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外国語学科

「Fine!💰」中矢健太の留学記㉜

 こんにちは。今年の3月まで学生として外国語学科に所属していた、中矢健太と申します。今年の2〜3月、外国語学科の留学プログラムの一環として、オーストラリア・ゴールドコーストのボンド大学ラグビークラブウィメンズチームでコーチとしてインターンシップをしていました。 今、チームはプレーオフを迎えており、コーチ陣が声をかけてくれたため、8月19日から31日までチームに帯同しています。

 合流3日目は、ウィメンズチームのみんなとコーチ陣でチームディナーに行きました。まずはミーティングでミニグループに分かれ、前回の試合における問題点や改善点、次の試合に向けてなににフォーカスするかなど話し合いました。3人から5人ぐらいのミニグループに分かれ、話し合ったことを発表。最後はコーチのセツが、次戦ファイナルに向けて何を大事にするか、みんなが発表した内容をもとにまとめ、ミーティングは終了。そのまま大学の近くのレストランに移動しました。

 この日のドレスコードはパジャマだったのですが(なんとも女子らしい!)、私は渡豪する前にそんなことを聞いてなかったので、いつも通りジャージで行きました。すると、みんなと挨拶するたびに “Fine!” と言われました。I’m fine のように「大丈夫!」ということなのかなと思っていましたが、なにか気になったので帰って調べてみると、なんと「罰金」という意味でした(笑)。そういえばチームのチャットに “Fine 5$” ”No fine for me!” などのメッセージが飛び交っていたな…と合点しました。

 これは中南米の旅でも感じたことですが、 海外の人の多くは、その場を楽しむことに遊ぶことに全力を出します。 旅の中では、ボリビアのウユニ塩湖からチリのアタカマ砂漠まで、国境を跨ぐアンデス山脈を山越えする2泊3日のツアーに参加しました。しかし、あることか、2日目に車のタイヤがパンクしてしまったのです。しかも、他のツアーグループは必ずスペアタイヤを車につけていたのですが、私たちのツアーガイドはなぜか、スペアタイヤを準備していなかったのです。ツアーガイドは近くの古民家を周り、スペアタイヤを探しに行きました。何もない、ほぼ砂漠地帯に放置された私を含めた5人。とんでもないところに取り残された私たちは、どうしたものかと気を揉んでいました。10分ほどして、メンバーの一人が「UNOでもする?」と言い、なんと路上でUNOを始めました。

 2ゲームほどしてツアーガイドが帰ってきて、なんとか事なき終えたのですが、「その時間を全力で楽しむ」という姿勢は、日本では あまり感じなかったなあと実感しました。そういったこともあって、パジャマもしっかり準備してから行けばよかったと猛省しました。

 ウィメンズチームは、そういった繋がりや空気を大事にしてるカルチャーがあります。少し席を離れているコーチや選手がいたら「こっちにおいで」「みんなでご飯食べようよ」と声をかけ、いい意味で常にお互いに気遣い合っています。いまだに英語で付いていけない部分は多少ありますが、そうやって輪に入れてくれることがとても嬉しいのです。

  あと10日間。練習中だけは “Fine!” と言われないよう、引き続き頑張ります!(笑)

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