みなさん、こんにちは!
柔道整復学科1年担任の篠浦です。
今日は天気も悪く、少し肌寒い陽気ですね。
私は子どもの風邪がうつったのか、絶賛体調不良です。
寒暖差があるのでみなさんもお気をつけください。
さて、前回から期間が空いた「どんな勉強?」シリーズです。
柔整の学生はどんな勉強をしているのでしょうか。
まずは下の問題を見てください。
問題 定型的鎖骨骨折の固定で誤っているのはどれか。
1.セイヤー絆創膏固定
2.ハンギングキャスト固定
3.8字帯固定
4.T字状副子固定
正解は・・「2」です。
ハンギングキャストというのは上腕骨の骨折の際に使われる手法です。
その他の選択肢は正しい選択肢となるわけです。
今回、鎖骨骨折を例に出しましたが、骨折の固定には様々な方法があります。
我々は体の外から行う、「外固定」を施すわけですが、目的によってその方法を使い分けます。
2年生の整復実技の授業内で鎖骨骨折の固定についても取り扱いますが、
この際使用するのは上記選択肢にはない「リング固定法」というものを実施します。
リング状の包帯を両肩から後ろに引っ張り、胸を張った状態をキープする固定です。
整復を行ったポジションを維持するため、助手にも手を借りながら行います。

2年生の授業初めには例年このリング包帯を作成する課題があります。
財団試験まで約1年半ほど、自身の固定用具としてたくさん練習するものですので
学生のみんなも愛情をこめて作成してくれています。
今回は「骨折の固定、その用具」について触れてみました。
次回のシリーズもお楽しみに♪







