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タマノスケ新章 最終話【仲間は、これからの自分を支えてくれる】

こんにちは、タマノスケやで。
この連載も、いよいよここまで来たな。読んでくれてほんまにありがとう。

今日はな、「仲間って、今だけの存在ちゃうで。これからの自分を支えてくれるもんや」って話をしたいんや。

卒業式の日。
タマノスケの机の上に、一通の手紙が置いてあったんよ。
差出人は――ユウスケ。

「なんやねん、急に手紙とか」って笑いながらも、封を開けて読んだ。

『お前と一緒に過ごした時間、ほんまに宝やったわ。
オレがしんどい時、気づかへんふりして寄り添ってくれたこと、
怒られたあと、一緒に走ってくれたこと、
なんやかんやで、全部覚えてる。

これから別々の道やけど、どんなときも“仲間”であることは変わらん。
いつかまた、グラウンドで会おな。
そんときも胸張っていられるように、これからも頑張ろうぜ。』

──もうアカン。読んでる途中で、涙こらえきれんかった。
「最後まで泣かん」って決めてたのに、やっぱり泣いてもうたんよな。

君もきっと、似たような経験あるんちゃうか?
友達からもらった言葉とか、仲間の何気ないひとことが、胸に残り続けること。
その存在って、時間が経っても色あせへんのや。

卒業したら、環境も肩書きも暮らしも変わる。
クラスも違う、部活もない、毎日一緒におるわけやない。
でもな、変わらんもんがあるんよ。

しんどいときにふとLINEを送りたくなる。
嬉しいことがあったら、真っ先に報告したくなる。
たとえ距離が離れてても、声を聞くだけで「あの頃の空気」に一瞬で戻れる。

それが、“仲間”やと思うんや。

仲間ってな、今を支えてくれるだけやなくて、未来の自分を踏ん張らせてくれる存在なんよ。

不安で立ち止まりそうなときに、背中を押してくれるのは、
「あの時一緒に頑張った記憶」とか、
「しんどい時に隣におってくれた仲間の顔」なんや。

もし今、君が練習でしんどい思いしてたり、結果が出なくて悩んでたりしても大丈夫やで。
その時間は必ず、未来の君を支える力になる。

だからな、タマノスケは伝えたい。
仲間は“過去の思い出”やなく、“未来の自分を支えてくれる宝”なんやって。

もしも君が「一人や…」って感じる日があったら、
ちょっと立ち止まって考えてみて。
「ホンマにしんどい時、誰がそばにおった?」って。
その答えが、君をもう一歩前に進ませてくれるはずや。

タマノスケも、ユウスケの手紙を胸にしまいながら思ったんや。

「よし、また頑張ろう。仲間がおるから、大丈夫や」って。

卒業は終わりやない。新しいスタートラインや。
その先の道を歩くときも、仲間の声や記憶は、きっと背中を押してくれる。

君もきっと、大切な仲間がいるはずや。
その存在を信じて、これからの道を進んでいこうな。

“仲間って、やっぱり一生もんやで。”

ほな、またな。
タマノスケより。

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