
こんにちは。外国語学科1年の中矢健太です。
先日はラグビーの試合を観に、ゴールドコーストからブリスベンのサンコープ・スタジアムに行ってきました!
私はオーストラリアには11歳の時にホームステイで来ており、その際にもサンコープ・スタジアムでラグビーを観戦しています。なので、約16年ぶりの再訪となりました。
ゴールドコーストとブリスベンは、日本でいえば東京から静岡くらいの距離なのですが、電車で行くと、なんと1時間半ほどかかります。新幹線のような特急はなく、各駅しっかり停まる電車に乗るしかありません。実際に乗ると、かなり長く感じました。ちなみに、車で行く場合は1時間くらいで到着します。
試合は、オーストラリア・ニュージーランド・フィジーに拠点を置くプロクラブで構成される「スーパーラグビー・パシフィック」というリーグの一戦です。地元のクイーンズランドに本拠地がある「レッズ」と、ニュージーランドのオークランドをホームとする「モアナ・パシフィカ」の対決で、今シーズンの初ホーム戦ということもあり、レッズのサポーターが多く集まりました。

これまでにもラグビーの試合を海外で観戦したことは何度かありますが、どこに行っても思うのは、地元のコミュニティとクラブがしっかりコネクトされていることです。レッズの場合、ファンの多くはメンバーシップに加入しているようで、シーズンパスを首にぶら下げながら、“Member2025”と記されたチームカラーのエンジ色のキャップを被って、スタジアムに来ます。このように特典が充実していることに加え、メンバー専用のラウンジもスタジアムにあって、メンバー同士の交流も盛んな様子でした。地域貢献活動も頻繁にしていますし、小さい子から高校生くらいまでが対象のラグビーアカデミーもあるので、地域には欠かせない存在です。
だからこそ、ファンの声援にも熱が入ります。レフリーの微妙な判定には会場全体が思いっきりブーイングしますし、私の近くの席で永遠にビールを飲んでいた大柄な男性は”Come on Redsssss!!”と何度も叫んでいました。
日本のプロラグビーリーグである「リーグワン」も地域密着型を掲げていますが、そういった意味でクイーンズランドは良い例なのかなと思います。開催が金曜の夜、そして雨も相まって観客は1.3万人ほどの落ち着きでしたが、普段はもっと多く観客が来ているのではないかと思います。
試合はレッズが56-36で大勝しましたが、後半の序盤にはモアナ・パシフィカが追い上げる時間帯もありました。雨の中で、レッズの選手たちはよく立て直したなと思います。最後は連続トライで突き放し、スッキリした終わり方で試合を締めくくりました。
試合後は選手たちがファンの子どもたちにサインをしたり、家族と交流したりしている姿がとても微笑ましかったです。インスタグラムのリールにもまとめてあるので、よかったら下記からご覧ください!
https://www.instagram.com/reel/DGdDl8Cyl6f/

photographs by Kenta Nakaya







