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日常生活(ブログ)

野球コース

タマノスケ新章 引退はゴールちゃうスタートや 第二話 【もう一緒に走られへん、ってこと】

大会が終わって、数日。

朝起きても、体が勝手に練習モードにならへん。
グラウンドに行く理由がなくなる。
グループLINEの通知も、少しずつ減っていく。

あんなに毎日やりとりしてたのに、
気づけば、それぞれの生活が動き出してる。

そこで初めて実感するんよな。

「あ、もう一緒に走られへんねんな。」って。

ある先生が言ってた。

引退の瞬間、一番つらそうにしているのは、
結果そのものよりも、

“仲間と同じ目標に向かえなくなること”やって。

ほんまにそうやと思う。

毎日同じ時間に集合して、
同じアップして、
同じ練習して、
同じ勝利を目指してた。

「次は絶対勝とうな」
「今日きつかったな」
そんな言葉を交わす日常が、急に終わる。

あの一体感は、もう戻らへん。

それが、ほんまに寂しい。

「負けたこと」が悔しいんやない。
「終わったこと」がつらいんやない。

“このメンバーでやれる時間が、もうない”ってことが、
じわっと胸に残るんや。

帰り道が、やけに静かやったり。
ユニフォームを洗うとき、なんか手が止まったり。

「もう次はないんやな」って、
現実が少しずつ染みてくる。

でもな。

ある指導者は、こう言ってた。

「すべての出来事は、人生の通過点や」って。

正直な。
引退直後にこの言葉を聞いても、
きれいごとにしか聞こえへんかもしれへん。

だって、その時間は、
自分にとって“すべて”やったから。

青春そのものやったから。

せやけどな、
ちょっとだけ考えてみてほしい。

仲間と過ごした時間は、
消えたんちゃう。

形が変わっただけや。

同じ目標には、もう向かえへん。
同じユニフォームで並ぶことも、ないかもしれへん。

でもな、
同じ時間を生きた事実は、なくならへん。

あの夏の走り込み。
息が上がっても、横見たら仲間がおったこと。

あのミスで泣いた日。
誰も責めへんと、背中叩いてくれたこと。

あの勝利の瞬間。
抱き合って叫んだ声。

全部、消えてへん。

全部、あんたの中に残ってる。

引退はな、
仲間との物語が終わる日やない。

章が変わる日や。

一緒に走ることは終わっても、
一緒に本気で頑張った時間は、
一生なくならへん。

それはな、
これからの人生で、必ず支えになる。

せやからな、

「もう一緒に野球できへん」って泣いてええ。

強がらんでええ。

その涙は、
ちゃんと本気やった証や。

適当にやってたら、
あんなに寂しくはならへん。

本気やったから、
終わりがこんなにも重い。

でもな、

その本気は、
次の場所でも、必ずあんたを支える。

仲間と走ったあの時間は、
これからのあんたの土台になる。

まだ終わりちゃうで。

ユニフォームは脱いでも、
物語は続く。

そしてな、
あの時間があったあんたは、
もう次の章を歩ける強さを持ってる。

タマノスケは、そう思ってるで。

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