こんにちは、柔道整復学科教員のAです。
履正社は大阪府にある学校ですが、通われる学生さんは大阪出身者でない人が結構多い。
これまでの卒業生も、和歌山県や兵庫県、滋賀県、奈良県、京都府など近畿圏だけでなく、北は北海道から南は沖縄県まで全国各地から履正社に来られています。
そんな学生たちに大阪ことばを知ってもらおうと、昨年は「大阪人の名言」というタイトルで、若い頃によく聞いた大阪のオッチャン、オバチャンの名言(迷言)をいくつか紹介しました(2022.8.24柔整ブログ)
今回は、最近だんだんと使われなくなってきたものも多い「大阪ことば」(あ行編)をいくつか紹介したいと思います。
これであなたも大阪人!
さて、次の「大阪ことば」の意味は分かるでしょうか?
①あんじょう
②いきしな
③いきり
④いけず
⑤いちびり
⑥えげつない
⑦えらい (※「偉い」の意味ではない)
⑧おいど
⑨おおきに
⑩おちょくる
じゃあ、答え合わせです(笑)
①あんじょう
うまく、ほどよくの意。「あんじょうやりや」「あんじょう頼んます」などと使う。
②いきしな
行く途中の意。「お土産やったら行きしなに買うたらええやん」などと使う。
③いきり
調子乗りの人のこと。「あいつ、何いきっとんねん」などと使う。
④いけず
意地悪すること、意地悪する人の意だが、強い悪意は感じさせない。
類語の「こんじょうわる」と比べると印象もソフト。
「もう、知ってるくせにいけずやなぁ」などと使う。
⑤いちびり
よくおふざけをする人の意。
場を盛り上げ、和ませる役回りでもあり重宝されることも多い。
⑥えげつない
ひどい、毒々しい、あくどいなど程度がはなはだしい場合に使う。
「えげつないやっちゃ」などと使う。
⑦えらい
しんどい、ひどいの意。「偉い」の意味ではない。
「身体がえらい」「えらい雨やなぁ」などと使う。
⑧おいど
お尻の意。お尻よりも上品な語とされる。
⑨おおきに
ありがとうの意。もとは「大きに」で大変、まったくの意。
「おおきに、ありがとう」が略されて感謝を表す語になった。
⑩おちょくる
からかうの意。
語源は「ちょうける(ふざけるの意)」とされ、ふざける人を指して
「ちょけ」と呼んでいたことからきている。
あなたはいくつわかりましたか?
大阪以外から来られている学生さん、せっかくのご縁、大阪のことをいろいろ知ってくださいね。
ええとこでっせ、ほな。
参考文献:「大阪の教科書」創元社