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日常生活(ブログ)

理学療法学科

卒業生・松田賢人さんインタビュー(後編)

こんにちは、履正社国際医療スポーツ専門学校 広報部です。

前回に引き続き、理学療法学科のブログにお邪魔し卒業生の松田賢人(まつだ・けんと)さんのインタビューをお届けします。

松田さんは現在、大阪・茨木市にある医療法人友紘会 友紘会総合病院リハビリテーション科に勤めながら、トレーナー活動も行っています。今回は、松田さんのお仕事について詳しくお伺いしました。

松田さんのプロフィールはこちら

「急性期からスポーツ現場まで。あらゆる領域に関わりたい」

――今の職場に入職した経緯を教えてください。

履正社の先生からの紹介です。学生時代、「総合病院でいろんな患者様と関わりたい。急性期も、リハビリテーションも、地域の高齢者の方とも、脳神経の分野も携わってみたい。トレーナー活動もやりたい」と、欲張りな夢を学科の先生に語っていたんです。そうしたら、「私の教え子で、幅広い領域で頑張れる人を探している人がいる」と、今の主任と引き合わせてくださいました。病院を見学し、お話を伺っていると、思い描いていたイメージにつながりそうな感じがあり、入職を決めました。

――なぜ、いろんな領域に関わりたいと思ったのでしょう。

先生方とのめぐりあわせも良く、いろんなことを教えていただいたおかげで学生時代の成績は割と良いほうでした。それもあり、学んだことを全部活かしたくて。スポーツという主軸を持ちつつ、あらゆる領域に携われる人になりたかったんです。今、仕事のうえで関わる領域の優先順位はありますが、あの頃と同じような「全部に関わりたい気持ち」は根底にあります。

――今はどんな領域を担当されていますか。

リハビリ病棟と障がい者病棟を主に担当しています。一方で、手術後の患者様を担当することも多いですし、外来もやっていました。ここでは、いろんなことを経験させてもらえる環境があります。僕が入職する前は8名ぐらいだったそうですが、現在は40名ほどのセラピストが働いています。

――どんなときにお仕事のやりがいを感じますか。

理学療法士は患者様の身体の具合が一番悪い状態にお会いすることになりますが、リハビリを通して少しずつ、「歩けた」「トイレに行けた」「お風呂に入れた」といった回復の過程を間近で見ることができます。最後に患者さんと設定した目標を達成でき、退院の日を迎えたときはすごくうれしくなります。

――松田さんは病院勤務の傍ら、スポーツ現場でトレーナーもされています。どんな風に活動をスタートしたんですか。

僕の場合は卒業時、ツテやコネがまったくない状態でした。入職して2か月ほど経ったころ、「やっぱりスポーツの仕事がしたい」という気持ちが強くなって。兵庫県のハンドボールのインターハイ予選に行き、監督と思しき先生に一人ひとりご挨拶し、「理学療法士です。スポーツの現場に関わりたいと思っています」と売り込んだんです。履正社時代に培った行動力を発揮しました(笑)。そのなかで2校が反応してくださり、うち1校でトレーナーとして関わることができたんです。その高校での活動は今年、後輩に譲り、現在は履正社の井口祥平先生からのご紹介で、大学の女子ハンドボール部でトレーナーをしています。

――大学と高校、両方に携わってみて違いを感じることはありますか。

高校生には「これはやっちゃダメだよ」といった基本的なことを「教える」ことから始まります。一方で大学生は知識も豊富だし、自分の意見をしっかり持っているので一緒に考えながらアドバイスする感じですね。今年、インカレに出場したんです。本当にうれしかったです。

――今後の目標は?

履正社の諸先輩方が務めているような、プロチームのトレーナーにも憧れはありますが、今の職場で仕事を続けることにも大きなやりがいを感じています。病院とスポーツ現場、両方を往復しながらキャリアを深めていければと思っています。

松田さん、ありがとうございました!

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