
こんにちは、履正社国際医療スポーツ専門学校 広報部です。
理学療法学科の特別授業「プロフェッショナルミーティング」についての記事を4回にわたって掲載しています。
前回までの記事はこちら
【vol.1】「プロフェッショナルミーティング」の概要、当日の様子について
【vol.2】影石言光さんインタビュー(前編)
【vol.3】影石言光さんインタビュー(後編)
今回は最終回。特別講義を受けた学生を代表して、ふたりの1年生にインタビューを行いました。講演の後、彼らの心に浮かんだ「想い」に触れてみたいと思います。
「講演の後、アクションを起こしてみました」

ひとりめは、昼間部で学ぶ岡本心斗さん。福井県から履正社に進学しました。小学3年生から高校卒業まで野球に打ち込んでいたそうです。一方で、高校時代に学校で「宇宙食」を作ったことがあるという、ユニークな経歴の持ち主です。
――講演を聞いて、いかがでしたか?
「僕もスポーツトレーナー、中でも影石さんがいたプロ野球の世界に憧れがあります。お話を聞いて、やっぱりプロチームへは誰もが行けるわけじゃない、チャンスを掴みにいかないといけないんだと実感しました。だから、『自分から行動する』という言葉は心に残りました」
――講演の後、何か変化はありましたか。
「影石さんにもう少し詳しくプロトレーナーについて質問しました。そうしたら、『プロスポーツに携わりたい場合、どうしても現場経験がものをいうし、差がつく』と伺って。だから、いろんな人とつながりを持つためにアクションを起こそうと思いました。いろんな方のお話を聞いてみたくて、中・高校時代にお世話になっていたトレーナーさんのつながりで、別のプロトレーナーさんを紹介してもらったところです」
――入学して、1カ月が経ちました。勉強はどんな感じですか?
「高校までほとんど学んだことのない内容ばかりなので、しんどいです(笑)。今は脳神経について覚えている最中なんですが、かろうじて知っていたのは『アセチルコリン』『ドーパミン』といった神経伝達物質ぐらい。実は高校では海洋科学科にいました。学校のプログラムでJAXAから宇宙日本食として認定された『宇宙サバ缶』を作った経験があるんです。その際に必要だった『食品技能認定』をはじめとする食品系の資格をいくつか持っていて。そこで覚えたのが『アセチルコリン』や『ドーパミン』です(※岡本さん、ほかに潜水士の資格も持っているそうです)。将来は影石さんのようにスポーツに強い病院や整形外科に軸足を置きながら、スポーツ現場で経験を積む働き方をイメージしています。そして最終的にはプロの世界に近づきたいです」
「病院勤務とトレーナー活動を両立する利点を知れました」

そしてもう一人は、夜間部に在籍する川﨑心琴さん。広島県出身です。川﨑さんもトレーナー志望で、理学療法士に加えアスレティックトレーナーの資格取得を目指す「医療+アスレティックトレーナー」を専攻しています。
――講演を聞いての感想を教えてください。
「プロスポーツの世界って、表舞台に立つ監督や選手のことはメディアでよく見聞きしますが、トレーナーの情報はなかなか入ってきません。だから、今回の講演はすごく楽しみにしていました。どのお話もとても勉強になりましたが、現場の厳しい世界、知識や経験を積み上げていかないとプロの現場に居続けられないことがよくわかりました」
――講演の後、影石さんにどんなメールを送りましたか。
「病院で働きながらトレーナーの仕事ができるかどうかを伺いました。そうしたら影石さんからいただいた返信で、『病院の仕事と両立するメリットとして、選手がケガをした際、自分がいる病院で復帰をサポートすることが場合によっては可能ですよ』と教えてもらって。病院で働くからこそ選手との時間も増え、早期復帰に繋げることもできるんだ、理学療法士ってすごいなぁ、と改めて思いました。将来の働き方を考える際のヒントにもなりました」
――将来の夢を教えてください。
「Vリーグの女子チームのトレーナーになることです。私自身、高校までバレーボールをしていたんですが、高校2年生のときにケガをしてしまい理学療法士さんにお世話になりました。そこで、『正しい身体の使い方』の大切さを教えてもらったんです。自分が経験したみたいに、理学療法の知識や技術をいかして『身体に負担をかけないフォーム』を教えられるようになり、選手がケガに苦しまないサポートがしたいです」
岡本さん、川﨑さん、ありがとうございました!







