1年生の生理学実習が始まりました。
「生理学」って要は自分の体で起きている
働きについて学ぶ学問です。
教科書とにらめっこしていても難しく感じてしまう
こともあるので、生理学を一通り学んだ
1年生のこのタイミングで「じゃあ実際に
やってみよう!」という趣旨の授業です。
生理学にまつわる様々な実習を行い、
その結果に基づいて生理学的に考察してもらいます。
今日はその中でも「皮膚感覚」について学ぶ実習を
ご紹介します。
人の体には感覚が敏感な場所、鈍感な場所があります。
それは皮膚に分布する触点や痛点、温点、冷点など
感覚を感じるポイントの密度が体の部位によって
違うのでそういうことが起きてきます。
ということをほんとかどうか実験しました。
写真のように1センチの中に1辺5個ずつ交点が
出来るような線を引いたものを体の部分に
スタンプして刺激していき、それぞれの点で
どのように感じるのかを比較しました。
刺激するのに使われた超高性能な装置がこれです!!
\デデン!/
鍼についている筒(鍼管といいます)と
釣り糸で出来ています。
刺激するとちょっとチクっとするような
でも肌を破ることはない弱い刺激が来ます。
人間は考える葦である。お金をかけずとも
工夫をすることが大事なんです。
計測した後は10分から15分程度冷やして
その感覚がどう変わるかを計測します。
ケガをした時に「アイシングをする」ということが
スポーツの現場で日常的に行われています。
アイシングは様々な効果を期待して行われていますが
皮膚感覚に対してはどうなんだろうという実験です。
みんな楽しそうにお互いをツンツンしていました。
鍼に刺されたときに痛みを感じやすい学生は
この実験でも痛みを感じる点が他の学生より多くて
だから自分は鍼を刺されるときに痛みを
感じやすいのかなあなんて言ったりしていました。
教科書に書いてあることを実際やってみて
体って本当に面白いなと実感してくれていると
良いですね。
このあと何回かこの実習の内容について
ご紹介していきたいと思います!