こんにちは、柔道整復学科教員のAです。
履正社は大阪府にある学校ですが、通われる学生さんは大阪出身者でない人が結構多い。
これまでの卒業生も、和歌山県や兵庫県、滋賀県、奈良県、京都府など近畿圏だけでなく、北は北海道から南は沖縄県まで全国各地から履正社に来られています。
最近だんだんと使われなくなってきたものも多い「大阪ことば」を紹介!好評につき第4弾「た」行編です!
これであなたも大阪人!
さて、次の「大阪ことば」の意味は分かるでしょうか?
①たいがい
②ちゃう
③ちゃらんぽらん
④ちょけ
⑤ちょろまかす
⑥てんご
⑦てんこもり
⑧でんぼ
⑨どや
⑩どんならん

ほな、答え合わせしょうかぁ。
①たいがい
ほどほどのにの意で「嘘もたいがいにしいや」、おおかたの意で「たいがいそんなもんやろ」などと使う。
②ちゃう
違うの意だが、場面によってさまざまなニュアンスがこめられる。「それはちゃうやろ」「なんかちゃうんやけど」「そうちゃうか」などと使う。チャウチャウと重ねて使うこともある。
③ちゃらんぽらん
いい加減なさま、無責任なさま、でたらめの意。「ちゃらんぽらんな奴やであいつは」などと使う。
④ちょけ
ひょきんな人の意。動詞はちょける。「あいつは相変わらず、ちょけやなぁ」などと使う。
⑤ちょろまかす
ごまかすの意。「あいつ、釣銭をちょろかましよった」などと使う。
⑥てんご
いたずら、冗談、悪ふざけの意。「そないなてんご、やめなはれ」などと使う。
⑦てんこもり
山盛りの意。現在では全国に普及して標準語化している。
⑧でんぼ
できもの、腫れものの意。「でんぼの神さん石切神社」はよく知られている。
⑨どや
どうだの意。どうやの短縮形。「どや、最近」などと使う。近年、「どや顔」という言葉で全国に普及した。
⑩どんならん
どうにもならないの意。「ああもう、どんならんわ」などと使い、深い諦念を表すとともに、こう言って自分を励ましているかのようなニュアンスもある。
あなたはいくつわかりましたか?
大阪以外から来られている学生さん、せっかくのご縁、大阪のことをいろいろ知ってくださいね。
ええとこでっせ、ほな。
参考文献:「大阪の教科書」創元社







