
こんにちは、履正社国際医療スポーツ専門学校 広報部です。
理学療法学科の「プロフェッショナルミーティング」、三回目の講演が9月13日に行われました。
今回、登壇いただいたのは田津原佑介先生。和歌山の『貴志川リハビリテーション病院』で、回復期のリハビリテーションを担当されています。
まずは先生ご自身が理学療法士(以下、PT)を目指した理由や、PTの仕事についてのお話。

その後は、「回復期リハビリテーション病棟」について。
ICF(国際生活機能分類)の説明があった後、「もし、自分が障害を負ったとしたら、どんな困りごとに遭遇しそうでしょうか。あなたは車椅子を利用していて、上半身は動かせます」。
こんな症例が立てられ、グループワークがスタート。自宅、通学時や学内、趣味や生き甲斐において、それぞれ困りそうなことを考えながら話し合います。

ほかにも、ある患者様の症例動画を見せていただきました。その後、先生からこんな質問が。
「この方が自宅に戻られた際、どんなことに留意すべきでしょうか。たとえば家の内装。お手洗いへ行く途中にある廊下に手すりをつけるなら、どのように設置すると良いでしょう?」。
田津原先生の解説を通し、PTはリハビリのサポートだけでなく、さまざまなアンテナを立てながら患者様の生活導線をデザインする役割も担っているということがよくわかりました。
ほかにも、脳卒中者の就労支援や社会参加支援、介護保険領域での活動、機器開発へのチャレンジなど、さまざまな取り組みを語ってくださいました。
最後に、田津原先生から在校生へのメッセージが。
「わからないことはまず調べてみて、理解する力をつけましょう」
「それでもわからなければ、友達や先生に『聞いてみる』力をつけましょう」
「人に『説明する』クセをつけましょう」
どれもとても大切なことばかりですが、みなさん、どの言葉から実践できそうですか?







