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外国語学科

「海外で活躍する日本人」中矢健太の留学記㊱

 こんにちは。今年の3月まで学生として外国語学科に所属していた、中矢健太と申します。今年の2〜3月、外国語学科の留学プログラムの一環として、オーストラリア・ゴールドコーストのボンド大学ラグビークラブウィメンズチームでコーチとしてインターンシップをしていました。 今、チームはプレーオフを迎えており、コーチ陣が声をかけてくれたため、8月19日から31日までチームに帯同しています。

 今回は、チームに来ている日本人のチームメイトを紹介します。前回、日本人は自分だけで、前のめりに飛び込んでいかないといけない状況でしたが、私が帰国した後に日本人が男 女 1人ずつチームに加わりました。2人とも、私の2つ下の26歳です。全体のセッションが始まる前に少し日本語で会話したり、みんなでコーヒーを飲んだり、異国の地で過ごした時間はどこか安心感がありました。

 まずは、ラグビー・リーグワンの花園近鉄ライナーズから来ている上山黎哉(うえやま れいや)くんです。彼は日本のラグビー界では名の知れた選手で、大阪桐蔭高校時代はキャプテン、帝京大学時代は副キャプテンを務めていました。また、大学4年次には選手権で優勝、日本一を知っている人物でもあります。

 実際に会ってみると、ものすごく大人で物腰が柔らかく、同じ関西人ということでも波長が合いました。彼はとてもハングリーで、彼の学ぶ姿勢や何かを得ようとするアティチュード、物怖じせずに英語で話しかけていくような人との接し方は大変勉強になりました。

  そして、横河武蔵野アルテミ・スターズから来ている笹川翼(ささかわ つばさ)さんです。彼女はボンドに来る前、ニュージーランドのチームで1年間プレーをしていて、英語も堪能。ラグビー選手でありながらワーキングホリデービザで滞在している彼女は、バリスタとしてカフェで働いている一面も持っています。彼女も気さくなキャラクターで話しやすく、ラグビーが大好きなのがすごく伝わってきました。

 ある時、ラグビークラブでS&Cコーチを務めている甲谷洋祐さんを含めて、みんなでカフェに行きました。2人がなぜボンドに来たか、そしてどんな志を持ってラグビーに取り組んでいるのか。それを聞いて、とても刺激を受けました。

 また、甲谷さんの息子さんに上山くんがタックルを教えていたのですが、その教え方や言語化のスキルには大変驚かされました。彼は母校・大阪桐蔭のラグビー部でコーチをしていることもあり、タックルの入り方はものの30分で見違えるほど上手くなっていました。

   2人は今、ファーストグレードの試合に出続けていて、選手としては大変貴重な経験をしています。アジア人というだけで舐められる部分も少なからずあると言いますが、そこに真っ向から立ち向かっていく姿勢は同じ日本人として心から尊敬しています。また、2人ともファイナルのメンバーにも選ばれたことがわかり、私も嬉しい気持ちになりました。

  もし、ファイナルで男女同時に優勝したら、ボンド史上初の出来事となります。そういった舞台に2人が立とうとしているのは素晴らしいことですし、ケガなく、良い結果で締め括ってほしいと思います!

【AUS/QLD Premier Rugby】ボンド大が史上初の男女優勝。ふたりの日本人選手も出場 | Just RUGBY | ジャストラグビー

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