、外に出てみんなで身体を動かして英語を使うから、自分に身につきやすいと思います」

ー実際に履正社に入学してみて、どんな感想を持っていますか。

「テストのためだとか、資格を取るための勉強じゃなくて、これから先、スポーツ現場で実際に使える英会話の技術を学んでいるという実感があります。あとスポーツをしてきた人の集まりなので、クラスがチームみたいな感じです。助け合ったり、切磋琢磨したりしている感じがすごく好きです。勉強と野球の両立は大変ですが、とても充実した学校生活だと思います」

  • ※肩書き、インタビューの内容は取材当時のものです。

INTERVIEW

特別インタビュー

自分に英語力をプラスすることで、どんなアドバンテージがありますか?

元ラグビー日本代表主将

リーチ マイケルさん

1988年、ニュージーランド生まれ。留学生として15歳で札幌山の手高に入学した。東海大在学中の08年にラグビー日本代表デビュー。13年7月に日本国籍を取得し、14年4月、日本代表主将に就任。19年ワールドカップ日本大会でもチームを率い、史上初のベスト進出に大きく貢献した

一番大事なのは、環境を変えること。

ーリーチさんはラグビー日本代表のキャプテンとして、日本のスポーツ界の英語力をどう感じていますか?

「世界のスポーツ国の中で、日本人ほど英語が話せない国はありません。他のアジアの国々はどこも話せるのに、本当に不思議」

ーそのことでどんな影響がありますか?

「日本のスポーツ界は西洋に比べて10年以上、遅れていると言われています。スポーツ科学、心理学、分析、コーチング……。特にコーチングは、指導者が日本の情報しか知らないから、自分が教わってきた指導をそのまま繰り返す傾向が強いと思います。根性練ばかりやらされてきた人は、自分も根性練をしてしまう。そのサイクルを断ち切るためには、海外で今行われていることを日々、学ばなければいけません」

ー逆に日本のスポーツの強みは?

「今言ったことと矛盾するようですが、根性は大事です。忍耐力は日本が世界一。でもそれだけでは勝てません。その前に技術や科学やコーチングの力を高めないと」

世界はまだまだ、気づいていない。

ーそのための英語ですね。では語学を学ぶために最も必要なことは何でしょうか?

「私自身、日本に来る前に2年間、日本語を勉強しましたが、向上したなと思えたのは、日本で生活するようになってからです。一番大事なのは、環境を変えることです」

ー環境を変えて飛び込むことで、どんなことが得られるでしょうか。

「例えば私はニュージーランドでもプレーしましたが、個人的に日本人のトレーナーを雇っていました。なぜなら、向こうのトレーナーは仕事が大雑把で、痛いところがあってもそこを10分マッサージして終わり。17時が来たらみんな帰ってしまう」

ーパートタイマーのようですね。

「でも日本人のトレーナーは30分でも40分でも、そこが治るまでやり続ける。ケガも理論に基づいて治療してくれる。チームメイトがそれを見て、『自分も診てくれ』と殺到するようになり、そのトレーナーはチーム専属スタッフとして契約を打診されました。世界はまだまだ、日本人トレーナーの優秀さに気づいていません」

元ベルリッツ・ジャパン副社長

ウーリッヒ・クルツさん

1959年、南アフリカ生まれ。87年に来日して以来、30年以上にわたって日本の青少年の英語教育に携わり続けている。93年にベルリッツ最優秀講師を受賞し、2003年にはベルリッツ・ジャパン副社長に就任。14年からは南アフリカ共和国スポーツ親善大使を務めている

  • 元ベルリッツ・ジャパン副社長

英語を武器に、世界のステージへ。

ーこれからスポーツの世界で働く人にとって、英語力はどれほど重要ですか?

