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タマノスケ【進路に迷ってもええねんで】第5話 自分の″今″に、正直になってええねん

「ほんまはこっちの道に進みたいけど、親に反対されそうで怖い」
「周りはもう進路決めてるのに、自分だけ止まってる気がする」
「考えれば考えるほど、将来が分からんくなってきた」

――こんな声、タマノスケはよう聞く。
たぶんこれ読んでるあんたも、どこか一つは当てはまってるんちゃうかな。

まずな、これだけはハッキリ言わせてほしい。

悩んでる時点で、あんたはもうちゃんと前を向いてる。

ほんまにどうでもよかったら、人は悩まへん。
不安になるのは、焦るのは、
それだけ自分の人生を雑に扱いたくないって思ってる証拠や。

せやから、「迷ってる自分」を責める必要なんて、どこにもない。

あるとき、こんな相談をされたことがある。

「自分はこの仕事に興味あるんです。でも、親は全然違う道を勧めてきます」
その子はな、怒ってたわけでも、反抗したいわけでもなかった。
ただ、“自分の気持ちを大事にしたい”だけやった。

でも同時に、
「期待を裏切ったらどうしよう」
「わがままって思われたら嫌やな」
そんな気持ちも抱えてた。

そのときタマノスケは、こう伝えた。

「親ってな、あんたが思ってる以上に、あんたの味方やで」
「今は反対されるかもしれん。でも時間がたったら、ちゃんと見てくれる」
「それより、自分の気持ちにウソつくほうが、あとでずっとしんどなる」って。

進路で一番つらいのはな、
「失敗すること」やなくて、
「人のせいにしてしまうこと」やと思う。

「親に言われたから」
「周りがそうやったから」
そうやって選んだ道でしんどくなったとき、
自分の気持ちの置き場がなくなる。

逆に、
「怖かったけど、自分で決めた」
そう言える選択は、たとえ遠回りになっても、ちゃんと自分を支えてくれる。

そもそもな、
最初から“やりたいこと”が決まってる人なんて、ほんの一握りや。

多くの人は、
迷って、試して、違うと思って、また考えて、
その繰り返しの中で、少しずつ「これかな」って形を作っていく。

やりたいことは、
見つけるもんやなくて、育っていくもんなんや。

今はまだ名前がついてへんだけ。
「ちょっと気になる」
「なんか楽しそう」
その程度の感覚でも、十分すぎるほどのスタートやで。

未来が怖いのは、当たり前や。
正解なんて、誰にも分からん。

でもな、正解は“選ぶもの”やなくて“作るもの”や。

進んだ先で、
「この道でよかった」って思えるように、
あとから意味を足していけばええ。

それができるのは、
自分の“今の気持ち”を無視せえへんかった人だけや。

焦らんでええ。
比べんでええ。

進路ってな、
「これを選んだら一生変えられへん」もんとちゃう。

社会に出てからも、
方向転換はいくらでもできるし、
遠回りが強みになることだって、ようある。

せやからこそ、
“今の自分が信じられる道”を選んだらええ。

迷ったままでもええ。
立ち止まってもええ。

それでも前を向こうとしてるあんたは、
もうちゃんと進んでる。

ほな、今日もぼちぼちいこか。
タマノスケは、ちゃんと横で見てるで。

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