学生の皆さん、こんにちは。教員Aです。
今日、5月8日は「世界赤十字デー」です。
赤十字というと、災害や事故のときに真っ先に動く存在、というイメージがありますよね。
その場の状況を見て、すぐに判断して、応急処置をする。

実はこの「現場で人を助ける」という点で、柔道整復師の学びと、すごく通じるところがあります。
骨折・脱臼・捻挫などの外傷は、最初の対応でその後が大きく変わります。
だからこそ、みなさんが今やっている包帯固定や整復の練習は、ただの試験対策ではなく、“現場で動ける力”を少しずつ積み上げている時間なんですよね。
少しだけ、私の話をさせてください。
私がこの道を目指したきっかけは、阪神・淡路大震災でした。
当時29歳で兵庫県芦屋市に勤務していたのですが、震災で職場が半壊し、仕事ができなくなりました。
その中で、炊き出しをしたり、避難所に物資を運んだりする日々を過ごしていました。
そんなとき、避難所で柔道整復師や鍼灸師のボランティアの方々が、疲れ切った方々の体に丁寧に向き合い、支えている姿を目にしました。
その光景を見て、
「この資格は、普段は仕事として人を支え、いざというときには人を助ける力になるんだ」と、強く感じたのを覚えています。
もともと興味はあったものの、転職には迷いもありました。
でも、この経験が背中を押してくれて、思い切ってこの道に進む決心をしました。
みなさんが今学んでいることも、きっと将来、誰かの力になります。
5月8日、せっかくなので「今、学んでいることが現場でどう生かせるか」そんなことを、少しだけ考えてみてください。きっと、普段の実技の意味が、少し違って見えてくると思います。







