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日常生活(ブログ)

柔道整復学科

ストレッチ特別授業  〜考察力と対応力を磨く〜

こんにちは、柔道整復学科教員Aです。

昨年12月から、柔道整復学科2年生を対象に「ストレッチの特別授業」をスタートしました。
この授業は、2年生たちからの強い要望・依頼を受け、特別に設けたものです。


授業は、1限目が始まる前の早朝に実施しています。
「もっと寝たいな…」と思うこともある中、みんな遅刻や無断欠席をせず、真剣に取り組んでくれています。
(※遅刻・無断欠席をすると参加権を失うという厳しい条件付きです。)


授業の内容は、ペアストレッチを中心に進めています。
ペアストレッチは、自分の体を伸ばすセルフストレッチと違い、【相手の体の状態を「感じ取る力」】がとても重要です。
押しすぎず、引きすぎず、相手にとって最も効果的な力加減を見つけること。
そして、相手の呼吸に合わせながら、無理のないリズムでストレッチを深めていくこと。
簡単そうに見えて、実際にやってみると非常に繊細な技術が求められます。

また、受け手(クライアント・患者さん・選手など)には、柔軟性の高い人もいれば、低い人もいます。
同じ手順でも、効果が大きく出る人もいれば、逆に痛みや不快感が出る人もいます。
だからこそ、単に「教科書通り」「動画通り」に動くだけでなく、目の前の相手に合わせてアレンジできる柔軟さが必要です。

この授業では、
たくさんの相手とペアを組みながら、
・効かなかったときにどうするか
・どうすればもっと効果を引き出せるか
を自分なりに考え、試行錯誤してもらいます。

これを通じて、
考察力を高めること
対応力を高めること
卒業後、現場で即戦力となる「武器」を身につけること
この3つを目標にしています。

ペアストレッチを通して、「力加減」「呼吸のタイミング」「相手の反応を観察する力」など、現場で本当に役立つスキルが自然と身についていきます。
これは、机上の勉強だけでは絶対に得られない、実践力です。


毎朝コツコツ積み重ねている努力は、必ず大きな力になります。
今はまだその成果がはっきり見えないかもしれませんが、未来の自分がきっと感謝する日が来ます。
これからも一緒にがんばっていきましょう!

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