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日常生活(ブログ)

外国語学科

中矢健太のゴールドコースト留学記⑫「タックルセッション」

こんにちは。外国語学科1年の中矢健太です。

Week3に入ったオーストラリア生活ですが、木曜日の練習ではタックルセッションを任せてもらいました。

今回のテーマは「ダブルタックル」。ボールを持って走っている相手に対し、二人がかりのタックルで止める技術です。

コーチングに際し、選手に対して下記のようにポイントを伝えました。話し言葉なので間違っている箇所もありますが、言ったことをそのまま書いています。

「隣の選手と常にコミュニケーションすること」

“Always communicate with your teammate beside you.“

「ファーストタックラーが低いタックル、セカンドタックラーがボールへ絡みにいくこと」

“When you are the 1st tackler, go low, and 2nd tackler go ball.”

15分間にわたるセッションでした。これで3回目のセッションになりましたが、手応えを感じる場面もあれば、振り返って悔しくなる瞬間も多くあります。

例えば、インストラクション。つまりドリルの説明です。このドリルは何人必要で、何回で交代で……など、実際にどう練習を回していくのか。そして、前述のような徹底したいポイント。これらをどう説明するか次第で、ドリルの質は大きく変わります。なんとなくフワッとした説明になると、ドリルの雰囲気も緩く、試合のための練習にはなりません。

ここを全て英語で説明するというのは、今の自分にとって、かなり負荷が高い作業です。履正社での授業「トレーニング・イングリッシュ」では、より内容を理解するために事前スクリプトを自分たちで用意しますが、ここにはそれはありません。しかも、緊張で頭が真っ白になりながら、なんとか言葉を繋ぎます。

そうしていると、やはり細かい部分までは言及することができません。少し専門的な話になりますが、ラグビーのディフェンス時、相手が左手でボールを持っていたら、向き合う自分たちは左側の選手(ボールと反対側)がファースト、右側がセカンドタックラーになるのが基本的なセオリーです。ボンドのチームでも同じように統一しているのですが、私がこの細部まで言及することができず、私をサポートしてくれているコーチのSetu(セツ)がこれを捕捉してくれました。事前に「これみんなに言ってね」と言われていたにもかかわらず、自分が英語で言えなかったことがすごく悔しかったです。次の糧にします。

もう一つは、雰囲気の作り方です。コーチが常に声を出して、盛り上げないと、静かなセッションになってしまいます。みんなが褒め合ったり、声を出してコミュニケーションを取り合ったりするには、コーチがまず先導する必要があります。Nice!  Great!  Getting Better!  など、とにかく良いプレーを褒めることをまずは意識して取り組んでいます。

私が声を発していると、選手たちも呼応してきます。チームにはディフェンス時に、 “Hold, Hold, Fire!” という掛け声があります。日本語にすれば「待て、待て、(今)前に出ろ!」といった感じでしょうか。こういう声が練習の最初は出ていなかったのに、途中からだんだん出てきたのを見ると、やはりコーチが率先して盛り上げることが、雰囲気作りにおいて最も大切なことだと改めて認識しました。

ただ、そのボキャブラリーも自分がもっと増やせれば、より良い練習になります。それは、選手にとっても自分にとっても良いことだなと感じています。自分の課題です。

そんな私がリードする練習、選手は本当に良い姿勢で取り組んでくれます。拙い英語の中から、内容やポイントを彼女たち自身が拾って理解してくれたおかげで、とてもいい練習になりました。選手たち、そして他のコーチに助けられてばかりなので、もっと頑張ります!

練習の様子はインスタグラムにアップされていますので、ぜひこちらをご覧ください!

https://www.instagram.com/p/DGX_I8YSb7W/
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