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外国語学科

中矢健太のゴールドコースト留学記⑮「クイーンズランド・レッズに潜入! その1」

こんにちは。外国語学科の中矢健太です。

先日、なんとプロラグビーチーム「クイーンズランド・レッズ」の施設並びにトレーニングを一日見学してきました!

レッズは、南半球最高峰のプロラグビーリーグであり、ニュージ―ランド、オーストラリア、フィジーのチームで構成される「スーパーラグビー・パシフィック」のチームで、過去には優勝も経験している歴史あるチームで、日本代表の五郎丸歩選手がプレーしていたことでも知られています。ホームは、オーストラリアのクイーンズランド州・ブリスベンにあります。

https://reds.rugby/

現在、レッズでアシスタントコーチを務められているZane Hilton(ゼイン・ヒルトン)さんが、本校外国語学科の佐藤秀典GMとキヤノンイーグルス(現・横浜キヤノンイーグルス)でチームメイトだったことから、今回の受け入れが実現しました!

そもそも、このような受け入れが一般ルートから実現することは、まずあり得ません。ファンやメディアとして見学するにしても、公開されるのはグラウンド練習のほんの一部です。

今回は、チームミーティングからジムセッションまでの全てを見学させていただきました。しかもシーズン中という大事な時期で実現したのは、ひとえに佐藤さんとZaneさんの繋がりです。格別な経験をさせていただき、本当に感謝に尽きます。

下記、私が参加した日のレポートになります。スケジュールを表す単語なども大変参考になったので、ぜひご覧ください。

(前提として……)

ラグビーのポジションは、FW(フォワード)、BK(バックス)の2つに大きく分類されます。フォワードは大きくて身体が強い、バックスは速くてスキルの高い選手が多い傾向にあります。この2つに分かれて動くスケジュールが、全体の半分を占めています。

【この日のスケジュール】

11:30-

FW MTG

次戦の「ウェスタン・フォース」戦に向けて、相手スクラムの強みや弱み、どんなことをしてくるか、コーチが分析した内容を元に、フォワードの選手たちがインプットします。相手フォワード8人を、一人一人細かく分析しているのが印象的でした。また、ヘッドコーチのLes Kiss(レス・キス)さんはじめ、コーチ陣の皆さんにもご挨拶しました。

12:00-

BK Learn to grow / FW gym session

私はバックスのセッションに参加。直訳すれば「成長するための学び」ですが、チームのメンタルトレーナーによるティーチングセッションでした。この日は「プレッシャーとどう向き合い、どうポジティブに置き換えるか」という内容。日本のスポーツチームにメンタルトレーナーがいることは一般的ではないので、まずそこに大変驚きました。レッズはほぼ毎週、このような心理学に基づいたセッションを行なっているそうです。ヘッドコーチが率先して質問、選手も熱心にノートを取っているのも印象的でした。

13:00-

FW Learn to grow / BK gym session

メンタルトレーナーのセッションの後は、ウェスタン・フォースのバックスの特徴や脅威になるポイント、その対処がアシスタントコーチから選手へインストールされました。実際にミーティングで使われている映像の数が多く、分析スタッフの苦労が垣間見えました。そして、フォワードと入れ替わり、バックスはジムセッションへ。

14:00-

Lunch

ランチといいつつも、コーチ陣にそんな時間はありません。試合に出ないメンバーを仮想敵に仕立てるため、相手戦術のインプットや実際にボールを使ったコンビネーションの確認など、かなり多忙な様子でした。その後は選手たちの自主練習に付き合っていました。

15:00-

Strapping / Individual prep

テーピングを巻く時間。「テーピング」でも十分に伝わりますが、ラグビーでは「ストラッピング」と表すことが多いです。

15:30-

Team MTG

ここで初めてチーム全員が揃ってミーティング。改めて、相手のポイントをアシスタントコーチから選手へインストール。そして全体練習へ!

16:00-

Walk through / Indoor prep

ウォークスルーと言って、動きの確認を室内の人工芝スペースで歩きながら行います。これを経て、いよいよグラウンドへ移ります。

16:30-

Rugby training

全体練習。いざ始まると、スイッチの切り替えがハッキリしていて驚きました。プロフェショナルのラグビー選手の取り組み方を目の当たりにしました。

練習後は自主練習に取り組んだり、自主的に走ったりしている選手が多かったです。私は、チームのキャプテンでオーストラリア代表でもあるTate McDermott(テイト・マクダーモット)が蹴るハーフキックのキャッチ係をしていました。オーストラリアNo.1スクラムハーフと練習できた数分間は、とんでもなく幸せでした。練習後はテイトはじめ、選手から声をかけてきてくれて、とても嬉しかったです。

18:30-

Recovery / Gym extras

ストレッチや追加のトレーニングを経て、この日は終了。

コーチ陣はこの日の振り返りや戦術面での準備など、まだまだ仕事が続く様子でした。

このように、目まぐるしい1日でした……。お忙しい中、私のことをサポートしてくださったZaneさん、本当にありがとうございました!

次回は、この日の経験を通して得た知見や気づきについてレポートします!

photographs by Kenta Nakaya

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