みなさん、こんにちは!
柔整科1年担任の篠浦です。
先週のブログで喉を痛めた報告をしましたが、全然よくなっていません(-_-;)
声ガラガラで授業してますが、ご了承ください。
さて、先週A先生のブログにて「アクティブリコール」について触れられていたので、今週私は「Google効果」について触れたいと思います。

みなさん「Google効果」って聞いたことありますか?
「デジタル健忘症」と言った方が聞き馴染みがあるかもしれませんね。
2011年にコロンビア大学のベッツィ・スパロー博士らが行った研究によると、インターネット環境下で情報を取得できる人は
〇「情報そのもの」よりも「情報がどこにあるか」を覚えようとする
〇その結果、記憶力がネット環境に依存してしまう
といった影響現れるというものです。
何回も同じ言葉を検索していたり、メモ代わりに携帯画面をスクリーンショットして満足していたり、みなさんも心当たりがあるのではないでしょうか?
平たく言うなら、「ネット環境等を脳の外付けハードディスク化している」といった感じでしょうか。
これにはメリット・デメリットがあるのですが、記憶や理解力には悪影響が大きいとされる研究が多いです。
「漢字」についてスマホ検索と紙の辞書で調べることを比べた東北大学加齢医学研究所の研究によると、
〇同じ時間内で調べられた漢字の数はスマホ検索の方が若干多かった
〇しかし、スマホ検索では脳の前頭前野がほとんど働いていなかった
という結果が得られたようです。
また、その後の記憶テストでも紙の辞書を使用した群の方が成績が良かったようです。
これを我々の普段の勉強に置き換えてみましょう。
わからない医療用語や理論的なこと、たくさんありますよね?
それらをネット検索して、その場では分かった気になって、放置していませんか?
上にも書いたように記憶への定着率は低いとされているネット検索。
どの様に活用していくべきなのでしょうか。
もちろん、先日A先生のブログにあった「アクティブリコール」もその対策の1つです。
さらには
①「すぐ検索」ではなく自力で思い出す・考える時間を作る
②検索結果を「だだ見る」だけでなく「自分の言葉でまとめる」
③知ったことを誰かに説明する(アウトプット)
④まとめるのも紙ノートへ手書き
このあたりのことを意識するだけで、記憶への定着率は変わります。
デジタルデバイスやインターネットを上手く活用しながら、それに依存しない自分なりの勉強法を探していってくださいね。
私も頑張ります!







