この学校で教鞭をとらせていただいて19年になる教員Aです。

昨日、学校法人履正社の学園創立100周年記念式典および祝賀会が開催されました。1922年の大阪福島商業の開校に始まり、現在は履正社高校、履正社学園豊中中学校、履正社国際医療スポーツ専門学校、履正社スポーツ専門学校北大阪校など、8500人が学ぶ教育機関となっています。

式典では、学校創設（大正11年）から現在に至るまでのヒストリー動画が上映されました。
激動の100年間、特に戦時中は大阪大空襲で丸焼けになったとのこと。しかし、学生たちのことを想い、「履正不畏」「勤労愛好」「報本反始」の三箇条からなる「建学の精神」を決して忘れることなく、焼け野原から再出発して現在にまで発展させてきたようです。

恥ずかしながら19年も教員をしていて、その歴史をきちんと知ったのは初めてでした。
学生のために熱い想いをもって怒涛の時代を乗り越えてこられた先輩教員の方々を心からリスペクトします。そして、その「建学の精神」をしっかり引き継ぎ、学生たちの応援をしていきたいと改めて思いました。

現在はグローバル化や人工知能AIなどの技術革新が急速に進み、変化のスピードが上がることによってこれから世の中に起こることが予測困難になってきます。自ら課題を見つけ、学び考え、判断して行動して、より良い社会や人生を切り開いていく力というのが求められると思います。受け身の生き方だと置いていかれちゃうから、周りと協力しながら能動的に自分で道を切り開いていけるように、学生たちに頑張ってほしいといつも願っています。