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2022.05.20
学科を超えた熱血指導

前回の3年生のサッカーコースへの治療実習は

大盛況で、本当に休む間もなく治療しっぱなしの

実習でした。

 

治療を受けに来るサッカーコースの選手たちも

「俺ここ皆勤賞や〜」と毎週治療を受けるのを

楽しみにしながらニコニコ来てくれる選手や

鍼灸は初めて、ちょっと怖いという選手や

鍼の刺激はちょっと苦手だと言いながら

毎週通ってくれてる選手などなど

様々な思いを持って臨床実習の場となっている

トレーナールームを訪れてくれます。

 

鍼灸学科の学生たちが沢山のアスリートへ

治療を在学中に存分に経験できるのは

サッカーコースの先生方が治療に行って来いと

ケガなどにより別メニューで練習に参加している選手に

促してくださるような協力があってのことで、

本当にありがたいことです。

 

選手だけでなく文化教養課程教頭でサッカーコースGMの

髙祖和弘先生にももう何年も治療に通っていただいています。

(髙祖先生については少し古い記事になりますが

こちらで詳しく紹介しております)

 

ちなみにこの髙祖先生の治療は鍼灸学科の学生にとって

サッカー治療実習で一番緊張する患者さんでもあります。

良いことは良い、悪いことは悪いと日常患者さんが

思っていても口にしない感情も全て言葉にして

学生に伝えてくれ、時には熱のこもった

指導になることもあるので、厳しい言葉が出るときは

先生の治療にあたっていない学生も含めてピリッと

背筋が伸びます。

 

「ちゃんと言わなきゃいつまでもわかんねえだろ」

と患者さんの目線から鍼灸学科の学生を

治療者へと育ててくれているのを感じます。

 

 

写真は狙う筋肉に電気を当てようと

奮闘している3年生の様子ですが、

髙祖先生は「最初から上手くできるやつなんか

いねえんだから俺の体を使ってチャレンジしてみろ!」

と場所や鍼の深さや鍼先の感覚などを学生に

何度も確認しながら一度で上手くいかなくても

根気よく学生のチャレンジに付き合ってくれます。

そして上手くいくと「そうだよ、それなんだよ」と

ニヤリと笑います。学生の緊張が緩む瞬間です。

 

学生のうちにしっかりしごかれて絞られて

何度もチャレンジして、そしてできたら褒められて

大きく成長していく学科を超えた熱血指導で、

一つでも多くの気付きを学生が得ることが

出来たら良いなと思います。

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