
こんにちは。外国語学科の中矢健太です。
現在、アシスタントコーチを務めているボンド大学ラグビークラブ、女子チームにはいくつかのチームコールがあります。トレーニングの始まる前、合間のハイドレーション(水入れ)やキツいセッションが始まる前など、場面ごとにキャプテンやリーダー、コーチが発しているコールです。英語の勉強にもなったので、紹介します。
Switch!(スウィッチ!)
これは練習が始まる前、そして強度の高いフィットネスやコンタクトなど各セッションの前に、チームのキャプテンやリーダーが発するコールです。“Girls, switch call!” と言うと、みんなが集まります。そして、ハドルを組んで片手を合わせ、“3,2,1, Switch”の合図で“Switch!!”で と手を叩き、練習やセッションに入っていきます。“Switch” つまり、切り替えや「スイッチオン」の意味合いを持っていて、チームの空気がスパッと変わります。側から見ていても、雰囲気が締まってカッコいいコールです。
Deep breath(ディープ ブレス)
ハイドレーションやセッション間に、全員でハドル(円陣)を組みます。リーダーの“In, Out”の合図に合わせて、みんなで息を吸って吐き、呼吸を整えます。息を整えたあと、セッションの良かった部分や改善点を1分ほどみんなで話します。
Get a touch !(ゲット ア タッチ!)
各セッションが終わったタイミングでコーチが発します。チームには、各セッションが終わると必ずチームメイト同士でハイタッチをする習慣があり、このコールでハイタッチを促します。ハイタッチにはコーチも一緒に入ります。自分がリードしたセッションの後にタッチすると、みんなが“Thank you Kenta!”と言ってハイタッチしてくれるので、とても安堵します。
私は最初に任してもらえたセッションの直後、テンパって “Get a high five!” と言うと、意味は同じですが少し不自然だったようで、みんなにニヤニヤされました。笑

番外編:
Bring it in!
外国語学科の授業「トレーニングイングリッシュ」で、集合をかけるときは“gather around!” という掛け声を私はよく使っていました。しかし、いざこちらで使ってみると、選手の反応が今ひとつ。決して間違っているわけではないのですが、なんとなく違和感があったので、他のコーチがどう話しているか、観察しました。
その結果、一番使われていたのはこれ。本来は「ハグしよう」という意味ですが、スポーツの場面では「集合!」「集まって!」という意味で使われるようです。セッション前に“gather around!” から “Ladies, bring it in!” に変えると、みんなの反応が速くなり、少し安心しました。
ちなみに、inをonにして“Bring it on!” にしてしまうと「かかってこいや!」「受けて立つぜ」とかなり異なる意味合いになりますので、ご注意ください!









