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日常生活(ブログ)

理学療法学科

この時期の体調管理(梅雨バージョン)

皆さんこんにちは。

6/9に大阪の梅雨入りが発表され、じめじめとした日々が「梅雨だる」という言葉も生まれてしまうほど、この時期は体調不良を感じる方は少なくないものです。梅雨は1ヶ月以上も続くため、心身の調子を崩さないためにも普段より身体が疲れやすい気候になったことを意識した体調管理が必要となりますね。

ここでクエスチョンです。

なぜ梅雨時期は、体調不良が起きやすいと思いますか?

アンサー:それは、私たちの体が気圧の変化に敏感にできているからです。

梅雨になると、気分が憂鬱、関節が痛い、頭が痛い、めまいがする、気分が悪い、体がだるい、疲れやすい、食欲不振、消化不良、下痢・便秘、不眠、などの症状を感じたことはありませんか?

これらは、梅雨で気圧が50hPa下がると、身体を外部に膨らませようとする生理作用が働き、これに対抗して血管や筋肉を収縮させて体内の圧を調整しようと変化します。この身体の変化がストレスとなり、自律神経が乱れ体調不良が生じるのです。この自律神経には、体を活動させる交感神経と、リラックス状態にする副交感神経の2種類があります。この2つの神経がバランスを取り、さまざまな器官を正確に働かせてくれます。

気圧の変動や、寒暖差などに抵抗するため、交感神経が優位な状態が続きます。このことで、副交感神経が優位(リラックス状態)になれず、睡眠が浅い睡眠障害に陥りやすくなります。この状況では、緊張が持続しエネルギー消費が増大して、疲れが蓄積して、だるさやイライラや集中力の低下にも繋がってしまうのです。

更に、この時期は日照時間が短いため気分が落ち込む傾向となります。

実は、日照時間と気分には深い関係があります。
朝に太陽の光を浴びることで、体内で「セロトニン」が作られます。セロトニンは、夜になると寝つきにも影響する「メラトニン」というホルモンに変化します。体内のセロトニンが減少とイライラや落ち込むなどのネガティブシンキング傾向になります。

では、この梅雨時期を元気に乗り越えていく方法は‼

1.睡眠をしっかりと取り、身体をゆっくり休めてあげましょう。

日中は外に出て日光を浴び、セロトニン~メラトニンを蓄えて快適な

睡眠を取るようにしましょう。

2.胃や腸に負担をかけないようにしましょう。

気温や湿度が高いと、冷たくさっぱりした飲み物や食べ物が欲しくなりますが、

とり過ぎ注意ですよ。胃腸に負担がかかり、食欲が低下すると身体の回復に必要な

栄養がとれなくなるので、あたたかい食べ物を中心に、飲み物はなるべく常温か

冷やし過ぎないことに気を付けましょう。

3.入浴でリフレッシュしましょう。

暑い時期は、シャワーになりがちですが自律神経が乱れやすい時こそ、お風呂に

ゆっくりつかってリラクゼーションしましょう。寝つきが良くなる効果も期待でき

ますよ。

4.室内での軽い運動にてストレス解消してリフレッシュしましょう。

  特に勉強中は同じ姿勢が続くことが多いので、軽いストレッチにて緊張した筋肉

をゆるめて心身ともにリラックスしていきましょうね。

ぜひ、参考にしてみてください♪

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