みなさん、こんにちは。
この記事は、本校の学生、入学を希望するみなさんにぜひ読んで欲しい内容です。
突然ですが、みなさんは「今、何のために勉強してるでしょう?」
もちろん、「理学療法士になるために勉強している」と答える方が大半だと思います。
理学療法士になるためには、たくさんの授業を受け、多くの医療用語を理解して覚え、理学療法士として患者さんを良くするための知識・技術を習得します。目の前の課題やテスト、そして国家試験に向けて、がむしゃらに勉強しているみなさんに、この質問は愚問かもしれませんね。
専門学校とは、昔から「職業訓練校」と言われ、ある特定分野の専門職を育成する教育機関です。社会に出るために「手に職をつける」ための学校です。本校を卒業して、無事理学療法士となり社会に出ると、「手についた職」が皆さんを助け・成長させてくれることでしょう。
では、その先の社会に目を向けて見ましょう。
ここ3年、「ICT技術の発展」「コロナ禍」や「歴史的円安」と社会は加速度をもって変化をしています。(とてつもないスピードです)
つい3年前・・・
誰が「全ての授業をオンラインで行う学校が存在すること」を想像していたでしょう?
誰が「マスクをしないと外出できない世界」を想像していたでしょう?
誰が「急速に物の値段が上がる世の中」を想像していたでしょう?
あなたが手に職をつけて出る社会は、今とどれくらい変化をしているのでしょう?
理学療法士になるための勉強は、専門的な知識や技術であり、理学療法分野以外での使い道はそんなに多くないかも知れません。
しかし、「知らないことを学ぶ」プロセスは、生きる上でとても大切です。
今、皆さんががむしゃらに勉強しているプロセスは、きっと理学療法以外の分野でも役立ちます。我々教員は、良い理学療法士を育成する中で、みなさんの今後の人生に役立つ教育をしたいと思っています。
皆さんには、理学療法士になるための勉強をする中で、「あらゆるモノやコト、ヒトが、変化する社会を、豊かに生きる力を身につけるために勉強をしている」ということを、是非知って欲しいと思っています。