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理学療法学科

理学療法士の手肌の管理は?

医療従事者である理学療法士は、医療や介護現場において加齢や様々な病気や外傷にて免疫能力が低下した方々を対象とするので感染症対策が重要となります。

その対策には、高い殺菌・消毒効果を有するハンドソープとアルコールを用います。

これには、頻繁な手洗いや消毒に耐える手荒れ防止効果(保湿・弱酸性)も求められています。

医療用ハンドソープの3つの特徴

◎この手洗いにおいて医療でのハンドソープには、一般の家庭用と比べて以下の3つの特徴があります。

1.無香料・無着色・微香性:患者や薬品、食品への移り香を防ぐために、香りが残らない無香料や微香性が主流です。

2.優れた泡切れ:1分1秒を争う現場において、ぬるつきを残さず瞬時に洗い流せる設計になっています。

3.皮膚保護(バリア)機能:1日に数十回洗っても、皮膚の角質が剥がれて院内感染のリスク(手荒れの傷口が菌の温床になる。その手を用いた対応で感染拡大。)を高めないよう、アミノ酸系洗浄成分や高保湿処方が施されています。

皮膚保護を行って院内感染防止

◎皮膚保護を行って院内感染防止 ➡ 洗浄後の皮膚管理(スキンケア)が必要

これは、「皮膚のバリア機能を維持して院内感染を防ぐ」という重要な医療安全対策の一環です。

1日に数十回も手洗いとアルコール消毒を繰り返す医療現場では、以下のステップと基準で皮膚管理が行われます。

1. 手洗い後の水分の完全な拭き取り

  • こすらず押さえる:ペーパータオルで皮膚をゴシゴシこすると角質が傷つきます。優しく押し当てるように水分を吸い取ります。
  • 指の間も完全に:指の間に水分が残ると、皮膚がふやけてバリア機能が低下し、手荒れやカンジダなどの原因になります。

2. ハンドクリーム・ローションの即時塗布

  • タイミング: 洗浄・乾燥後、「30秒以内」のまだ皮膚が柔らかいうちに塗るのが最も効果的です。
  • 使用量: 人差し指の先から第一関節まで(約0.5g / 15mm程度)を両手分の目安とし、手の甲や指の股、爪の周りまでしっかり擦り込みます。

3. 医療現場で選ばれる皮膚管理製品

医療人が業務中に使用する保湿剤は、「次に使うアルコール消毒液との相性(抗菌効果を阻害しない)が良い」と、「ベタつかず業務に支障が出ない」、この2点が絶対条件です。

  • 皮膜形成型:汚れや薬品、頻繁な手洗いから肌を保護するバリアを作ります。
  • 高保湿・速乾型:塗った直後でもベタつかず、すぐに医療用手袋を着用できます。

医療現場の3大NG行為

  • 消毒液が乾く前にクリームを塗る:消毒効果が落ちるだけでなく、クリームがよれて保護膜にならない。 
  • 私物の香料入りクリームを業務中に使う:患者さんへの移り香や、ラテックス手袋の劣化を引き起こす原因になる。
  • 手荒れを放置する:ガサガサの皮膚やひび割れには、手洗いをしても細菌が残りやすく、「感染源」になる。

PT学生の皆さんは、これらを念頭において多くの対象者へ安心・安全な理学療法介入に努めて参りましょう!

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