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野球コース

タマノスケ新章2話 【なん年たっても変わらんもんやな】

こんにちは、タマノスケやで。


この連載、第1話では「この人とは一生の仲間やな」って感じた瞬間について話したけど、
今回はちょっとだけ“時間がたったあと”の話をしようと思う。

ある日の夜、ふとスマホを見たら、懐かしい名前からLINEが届いてたんよ。
高校時代、一緒に野球を頑張ったあいつや。

「今度、久々に集まらへん?」って。
ほんの一言やったけど、画面を見つめながら、自然と口から出たんがこれやった。

「…何年たっても、変わらんもんやなぁ。」

その仲間とは、ほんまにようケンカもしたし、アホなこともした。
練習がしんどすぎて、帰り道は無言で歩いてたこともあった。
でも、それでもずっと隣におってくれた、そんな存在。

一緒に勝って泣いた試合。
負けて、誰も口を開かへんかったバスの中。
監督にめちゃくちゃ怒られて、みんなでグラウンドに残った夜。

しんどいときも、楽しいときも、なんもかんもを一緒に経験したからこそ、
卒業して、別々の道を歩んでも、
「よう!」って笑い合える関係が、ちゃんと続いてるんやと思う。

もちろんな、時間がたてば、人は変わる。
大学に行って、仕事して、家庭を持って、考え方や価値観も変わっていく。
そりゃしゃあないことやし、成長ってそういうもんや。

でもな、「仲間との関係」は、それで終わりやない。

なんでやろな?って考えたときに、タマノスケはこう思った。

「“思いやり”を持ち続けてるからや」と。

たとえばやけど、
昔からの仲間やからって、なんでもズバズバ言ってええわけやない。
ちゃんと、今のその人の立場や気持ちを考える。
言いにくいことも、言葉を選んで、伝え方を工夫する。

「昔からの仲やから何でも言える」って、
ほんまは「ちゃんと気遣ってる」からこそ言えることなんやって、最近よう思うねん。

LINEで話してたときもな、
「お前、ようあのとき耐えてたよな」って急に言われて、
「なんや急に!笑」って返したけど、
そのひと言が、じわ〜っと胸にしみたんや。

あのとき、自分なりに必死やった。
でも、ちゃんと見てくれてたんやなって思うと、
あったかい気持ちになる。

時間も距離も関係ない。
「心の距離」が近いんが、ほんまの仲間やで。

そばにおることより、
「そいつの気持ちをわかろうとすること」
「ちゃんと向き合うこと」
それができる関係って、何年たっても変わらん。

タマノスケはな、
これから出会う仲間と、そんなふうに付き合っていきたいと思ってる。
「今」そばにいる人たちとの時間を、大事にしていけば、
いつかきっと「何年たっても変わらん仲間」になる。

それって、めっちゃかっこええことやと思わへん?

喧嘩しても、意見が合わんでも、また笑い合える――
そんな仲間の話、楽しみにしててな。

ほな、またな。
タマノスケより。

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