
こんにちは、履正社国際医療スポーツ専門学校 広報部Tです。
最近、鍼灸学科のブログによく登場する「経穴かるた部」。
鍼灸師に必要な知識、経穴(ツボ)をかるたで学ぶ部活動なのですが、
「一体、どんなかるた?」「普段の練習は何をしているの?」と、個人的に気になっていました。
そこで、顧問の加藤先生に依頼し、活動の様子を見学させてもらうことに。
活動時間は、隔週火曜日のお昼休み。
鍼灸学科は午前部、午後部に分かれているので、どちらの学生も参加しやすい時間帯です。
使用するのは、こちらの「経穴かるた」。

取り札には経穴の名称が、読み札にはその説明が書かれています。
たとえば、取り札が「足三里」なら、読み札は「足の陽明胃経 合土穴」。
こ、これは……読み方も分からない……。
加藤先生に「参加しますか?」と誘っていただきましたが、
ひとまず今回は見学に徹することにしました。

続々と部員が集まり、手慣れた様子でかるたを並べていきます。
かるたを全て使うと60枚ありますが、普段は30枚で練習することが多いそう。
ずらっと並んだ様子を眺めると、30枚でも十分多く見えます。

この日、見学に来ていた1年生はカンペを片手に挑みます。

カンペ(左)と取り札(右)
さあ、いざ勝負!「手の少陰心経、兪土穴」と読み上げられると、
次々に「はい!」「はい!」という部員の声、パン!パン! とかるたを取る音が続きます。

現在、部員は3年生が中心というだけあり、あっという間に札が取られていきます。
その中でもずば抜けていたのは、昨年の「経穴かるた大会」の優勝者。さすがの風格でした。

アスリートのたたずまい
そんな3年生も、最初からこのスピードだった訳ではありません。
かるたを楽しんでいるうちに、いつの間にか速くなっていたとのこと。
1年生の皆さん、安心して入部してくださいね。
かるた部のモットーは「楽しく学ぶ」。
その言葉通り、活動中はあちらこちらで笑い声があがり、大盛り上がりです。


「このかるた部に参加していなかったら、経穴を覚えることをあきらめていたかも」と語るのは、部員第一号の学生。
なかなか覚えられないと悩んでいたところ、鍼灸学科の日開先生にかるたの存在を聞き、
興味を持ったそうです。
今では、読み札を聞いて名称を答えるだけではなく、
身体の位置を示す応用編もこなすほどになっています。
お昼休みが終わる頃には、1年生もすっかりとりこになって楽しんでいました。
カンペなしで楽しめる日も、きっとすぐ訪れますね。
経穴かるた部の活動は、Instagram でも発信中です。








