
最近、「多様性(ダイバーシティ)」という言葉を耳にする機会が増えました。「一人ひとりの違いを認めよう」「いろいろな考え方を尊重しよう」という考え方は、とても大切なことです。
スポーツの世界でも同じです。
選手には、それぞれ異なる体格、性格、国籍、文化、競技歴があります。一人として同じ選手はいません。その違いを理解し、それぞれに合ったサポートを行うことが、アスレティックトレーナー(AT)に求められる重要な役割です。
だからこそ、私たちは「多様性」を大切にしたいと考えています。
しかし、ここで勘違いしてはいけないことがあります。
多様性とは、「何をしても許される」という意味ではありません。
例えば、
- 約束を守る
- 時間を守る
- 相手を思いやる
- 嘘をつかない
- 人に迷惑をかけない
- 感謝や礼儀を忘れない
これらは、多様性とは別の、人として社会で生活するための基本です。
スポーツでも、ルールがあるから試合が成立します。
サッカーでは手でボールを持ってはいけません。
野球ではストライクゾーンがあります。
柔道には礼に始まり礼に終わるという文化があります。
ルールがあるからこそ、選手一人ひとりの個性やプレーが輝きます。
社会も同じです。
法律やルール、そして道徳や倫理という共通の土台があるからこそ、さまざまな価値観や文化を持つ人たちが安心して共に生活できます。
言い換えれば、
「道徳や倫理という土台の上に、多様性が成り立つ」
ということです。
ATは、選手から信頼される仕事です。
知識や技術だけでなく、「この人なら安心して相談できる」と思ってもらえる人間性が求められます。
そのためには、医学やスポーツ科学を学ぶことはもちろん、人を尊重する心、責任感、礼儀、誠実さといった道徳観や倫理観を身につけることも欠かせません。
履正社国際医療スポーツ専門学校ATコースでは、専門知識や技術だけでなく、人として信頼されるトレーナーの育成を大切にしています。







