こんにちは、柔道整復学科教員Aです。
みなさんは、パンの中で一番好きなものは何ですか?
私Aの一番は「アンパン」です。以前、教員仲間に「好きなパンは?」と聞いたことがあります。私は当然「アンパン」と答える人が多いと思っていましたが、なんと誰一人いませんでした。
漫画『アンパンマン』ではアンパンが主役なので、もっと人気があるものだと思い込んでいました。アンパンファンの私としては、ちょっと残念でした。

さて、本日4月4日は「アンパンの日」って知っていましたか?
1875年のこの日、日本で初めてアンパンが誕生しました。ほんのり甘くて、やさしい味わいのアンパンは、忙しい学生や医療従事者にとっても手軽な栄養源になりますよね。でも、今日はただアンパンを食べる日ではありません。
現在放送中の朝ドラ『あんぱん』は、アンパンマンの生みの親であるやなせたかしさんの人生を描いた作品です。アンパンマンといえば、子供たちに大人気の正義の味方。やなせさんの歩みを知ることで、「正義とは何か」という問いをより深く考えるきっかけになるかもしれません。
やなせさんは戦争を経験し、その中で「正義とは単純ではない」と痛感しました。彼の言葉に、こんなものがあります。
「正義とは、お腹を空かせた人に食べ物を届けること」
アンパンマンが自分の顔を分け与えるシーンは、まさにこの考えを表しています。
お腹をすかせた人にパンを差し出す——それは「困っている人の命をつなぐこと」
医療にも通じる本質的な優しさなのではないでしょうか。
医療の世界もまた、どんなに知識や技術があっても、患者さんに寄り添う心がなければ、真の意味で人を救うことはできません。
アンパンマンのように、「今、目の前で困っている人を助けること」を大切にする姿勢——それこそが、医療者に求められる「本当の正義」なのかもしれません。
医療を学ぶ皆さんにとって、日々の勉強や実習は大変だと思います。でも、そんなときこそ、アンパンのように“誰かの心を満たすこと”を思い出してみてください。
今日、アンパンをひとくち食べながら、自分が将来どんな柔道整復師になりたいか、少し考えてみませんか?







