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【vol.2】有名ジムから独立! パーソナルトレーナー・宮川凌雅さんインタビュー


こんにちは、広報部Mです。昨年、自身のジムを立ち上げた卒業生・宮川凌雅さんのインタビューvol.2をお届けします。

今回のお話は、現場実習の思い出について。
本校在学中、憧れのゴールドジムでトレーナーデビューを果たした宮川さん。
机上の学びを実践の場でアウトプットする日々は、どんな成長をもたらしたのでしょうか。

➡前回のインタビューはこちら

宮川さんのプロフィールはこちら

「履正社の宮川くんだね」

――現場実習の思い出を教えてください。1年生の後期からゴールドジムで実習をはじめたんですよね。
「はい。前回お話した通り、僕は高校生の頃から『ゴールドジムに入社する』という夢がありました。だからこそ、在学中からゴールドジムで実習ができたのはすごく大きな出来事でした。憧れの場所で働く方々との時間は貴重で、たくさんの気づきがありました」

――どんな気づきがあったのでしょうか。
「トレーナーのみなさんがどんな想いで接客をし、どういう意図で運動を提供しているのか、といったことです。ゴールドジムでの実習は4カ月間でしたが、入社後、実習先として通っていた店舗に行くと、『履正社の宮川くんだね』と、覚えてくださっていたお客さまもいて。コミュニケーションが取りやすかったです」

――実習は他にも行ったんですか。
「『KCSからだコンディショニングスタジオ』というパーソナルジムにもお世話になりました。そこはトレーニングにピラティスを取り入れていて、ゴールドジムとはまた違った形態でした。こちらのジムで感じたことや学んだことも、今の自分の基盤になっています。代表の方とは現在も連絡を取り合っています。今でも僕のことを何かと気にかけてくださり、とても感謝しています」

――実習が、何よりの実践の場だったんですね。
「学校の勉強はどうしても、教科書に沿った内容が中心になります。一方で実習先は、学んだものをどう応用するかを考える場でした。学校の資格試験対策はとても充実していました。先生方からたくさんフォローしていただき、試験の日も、自信を持って挑めました。日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者(JATI-ATI)、健康運動実践指導者……、先生方がすごい熱量で、親身になって教えてくださいましたね。ほかにNSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)など、在学中に取れる資格はたくさん取りました」

やり甲斐の中にあった、葛藤。

――卒業後のキャリアについておうかがいします。宮川さんは晴れてゴールドジムに入社されましたが、所属はどちらだったんでしょうか。
「入社してすぐは神戸元町店に所属し、週に1度、新神戸店にもいました。その後、十三大阪店所属となり、同時に複数の店舗を回っていました。大阪と兵庫のあらゆるゴールドジムで勤務していたので、多くのお客様を担当させてもらいました。ゴールドジム時代は本当に学びが深く、楽しかったです。特に僕の場合は複数の店舗勤務が多かったため、さまざまな方と仲良くなれました。同僚、お客様……人脈はそこで自然に作られていきました」

――憧れの会社に入職したのに、独立したのはなぜですか。
「ゴールドジムに来てくださるお客様は、身体作りへの意識が高い。質の高いセッションができることに、やり甲斐を感じていました。一方で、世の中には身体の不調に悩んでいる方がたくさんいることにも気づいていました。僕の中にはずっと、『身体に対する困りごとを、トレーニングで良くしたい』という想いが根底にあったんです。また、ゴールドジムは大きな会社なので、どうしてもできること、できないことがあって……。ここにずっと葛藤していました」

――自身が提供したいトレーニングを行うために、独立したということですね。
「そうです。2年間、ゴールドジムでお世話になった後、23年から24年までの1年間、フリーランスのトレーナーになりました。その後、自分の店舗の立ち上げに挑戦したんです」

――1年間、フリーランスをしていた理由は?
「修業と開店準備のためです。正直、ジムを立ち上げるのって、リスクが高いんです。でもフリーランスだったら、経費でかかるものって、施設のレンタル費用とかチラシ代だけなので、ローリスクで始められるんです。なので、1年の間に経営とか集客方法を学んで、いろんな経営者さんとつながり、教えていただきました。ゴールドジム時代とはまた違う経験を積むことができました」

――準備期間中、新たに学んだことってありますか。
「たくさんあります! たとえば、チラシ作り。自分自身のことや店舗の紹介をただするだけじゃダメです。10人に1人が抱える悩みを解消できる人になり、具体的な悩みを解決できるお店にしてターゲットを絞り、PRすることが大切です。私は、慢性腰痛やお腹痩せが得意でしたので、自分の強みを特化して訴求をかけたところ、すごく反応が良かったです」

宮川さんの店舗立ち上げ準備のお話は、まだまだ続きます。

次回は最終回。
パーソナルトレーナーが独立開業するには、どんな準備が必要か。
リアルなお話をたっぷり伺っています。次回もぜひ、ご一読ください。

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