蒸し暑い日が続いており、
スポーツの現場では熱中症対策についても
考えなくてはならない季節となりました。
そこで今回は、管理栄養士である
下村先生に水分補給について解説していただきました。
ぜひ参考にしてみてください。
まず、水分補給はどのようなタイミングで行えばよいと思いますか?
実は「のどが渇いた」と思った時にはもう遅く、体は脱水状態に陥っています。
適切な水分補給として、
運動の40分前に250~500mLの水を飲んでください。
運動中はコップ1杯ほどの水分を15分おきに、
つまり1時間に4回、合計500~1000mLを補給するようにしましょう。
摂取する水分としては、水よりもスポーツドリンクや塩水が好ましいです。
また、尿の色を見ることで水分の過不足を確かめることができます。
足りている場合は、練習後1時間ほどで尿意を感じ、
色の薄い尿をある程度排尿します。
2時間以上の練習中に排尿がなく、
食後しばらく経ってから排尿する場合や、
練習後の尿の色が濃く、量が少ない場合は、
練習前と練習中(または練習後)の水分補給が少ないと考えられます。
このような判定チャートもあるので、ぜひ参考にしてください。
しっかりと水分補給をして、安全に楽しく運動してください。