「日本の国土は世界の陸地の0.3%です。日本語しかできない人は、その中でしか活躍できません。もし英語を話せれば、活躍のフィールドが世界中に広がるチャンスがあるのです。でも今、日本のスポーツ指導者、トレーナー、セラピスト、アスリートのほとんどが0.3%の中にとどまっています。これは非常にもったいない。英語さえできれば、日本人は世界中のプロや大学のクラブで仕事ができるし、最先端の知識や技術、文化を直接学べるはずです」

ーグローバル社会と言われて久しいですが、ほとんどの日本人は今も英語が話せません。これはどうしてでしょうか。

「日本の英語の教材の多くは、日本語と英語で書かれています。でも、英語を学ぶ時は英語だけを使うことが重要です。翻訳が入ると学習効果はあまりない。これは世界では常識ですが、いまだに日本では『英語を日本語で学んでいる』のが現状です。英語が母国語でない先生も多い。だから日本人は英語を話せるようにならないのです」

ー日本にはネイティブの講師がレッスンしてくれる英会話学校はたくさんあります。

「1週間に数時間、学校で勉強しても、とても足りません。たとえば中国や韓国の若者の英語力は今や日本人を大きく上回っていますが、彼らは毎日2時間以上、英語を勉強しています。英語を身につけたければ、毎日やることです。履正社のプログラムは、毎日英語を勉強できる。これが大事です」

夢を持っていれば、上達度が全然違う。

ー留学すれば英語力は上がりますか?

「1年間海外の文化の中で生活するだけで、英語力はすごく伸びます。学校の時間だけではなく生活も英語ですから。言葉だけでなく文化も同時に学ばなければ、本当の意味で英語に馴染むのは難しいでしょう」

ー海外留学をする日本人の数は、昔に比べて減っているそうです。

「多くの日本人が、40歳くらいで上のキャリアを目指そうとなって初めて、英語力が必要だということに気づいて困ります。でも、その時にはもう遅い。じっくり英語を学ぶ時間はありません。一方で若いうちから世界のステージで活躍するという夢を持っていれば、英語の上達度も全然違います。夢を持った若者が、履正社から世界に羽ばたくことを強く期待しています

元ラグビーリーグワン NTTドコモ レッドハリケーンズ ゼネラルマネージャー(現・浦安D-Rocks CEO)

下沖 正博さん

1975年、宮崎県生まれ。98年にNTTドコモラグビー部に入部し、08年現役を引退。トップリーグに初昇格を果たした 11年にコーチに就任。13年~15年まで監督を務めた後、18年よりGMとしてチームへ復帰。22年より浦安D-Rocks CEOに
※インタビューの内容は取材当時のものです

「英語を活かして成長したい」
そんな専門人材を求めています。

世界で勝つことを求められる今の日本スポーツ界で、採用担当者が最も欲しがるのは英語が話せる人材だ。プロスポーツ最前線の「リアルな声」を聞いた。

今、私がGMを務めるレッドハリケーンズには20人強のチームスタッフがいます。ヘッドコーチ、コーチ陣をはじめトレーナー、フィットネスコーチ、S&Cコーチ、メディカルスタッフ、アナリスト、通訳、マネジメントスタッフのディレクター、広報PR、総務の担当者です。
その20人強のうち、英語が話せる人間は3分の1くらいでしょうか。しかし、本来であれば全員が英語が話せる人材であることがベストです。なぜなら、ラグビーに限らず、日本のスポーツ界では、海外の指導者やコーチングスタッフが来日してチームの一員となる機会が、一昔前と比べても圧倒的に増えてきているからです。
近年、日本の競技力が上がってくるに従い、海外の国代表レベルのコーチ陣やスタッフ陣が、日本のクラブで働く機会が増えました。それにひもづく形で、海外の有名選手たちも日本にやってきています。レベルの高い指導者やスタッフのいる日本のリーグは、海外の選手たちにとっても魅力的な選択肢なのです。
ところが、そのような状況にも関わらず、国内には英語が話せるスポーツ人材はまだまだ不足しています。これは逆に言えば、スポーツ界で仕事がしたい人にとっては非常に大きなチャンスが目の前にあるということです。

