最近ではJリーグやプロ野球の世界でも理学療法士がいるチームが増えており、
プロスポーツの世界では理学療法士の役割は
ますます高まっていると言えるでしょう。
ただ、ひとえにスポーツと言ってもプロ野球やJリーグ、
Bリーグなどプロスポーツの世界から大学、高校などの学生スポーツ、
スポーツ愛好家がなどさまざまなレベルがあります。
それぞれのレベルで、選手の様相も違いますし、
それに合わせて理学療法士としての関わり方も多様となってきます。
今回は、私自身が長年身を置いていた大学学生スポーツの1日を
お話したいと思います。
学生たちは日中はもちろん授業があるため、
練習は夕方以降で始まることがほとんどです。
15:00〜
誰よりも早く練習場に入り、ドリンクやテーピングの準備、
練習中の怪我に対応するため応急処置用の道具の準備をします。
15:30〜
テーピングを必要とする選手や練習前に
チェックが必要な選手の対応をします。
練習前に物理療法を実施しています。
17:00〜 練習開始。リハビリが必要な選手は別メニューとなりますが、
この担当は理学療法士が行います。選手の状態を把握し、
できる内容としてはいけない内容を判断します。
その上で、効果的なトレーニングを提供していきます。
20:00〜 練習終了。ここからは練習後の選手たちの
コンディションチェックと必要であればその対応をします。
選手が練習中に感じた違和感や痛みを聴取し、その評価と治療をしていきます。
22:00〜 終了。帰宅。
ここでは、とある練習の1日をお話しましたが、
試合の帯同やトレーニング指導なども全て行います。
また、体力測定を実施し、その結果に基づきトレーニング指導も
実施していきます。
時には、選手は精神的にいっぱいいっぱいになることもあります。
その選手の精神的なサポートも重要な役割となります。
このように、スポーツにおいて選手の活躍の裏には多くのストーリーがあります。
理学療法士は単に身体的な部分だけを見るのではなく、身体、心、生活、その全てを見て、選手に寄り添っていく必要があります。
もっと詳しい話を聞きたい方は、ぜひ本校のオープンキャンパスにご参加ください!!