明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、この講義は昨年末に行われたもので、少し前の話となります。
自助具製作グループ「わかば」さんのご協力により行われました。
自助具とは簡単に言うと、日常生活の動作を行ううえで、
身体の障害により、失われた機能を補い、残っている機能を利用して、
可能な限り自力で容易に行えるようにするための道具のことです。
仕事の領域としては、理学療法士よりは作業療法士の方が色濃いかもしれませんが、理学療法士にも必要な知識です。
講義として自助具の総論、実技として材料や工具の使い方の説明でした。特に実技では、普段手にしない鋸や金槌を持って、実際に工具の使い、基本的な自助具を3つ作りました。
その後、作ったものに対して、障がい像を想定し、どのような工夫をするとより使いやすくなるか、
グループ毎で話し合いを行い発表しました。
障がい者のために、できるだけ良くしようとすることを、
自助具を通して少しでも考えられたのではないかと思いました。