採用の基準はまず、英語ができるかどうか。

そういう事情もあり、現在、我々がスタッフを採用する際に基準としているのは、まず「英語ができるかどうか」です。どれだけ経験や実績があったとしても、英語が話せないと難しい。同じ能力なら、英語が話せる人を優先します。
学歴が有利になるということもありません。難関大学を卒業していても英語ができないトレーナーと、英語ができる専門学校卒の優秀なトレーナーであれば、後者の方を100%採用します。
今は、どのセクションのスタッフであっても、専門性を有していることは当たり前です。しかし英語力があれば、その専門性がより活かされる。スポーツ界に限った話ではありませんが、英語を早い段階から自分の土台として身につけることができていれば、より付加価値の高い人材になれるのです。
実際、我々のチームの、ミーティングで使われている言語も英語です。さらに言えば、英語が使われるのは、ミーティングだけではありません。外国人コーチたちは試合に向けてベストメンバーを選び、戦略を練るため、ちょっとした立ち話の合間などにもチーム内の情報を集めていますから、たとえばトレーナーは、事あるごとに選手たちの心身のコンディションをコーチに聞かれます。そんな時、「通訳を呼んでくるからちょっと待って」とか、スマホや翻訳機械などを使ったりするわけにはいきません。コーチが「今、ここで」何を知りたがっているのかを英会話の中で的確に把握し、時には文法も脇に置いて、どれだけスピーディに正確な情報を提供できるかが問われるのです。

英語力が、試合の結果に大きく影響する。

我々のチームには通訳が2人いますが、彼らがチーム内の英会話全てをカバーすることは難しいのが現状です。通訳なしでもカタコトで何とかなる時はいいのですが、そうはいかないことも往々にしてあります。たとえば選手の状態を外国人のコーチ陣とすり合わせる時は、専門用語が飛び交います。そこでトレーナーが報告した内容と実際の選手のコンディションにズレがあると、試合の結果にも大きく影響しかねません。コーチたちはチームを勝たせるために雇われ、日本に来ているわけですから、彼らと日々コミュニケーションを取る立場にあるスタッフの英語力は、とてもシビアな問題なのです。
そして日本は海外に比べ、まだまだスポーツ文化が成熟しているとは言い難い面があるため、実際、我々が求めている情報の多くは海外からもたらされます。コーチングやトレーニングの情報をインターネットで調べるにも、英語のサイトの情報量の方が、日本語のページに比べて桁違いに多い。英文でリアルタイムに情報を収集し、外国人コーチたちとダイレクトに会話できるスタッフが採用されていくのは、自然の成り行きではないでしょうか。
私は普段、スポーツビジネスに関わるチーム外の方々とも接する機会が多いのですが、やはり一度海外で働いたり、海外のチームに関わってきた方々は計り知れないほどの量の情報を持っています。そして英語が話せる人ほど、主体的に学び、成長し続ける人が多い印象です。
ラグビー界でも最近、日本人の優れたコーチたちが出てきています。彼らは若い時に海外に出て、本場のスポーツ文化やコーチング、マネジメントを学んでいる。そして今も、普段から海外のコーチとオンラインでミーティングを重ね、経験をアップデートし続けているのです。
私の経験上、実際に英語力を持っている人が1カ月で10のことを学べるとしたら、英語が話せない人は残念ながら1くらいでしょう。それが1ヶ月、1年……と積み重なっていくうちに、追いつけないほどの大きな差となってしまう。今はそういう時代なのだと思います。

学生のうちに英語を身につけておくこと。

もう一つ私が伝えたいのは、早い段階で英語を身につけることの重要性です。社会人になって英語を一から学んだり、海外に留学したりするよりも、国内でスポーツの知識と英語を身につけて上で現場に出た方が、即戦力としての価値があるのではないかと考えています。
やはり一度社会人として現場に出てしまうと、日々、目の前の仕事にどうしても忙殺されてしまいがちです。しかし、その人に既にベースとして英語力が備わっていれば、現場での成長度合いや伸び幅は全然違ってきます。日本語しかできない人が海外の情報を探し出して翻訳し、自分の中に取り入れる作業は、とても大変です。時間のある学生のうちに、英語力の基礎を身につけておくことが鍵になると思います。

