こんにちは、学科長田中です。
2025年問題に向け、社会保障費の削減、特に医療費の削減に向けては、国家を揺るがすほど喫緊の課題です。ジェネリック医薬品の普及、医療リハから介護リハへなど、政府も力を入れて対策を講じていますが、私の大学院の恩師である小山先生の月1のメールマガジンから、今回は以下の記事を紹介します。
筆者は、東京都済生会向島病院院長の塚田信廣先生です。以下、文字の制限もありますので、文意主旨を変えず、私の責任で省略加工をしております。
『昔の話で恐縮ですが、診療では詳細な問診、病歴聴取の後、身体診察、視診、打診、聴診、アンモニア臭やケトン臭などの臭診、恩師は小野寺氏圧痛点などの圧診も多用していました。患者を診る前になんでも検査ということではなく、もう少し五感と頭を使ってきた気がします。(今は)動物から機械、機器のしもべになった感があります』
医療費削減に向けて、超音波エコー観察手法を手に入れ、五感を主とした伝承医療を継承された柔道整復師が活躍する場はもっと増えること、願ってやみません。