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日常生活(ブログ)

理学療法学科

残暑お見舞い申し上げます。

暑い日が続きますが、夏のピークは過ぎツクツクボウシが鳴き秋を感じさせ始めています。
この夏、理学療法学科4年生(昼間部・夜間部)と2年生(夜間部)は臨床実習に精を出しました。アスレティックトレーナー(AT)併学の学生はAT実習にも参加しました。さらに3年生(昼間部・夜間部)と4年生(夜間部)は8月24日より29日まで海外研修に参加するなど、学生達は各学年それぞれのハードルを越えようとしています。

「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川」古い時代、東海道を超す馬子唄として歌われた節です。
重い荷物を背負ってでも馬は山道を数十キロも歩き切るが、向こう岸がそこに見えている大井川は橋もなく、天候が悪いと人足も出てくれず、ただ待っていなければならない。越したくても越すことができないという情景です。
夏の課題は大きなハードルです。馬のように荷を背負っても何とか越してほしいものです。じっと待っていても越せませんし、人足に担いでもらっても駄目なのです。
1年生は毎年大井川状態になる人が多くいます。馬となり箱根を超えなければなりません。2~4年生も臨床実習を中心にそれぞれの課題に取り組み、なんとか克服し江戸へ向かってくれることを期待しています。

この大きなハードルの代表である臨床実習は、学校で学んだ知識と技術を臨床の患者さんを通して関連付けて学び、患者さんの問題解決過程を体験します。
この体験を通して学校での生活や学習とは異なる反応を見せる学生達がいます。
・学校では余り学習しなかったが、臨床で患者さんが示す現象に興味を示し、今までにない量の学習を始める学生達がいます。(その逆の学生達もいます)。
・患者さんと明るく会話ができるようになる学生達がいます。(その逆の学生達もいます)。
・現場の理学療法士の仕事ぶりを見て、理学療法士になる思いが一段と強くなる学生達がいます。(その逆に自信を失ってしまう学生達もいます)。等。
いずれにせよ臨床実習は学生達の行動を大きく変えてしまいます。それだけ理学療法士の養成には重要な過程であり、学生達には大きなハードルとなります。
そのため本校では専任教員による臨床実習指導に力を入れており、学生達がハードルを超えるために走り方や飛び方をアドバイスし、時には高さを調節し、学生達が軽快なステップでハードルを超えられるように、この夏も汗をかきながら支援しています。
このような校風を感じるために、是非、本校のオープンキャンパスに参加してください。本学科の雰囲気や学び方等を感じ取って欲しいと思います。

記 小林

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