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日常生活(ブログ)

野球コース

タマミ第2話 【マネージャーってなんのためにいるんやろ】

試合の日って、なんか独特の空気がある。

グラウンドでは選手たちがアップしてて、
ベンチの中も、なんとなく落ち着かへん。

スパイクの音とか、
大きな声とか、
ピリッとした緊張感とか。

みんな同じ場所におるのに、
それぞれ考えてることは全然違うんやろうなって、よく思う。

私はそんな様子を見ながら、
ボトルを並べたり、道具を確認したりしてた。

そのとき、ふと考えたんです。

「マネージャーって、なんのためにいるんやろ」って。

ボールを準備して、
氷を用意して、
スコアを書いて、
洗濯物をまとめて。

気づいたら、やることはいっぱいある。

たぶん、周りから見たら、
“ちゃんと役割がある”ように見えるんやと思う。

でもね、時々分からなくなることがあるんです。

これって、
「誰かがやらなあかんこと」ではあるけど、

“私じゃないとあかん理由”って、なんなんやろって。

もちろん、
支える人がおらんかったら回らへんこともいっぱいある。

細かい準備とか、
空気を見て動くこととか、
誰かの変化に気づくこととか。

そういう積み重ねがあるから、
選手たちも安心してプレーできるんやと思う。

実際、試合前にめっちゃ緊張してた選手が、
ボトル渡したときに「ありがとう」って笑ってくれるだけで、
なんかちょっと救われる瞬間もある。

「あ、ちゃんと意味あるんかな」って。

でもその一方で、
なんでも先回りしてやってしまうことに、
少し引っかかることもある。

忘れ物を毎回取りに行ったり、
片付けを全部代わりにやったり。

それってほんまに“支える”ことなんかなって。

野球をするのは選手やし、
選手自身が、自分たちでやらなあかんことも絶対あると思う。

誰かが全部やってしまったら、
“考える機会”までなくしてしまう気もして。

「支える」って、なんなんやろ。

なんでもしてあげることなんかな。

それとも、
必要なときに、必要なことだけをすることなんかな。

私はまだ、その答えをちゃんと持ってません。

でも最近、少し思うことがあるんです。

マネージャーって、
“ただ動く人”じゃなくて、

「今、このチームに何が必要なんやろ」って、
考え続ける人なんかもしれへんなって。

前に、練習後すごく元気なさそうな選手がおった。

周りは気づいてへんかったけど、
その子、ずっと下向いたままやって。

ミスが続いてた日やったから、
たぶん、かなり落ち込んでたんやと思う。

どう声かけたらいいか分からへんくて、
正直めっちゃ迷った。

でも帰り際に、
「おつかれさま」ってだけ伝えたんです。

そしたらその子が、
小さく「ありがとう」って笑った。

その瞬間、なんか思った。

大きなことはできへんくても、
“気づく”ことには意味があるんかもしれへんなって。

マネージャーって、
たぶん目立つ仕事ではない。

結果が数字で見えるわけでもないし、
拍手されることも、そんなに多くない。

でも、

誰かがちゃんと周りを見て、
気づいて、
そっと支えてるから、

安心して前を向ける人がおる。

それって、簡単にできることじゃないと思う。

兄のタマノスケは、
「支えるって、かっこええことや」ってよく言う。

私はまだ、そこまでまっすぐ言い切れるほど、自信はない。

でもね、

誰かのために動こうとしてる人の姿って、
やっぱりすごくあったかい。

だから私は、
そういう“見えにくい優しさ”を、ちゃんと大事にしたいなって思う。

まだ答えは出えへん。

でも、“支える”っていう役割には、
ちゃんと意味がある気がしてる。

その意味を、これからも少しずつ考えていきたいです。

また、話聞いてくれたらうれしいです。

タマミ

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