こんにちは。今年の3月まで学生として外国語学科に所属していた、中矢健太と申します。今年の２〜３月、外国語学科の留学プログラムの一環として、オーストラリア・ゴールドコーストのボンド大学ラグビークラブウィメンズチームでコーチとしてインターンシップをしていました。 今、チームはプレーオフを迎えており、コーチ陣が声をかけてくれたため、8月19日から31日までチームに帯同しています。

　チーム合流２日目、この日はジムセッションでメンズチームとの再会を果たしました。各国のナショナルチームやオリンピックチームが使う素晴らしいジム施設。久々に訪れると相変わらずの壮観でした。前回と同じように、チームがトレーニングしているところに私も混じり、一緒にリカバリープールやサウナにも入りました。

　メンズチームのみんなも私のことを覚えていてくれて、握手をしたり、ハグをしたり、とても暖かい気持ちになりました。そして、２〜３月に頑張ってコミュニケーションを取って関係性を構築したことで今があると、手前味噌ながら、少し過去の自分を褒めたいような気持ちにもなりました（笑）。私が約４ヶ月の間旅をしていた中南米は、基本的に スペイン語圏です。実は想像以上に英語を話せない人がほとんどでしたが、ラグビーチームや関係者へのインタビューは英語を使っていました。そのためか、前回よりもみんなの会話が少し聞きやすかったり、何を言ってるか理解できたりと、英語の部分での成長も感じることができました。

　また、ウィメンズチームは現在、ボンドのトップチームとパイレーツという下部チームに分かれています。 私がいた当時はプレシーズンだったため、両チーム一緒に練習をしていたのですが、今はシーズン中ということで別々で活動しています。ジムは特に分けることなく行っているので、 トレーニングに来ていたパイレーツのメンバー数人とも会うことができました。半年前は、自分のプレーで精一杯な選手や大人しかった選手が副キャプテンになっていたり、性格がオープンになって明るくなっていたりと、それ俺の変化が面白かったです。 また、メンズチームも身体がとんでもなく引き締まって大きくなっている選手、怪我をしてしまいリハビリに励む選手、あまり変わらない選手と、それぞれに変化がありました。半年ぶりに会う身としては、そういった一人一人違った変化がとても興味深かったです。

　特にディオンとパトリック。この２人には２〜３月の滞在期間、本当にたくさん助けてもらいました。彼らが話を振ってくれたり、 連れ出してくれたりしたことで、英語が完璧じゃない中でも仲間に溶け込みやすくなりました。チームを離れてからも、たまに写真を送ってくれたり、メッセージをくれたりとコミュニケーションを取っていました。ちなみに パトリックは私より年下ですが、先日、赤ちゃんが生まれて今は一児の父になっています。

　現在、メンズチームはプレーオフに進出中。今週末のセミファイナルで上位チームとぶつかります。勝てば、翌週の決勝に進出することができます。リカバリープールでディオンと話すと、本人も小さな怪我を抱えており、またチームメイトのほとんどが何かしらの痛みや怪我を抱えているとのことでした。しかし、もうファイナルなのでやるしかないと前を見据えていました。良い結果になることを祈ります。