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タマノスケ新章第三話 【仲間ってかっこええやん】〝支える力〝って見えんとこにある優しさやで

こんにちは、タマノスケやで。

この前な、練習が終わったあとにふと思ったんや。
「支える力って、“想像力”と“我慢強さ”のことやな」って。

スポーツの世界には、
プレーで注目される選手だけやなく、
その周りで“支えてくれてる人たち”がぎょうさんおる。

たとえば――
ボールを拭いて、用具を整えてくれるマネージャー。
黙ってベンチの水を並べてくれる後輩。
遠征のたびに朝早くから準備してくれる保護者。
応援席で声がかれるまで叫んでくれる友達。

彼らは試合のスコアには載らんけど、
その存在がチームを大きく支えてる。

ある先生がこんなことを言ってた。

「支える力は、その立場にならんと育たへん。
 経験の中でしか身につかん力や。」

この言葉、タマノスケはめっちゃ共感した。

たとえば、試合に出られんかった選手。
ケガでプレーを断念した生徒。
最初は悔しさでいっぱいやと思う。
でも、その中で「自分にできること」を見つけて、
チームのために動こうとする。

その姿を見て、周りが変わるんや。

「アイツがあそこまで頑張っとるなら、オレもやらな」
「ベンチから支えてくれてるのに、オレが下を向いとったらあかん」

そう思わせる空気を作ってくれる。
それが“支える人”のすごさやと思う。

支えるって、ほんまにかっこええ。

でもな、それは“誰かの後ろにまわる”ってことやから、
拍手もされへんし、感謝の言葉ももらえへん日もある。

それでも続けられるのは、
「誰かのために」っていう気持ちが本物やからや。

見返りを求めずに、ただ純粋に動ける人。
その人がチームの“心の支柱”になってる。

タマノスケは言う。

「支えるってな、陰ながら誰かを思える“やさしさ”なんや」

たとえば――
仲間の水筒を黙って補充してくれる人。
疲れてる子を見て、何も言わずに荷物を持ってあげる人。
ベンチから、声が枯れるまで応援を続ける人。

それは全部、“想像して動く優しさ”の証拠や。

支える力って、「根性」や「努力」だけの話やない。
相手の気持ちを考える“想像力”。
誰にも見られん場所で踏ん張る“我慢強さ”。
その両方があって初めて、本物の支える力になる。

タマノスケは、そういう人をめっちゃ尊敬してる。

グラウンドのどこかで、誰かを思いながら動いてる人。
スポットライトを浴びることがなくても、
チームの空気をあったかくしてくれる人。

そういう人たちのおかげで、
仲間は前を向いて戦えるんやと思う。

もし今、君が「自分は目立たへんな」とか
「チームの役に立ててへんかも」と思ってるなら、
タマノスケはこう伝えたい。

「見えへんところで動いてる君こそ、
 チームを支えてる、ほんまの主役やで。」

今日も、誰かのために一歩動けたなら、
それだけで十分すぎるくらい、かっこええ。

ほな、またな。
タマノスケより。

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