こんにちは!柔道整復学科教員のAです。
3年生のみなさん、国家試験の勉強、順調ですか?
覚えなきゃいけないことがたくさんあって、なかなか大変ですよね。
さて、柔道整復師を目指す皆さんに向けて、今回は“記憶に残る”勉強法として「アクティブリコール 」をご紹介します!
「何回もノートを見てるのに、試験になると答えが出てこない…」
そんな経験、あるあるですよね。
実はそれ、“受け身の勉強”が原因かもしれません。

●アクティブリコールって何?
アクティブリコールとは、簡単に言うと「思い出す練習」のこと。
教科書をただ読むのではなく、「覚えたことを自分の頭で引っ張り出す」ことに力を入れる学習法です。
この「思い出す」という行為が、記憶をガッツリ脳に刻み込んでくれるんです!
●なぜ“思い出す”と記憶が強くなるの?
アクティブリコールは、科学的にも効果が実証されています。
例えば、カーピック&ローディガー(2008年)の研究では、「思い出す練習」を取り入れたグループの方が、ただ繰り返し読んだグループよりも、1週間後のテストで成績が大幅に良かったという結果が!
さらに、脳の画像診断では、思い出す時に記憶の中心「海馬」や前頭葉が活発に働いていることがわかっているんですよ。
●アクティブリコールのやり方(簡単4ステップ)
- 問題をつくる!
教科書を読んで「これは出るかも」と思ったところを自分でノートやPCにクイズ化(問題作成)。 - 答えを思い出す!
ノートや教科書は見ずに、自力で回答するのがポイント! - 答え合わせ&再インプット
間違えた部分はしっかり見直して、理解まで落とし込む! - 日を空けて再挑戦!
記憶の“間隔反復”で、さらに定着力アップ!
実は私Aは学生の時にノートに問題作成し、その問題を間隔をあけながら何度も解いて覚えていました。それが、現在皆さんに配布している資料なんです(時代に応じて何度もアップデートしてきましたが…)。できれば自分で作ってみる方が頭には残りやすいよ。
●柔道整復師国家試験にこそ効く理由
国家試験は、「暗記力+応用力」が命。
アクティブリコールは、ただ覚えるだけじゃなくて「理解して引き出す力」も育ててくれます。だからこそ、「現場での実践力」も意識される国家試験との相性は抜群なんです。 あなたの勉強法、もう一度見直してみませんか?
「読む」から「思い出す」へ。アクティブリコールで、国家試験突破へまっしぐら!







