CLOSE

BLOG

日常生活(ブログ)

野球コース

タマノスケ新章 第五話 勉強と部活両立できるんかな?【両立するって“自分のため“やからやで】

こんにちは、タマノスケやで。

ある日、クラスのやつにこんなことを聞かれたんや。

「お前、なんでそんなに頑張れんの?」
「部活もして、勉強もして、しんどくない?」

正直、しんどい。
毎日くたくたやし、もう動きたくない日もある。
でも、それでも頑張ろうと思えた理由は、
誰かのためやなくて――“自分のため”やった。

昔のオレは、そうやなぁ…
「先生に怒られたくないから」
「親に褒められたいから」
「周りに置いてかれたくないから」
そんな気持ちで、勉強したり練習したりしてた。

でも、ある日ふと思ったんや。

「なんか、頑張る理由が全部“誰かのため”になってるな」って。

そのときのオレは、他人の目ばっかり気にしてて、
“自分がどうしたいか”を置き去りにしてた。

ある時、テストの結果が思うようにいかへんくて、
机に突っ伏して、心の中でつぶやいた。

「もうええやん。頑張っても意味ないし」

でも、そのあと不思議とモヤモヤしてきた。
「ほんまに“意味ない”んかな?」って。

考え込んで、ようやく気づいたんよ。

「オレ、誰かのためやなくて、“自分のため”に頑張りたかったんや」って。

できんかった問題が、次の日に解けた。
前よりボールが強く投げられた。
たったそれだけのことでも、
自分の中で「できた!」って感じられた瞬間が、めっちゃ嬉しかった。

その時、やっとわかったんや。

「頑張るって、誰かに見せるためのもんやない」
「自分の成長を、自分で感じるためのもんなんや」

それからのオレは、考え方が変わった。

勉強でも部活でも、他人の評価よりも
「昨日の自分より、ちょっとでも前に進めたか」
それだけを大事にするようになった。

誰かに褒められへん日があっても、
「今日もちゃんと頑張れたな」って自分で思えたら、それでええ。

“両立”って聞くと、なんかすごいことに思えるやろ?
でもな、ほんまはそんな大げさなもんちゃう。

授業で眠い目こすってノートをとる。
練習終わりに5分だけでも復習する。
その“ちょっとの積み重ね”が、ちゃんと両立なんや。

両立って、「完璧にやること」やなくて、
「どっちも大事にすること」やと思う。

オレも昔は、ようバランス崩してた。
部活ばっかりで勉強をさぼったり、
テスト前に焦って後悔したり。

でも、ある先生が言ってた言葉が、今でも残ってる。

「頑張る理由を“誰か”に預けたら、途中で折れるで。
 でも、自分のために頑張っとったら、どんな時も立ち直れる」

ほんまやなって、今は心から思う。

両立ってな、誰かに「すごいな」って言われるためやなくて、
“自分の未来を、自分でつくるため”にやることなんや。

自分の頑張りは、誰よりも自分が知ってる。
しんどい時も、サボりたくなる日も、
それでももう一歩踏み出したその瞬間を、
ちゃんと見てるのは“自分”や。

せやから、今日も少しだけでええ。
昨日よりちょっとでも、自分のために進もう。

5分でも机に向かう。
一球でも多くバットを振る。
その一歩が、未来の自分を支えてくれる。

「なんでそんなに頑張れんの?」って聞かれたら、
今なら胸を張って言える。

「自分のためやからや」って。

ほな、またな。
タマノスケより。

前の記事 記事一覧 次の記事
オープンキャンパス 資料請求 LINEで相談