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日常生活(ブログ)

柔道整復学科

マエケン体操に思うこと

こんにちは、柔整科教員のAです。

毎日、暗いニュースが数多く報道される中、大谷翔平選手をはじめ、日本人メジャーリーガーの活躍は気分を晴れやかにしてくれます。

そのうちの1人、かつて広島東洋カープのエース番号『18』を背負っていた前田健太選手(ツインズ)が、メジャー678日ぶりの白星を手にしたことがニュースになりました。

前田選手は21年9月トミー・ジョン手術を受け、22年シーズンを全休しました。

そして、1年以上に及ぶリハビリ生活を経て見事復帰。

マウンドに上がれない時期は心身ともに大変つらかったと思います。

復帰3回目の登板でも「いい感覚で気持ちよくピッチングができた」と本来の感覚が戻ってきているようで本当に良かったです。

さて、前田健太選手といえば、あの投球前に行う「マエケン体操」が有名ですね。

マエケン体操は、登板前やイニングとイニングの間に前田選手が必ず行っている独特のルーティン(前傾姿勢で肩甲骨をぐるぐる回したり引き寄せたりする運動)。
今や彼の代名詞といえるほど、野球少年たちも真似をしています。

前田選手がマエケン体操を始めたきっかけは高校時代(PL学園時代)。

当時のトレーナーが肩甲骨をほぐし投げるためのシグナルを送るための準備運動としてチームに指導したものだそうです。

独特の動きに対する恥ずかしさや照れもあり、多くの選手はやめていったそうですが、その効果を実感した前田選手はひたすら続けていたそうです。

プロに入っても当初は先輩から笑われたそうですが、それでも続けているうちに1軍で活躍すると前田投手の代名詞として広まっていきました。現在、メジャーの投球前でも必ず行っています。

このマエケン体操、もともとは手塚一志氏が1995年に考案した「サークル・スクラッチ」というもので現在では肩甲骨だけでなく骨盤との連動性を重視した新型が広まっているとのこと。

肩甲骨周りを動きやすくし、ケガの防止やパフォーマンスアップにも効果的であるため、野球以外でも肩を使うテニスやバレーボール等の準備運動でも導入されています。

前田選手のように、周りに笑われようが気にせず、自分の感覚を重視し、自分に良いと信じたことを継続する姿勢は素晴らしいですね。

国家試験に向けての勉強で、毎日机に向かっている受験生の肩こり解消にもマエケン体操は良いように思いますよ。あなたのルーティンに取り入れてみては…。

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