本日は、理学療法を学ぶ上で必須となる理学療法評価学を紹介します。
この科目は、Ⅰ~Ⅲに分類され1~2年生で学んでいきます。
◎理学療法評価学Ⅰでは、生理機能検査(意識レベル・血圧・脈拍・呼吸数・呼吸状態・体温などの生命徴候)、形態測定(身体測定のような長さや太さ、重さなどの身体状態)、脳神経検査(匂いを嗅ぐ・見る・味わうなどの頭部・顔面の機能)、疼痛評価、深部腱反射(筋肉や神経の状態)、高次脳機能(脳の特別な機能)の評価を学びます。
◎理学療法評価学Ⅱでは、身体の各所の関節の角度を測定するROM-T(関節可動域測定法)と、身体の各関節に作用する筋力を測定するMMT(徒手筋力検査法)を学びます。
◎理学療法評価学Ⅲでは、身体運動機能に影響する運動器障害の評価(整形外科的検査)、脳や脊髄などの中枢神経や、更に先につながる末梢神経の障害の評価:表在反射、病的反射、筋緊張検査、協調性検査、感覚検査、片麻痺運動機能検査(脳障害にて生じる運動麻痺の評価)などを学びます。
そもそも評価とは、広辞苑によると「品物などの価格を定めること」、 「善悪・美醜・優劣などの価値を判じ定めること」とされています。
では、医療での評価とは?
皆さんの進路である理学療法士に求められる能力は、評価能力です。
この評価能力は、対象者が「どんな人で、どのような援助を必要としているか」を知るものです。
更には、「どのような将来像を希望しているのか」、そして「どうすれば、どのくらいの期間で叶うのか」をより正確に知るために、多くの先人の知恵となる文献などを用いて、「根拠に基づく医療」に繋げていくことが重要となります。
日々真剣に授業に取り組み、基礎医学の知識を基に多くの実技練習をして将来の対象患者さんのリハビリに有益となるよう努力する学生たちの姿に期待を感じる今日この頃です。
頑張れPTスチューデント!!


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