こんにちは、教員Aです。
例年と違って今年の残暑は厳しいですね。太陽光線が痛い!
さて、熱中症予防に積極的に水分補給をしようとよく言われますが、実は水の大量摂取も要注意です。
「水中毒」って聞いたことがあるでしょうか?
「水中毒」とは、水の過剰摂取によって血液中のナトリウムイオン濃度が低下して起こる症状のこと。
腎臓が水を処理する速度は分速16mlと言われており、それを超えてガンガン水をとり込んでしまうと過剰摂取となり、体内のバランスが崩れて、脳や心臓、筋肉などが正常に機能しなくなってしまうんです。
具体的な症状としては、軽い疲労感、頭痛、嘔吐、めまい。
重症の場合は呼吸困難、痙攣、意識障害などが起こり、昏睡状態になってしまうこともある怖~いものなんです。
南アフリカの科学者ティム・ノークス博士の研究報告によると、水分をとりすぎる傾向にあるマラソン選手を調査したところ、250名以上に脳の膨張がみられ、7名が致命的な状態であったとのこと。実際、マラソンレース中に水中毒で亡くなった選手もいるそうです。
よく水ばかりをガブガブ摂取する人で、常に疲れているような感覚を持つ人は水中毒の可能性があるかも。
水だけでなく塩分補給も気をつけたいものです。
早飲み大会なんて、競い合って水をがぶ飲みするのはとても危険! 絶対にしないでね。









