
ATを目指す皆さんに、専門書とは少し違う本を紹介するシリーズを3回に分けて行います。
1回目は、一冊が、又吉直樹さんの『火花』です。
『火花』は、お笑い芸人として夢を追う若者たちの物語です。又吉さんが芥川賞を受賞された作品です。
努力すること。
認められたいと思うこと。
自分の才能を信じること。
そして、自分には才能がないのではないかと悩むこと。
読んでいると、スポーツ選手にも通じるものがあるように感じました。
スポーツでも、努力したから必ず試合に出られるわけではありません。頑張っても結果が出ないこともあれば、大切な時に怪我や故障をすることもあります。
そんな時、選手は何を考えているのでしょう。
ATは身体を整え、競技復帰を支える仕事です。
でも、私たちが向き合っているのは「怪我や故障」だけではありません。
その怪我や故障をした「人」がいます。
『火花』を読むと、夢を追う人の強さだけでなく、弱さ、焦り、嫉妬、プライドなど、人間のいろいろな部分が見えてきます。
ATを目指している皆さん。
専門書の合間に、たまには小説も読んでみてください。
身体をみる。その向こうにいる人をみる。
そんなことを考えさせてくれる一冊でした。
教員山口