あとは勇気を持てるかどうかだけ。

現在、スポーツ界には多種多様な国からコーチ、スタッフ、選手が来日しています。ラグビーでいえば南半球やヨーロッパの国々の人間が、独特の訛りや表現で英語を話しています。それらは時に、同じ英語とは思えないほどのバラエティーに富んでいます。従来の学校で習う「教科書通りの英語」だけが英語ではないことが、スポーツ現場に来ればよくわかります。
そのため、スポーツ現場で飛び交う多様な「生の英語」に触れておくことも、この世界で仕事をする上ではとても大切です。それが可能な環境が履正社にあることは、学生さんにとって非常に大きいと思います。あとは勇気を持てるかどうか、だけではないでしょうか。

我々のチームでどれだけ成長できるか。

NTTドコモレッドハリケーンズでは、人材を採用するにあたって、「その方自身が我々のチームでどれだけ成長できるか」ということを重視しています。現場でどん欲に学び、もし万が一この先チームを離れることがあっても、来る前よりもさらに高いレベルで、違う舞台で活躍してもらえるような人材として羽ばたいてほしいと思っています。そういう方がいずれ巡りめぐって帰ってくることで、チームの礎が強化されていく。そのように考えています。
今、その「成長」のために絶対に必要となるものが英語です。その英語力を土台に、もっともっと自分の専門性に磨きをかけ、自分自身を成長させたい。そんな人材が増えていけば、日本のスポーツ文化のレベルは今後、ますます向上していくでしょう。

  • ※肩書き、インタビューの内容は取材当時のものです。

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外国語学科

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教育目標

学位授与の方針
(ディプロマ・ポリシー)

外国語学科は、グローバル化が進むスポーツ界において、通訳を介さなくとも「外国人と意思疎通がはかれる」高度スポーツ人材を育成します。そのため、学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。以下の能力を備え、学則その他諸規定に定める卒業要件を満たした者に「専門士」を授与します。

1.卓抜した外国語運用能力を実践的かつ高度に運用できる。
2.幅広い教養を身につけ、多様な価値観の認識・尊重と正しい異文化理解に基づいて、グローバル・スポーツ界で他者と協調・協働し活躍することができる。
3.それぞれの分野における知識、技能などを体系的に理解している。
4.修得した知識体系や技能などを、実社会やスポーツ現場と結びつけて理解することができる。

また、卒業時において全員が国際コミュニケーション英語能力テスト(TOEIC)で600点(外資企業英語能力平均数値)に到達することを目標とします。

教育課程編成・実施の方針
(カリキュラム・ポリシー)

外国語科目、教養科目そして専門科目3つの科目区分からなる授業科目を体系的かつ順次的に編成し、講義、演習、実習を適切に組み合わせた授業を実施します。

1.教育内容

・実践的かつ高度な語学運用能力の基盤を築くため、学科独自の外国語習得プログラムを実施する。
・TOEIC高得点(600点以上)を獲得するため、TOEIC集中講義を必修科目として設置し、IPテストを2年間で4回実施する。
・コミュニケーション能力を修得するため、グループワーク、ペアワーク、またプレゼンテーションなどを織り交ぜて多角的に展開する。
・日本語での自己表現・情報発信力を高めるための専門科目を展開する。
・日本スポーツ協会の教育カリキュラムに準じ、共通科目と専門科目のカリキュラムによって体系的な学習を促すカリキュラムを展開する。
・日本スポーツ協会の教育カリキュラム以外に、専門性を学術的にも実践的にも更に高めていくことを促すカリキュラムを展開する。

2.実習内容

・実践的にスポーツ専門知識・技術・技能を修得するため、各種競技団体の試合・練習運営補助員として現場で活動を実施する。

学位授与の方針
(アドミッション・ポリシー)

学科の理念・目的を理解し、その達成に真摯に取り組む意欲のある人材を求めています。

1.実践的な外国語運用能力を身につけ、グローバル化するスポーツ界で活躍する仕事に就く意欲がある者。
2.外国語や日本語で情報や考えなどを的確に理解したり、適切に伝えるために、積極的に コミュニケーションを図ろうとする態度を持つ者。
3.語学力修得と並行して、スポーツ専門スキルの取得のため学業に励む強い意志がある者。
4.広い視野を持ち、謙虚な姿勢で全ての物事を勉強・成長として捉えることができる者。
5.TOEIC400点レベル相当の語学力を有する者。
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