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日常生活(ブログ)

柔道整復学科

コーレス骨折ってなに?

みなさんこんにちは。
柔整科1年担当の篠浦です。
本日はお昼くらいにゲリラ豪雨が学校周辺を襲っていました。
登下校中の学生たちは土砂降りの中走っていましたが、風邪を引かないように気をつけてくださいね。

さて、本日は1つの骨折についてご紹介します。
2年生になると、柔道整復理論の中で体中様々な骨折や脱臼について学び始めます。
全身で骨は200個強あるのでその分、骨折や脱臼の種類も多くなるわけです。

そんな中、整復実技の授業内でも審査対象となってくる「コーレス骨折」という骨折があります。
前腕の2本ある骨のうち、橈骨の手首に近い位置が折れてしまうものです。
ヤンキース時代の松井秀喜選手も同系統の骨折を体験されていましたね。
痛みや骨折特有の症状といったものは当然あるのですが、転位が大きいものだと特徴的な変形を有します。

イラストにあるのがコーレス骨折で特有の、「フォーク状変形」と「銃剣状」変形です。
それぞれフォークや銃剣に似た形になることから名前が付けられています。
このような外観上の変形からも患部の状態を予測することはでき、審査における有益な情報となるわけです。

転んだ際に身体の後ろに手を衝いたりすると起こりやすい骨折となっているため、お気を付けください。
学生たちはそういった発生原因や症状、整復や固定含めた治療まで学んでいきます。
2年生は迫る前期試験の範囲にもなっているため頑張ってくださいね。

(1枚目の写真はこの骨折を発表したアブラハム・コーレス氏をイメージして作成したものです)

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