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こんにちは、タマノスケやで。
この連載も、ついにラストまで来てもうたな。
ここまで読んでくれて、ほんまにありがとう。
「仲間って、どうやって作るんやろ?」
そんな問いからはじまって、ずっと一緒に考えてきたな。
笑ったり、悩んだり、ぶつかったり。
いろんな話を通して、ちょっとずつ“仲間づくり”のことが見えてきたんちゃうかな。
ほんで最後に、タマノスケがいちばん伝えたいのは――
「仲間づくりのスタートは、自分から声をかけること」やねん。
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“話しかけられるのを待つ”んやなくて、“自分からいってみる”
誰かに話しかけるって、たしかに勇気のいることやと思う。
特に最初の一歩は、めっちゃドキドキするよな。
「変に思われへんかな」
「何話したらええんやろ」
そんなふうに悩んで、結局黙ったまま……ってこと、タマノスケにもあるで。
でもな、ちょっと想像してみてほしい。
もしかしたら、相手も同じ気持ちかもしれへん。
ほんとは仲良くなりたい。話したい。でも、どうしたらええか分からん。
そう思いながら、誰かが自分に声かけてくれるのを待ってるんかもしれへん。
せやからこそ、思い切ってこう言ってみよか。
「よっ、名前なんていうん?」
「昨日の練習、だいぶしんどかったな」
「この間のプレー、めっちゃ良かったで」
そのたったひと言が、仲間への扉を開ける鍵になるんや。
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「うまく話せんかってもええねん」
もちろん、話が盛り上がらん日もあるやろ。
気まずい沈黙が続いて、「あれ、失敗したかも…」って思うこともあるかもしれへん。
でも、ええねん。それでええんや。
大事なんは、“つながりたい”っていう気持ちやから。
言葉がうまく出てこん日があっても、君のその行動はちゃんと相手に届いてる。
「この人、自分に興味もってくれてるんやな」って思ってもらえたら、それだけで十分価値があるんや。
仲間との関係って、会話の上手さやなくて、
「心の距離を近づけようとする姿勢」で育っていくもんやからな。
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仲間って、“自然にできるもん”やなくて、“育てるもん”や
「気がついたら仲良くなってた」っていう関係もあるけど、
多くの場合は、意識して“育てていく”もんやと思うねん。
声をかける。
いっしょに汗を流す。
ミスして落ち込んでる姿を見たら、そっと寄り添う。
時には意見がぶつかっても、ちゃんと向き合う。
そういう日々のやりとりの積み重ねが、
「この人とは、これからもいっしょに頑張りたい」って思える絆に変わっていく。
最初は“ちょっと気になる存在”やった相手が、
いつの間にか“大事な仲間”になってる。
そんな瞬間に立ち会えるのが、仲間づくりのいちばんの醍醐味やと思うんや。
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正解なんてない。でも、動いた人から変わる。
ここまで読んでくれて、「仲間づくりって難しそう…」って思ったかもしれへん。
せやけど、タマノスケが言いたいのは、これや。
仲間づくりに、正解なんてあらへん。
でも、自分から動いた人から、景色が変わっていく。
ひとりで悩む時間よりも、誰かと一緒に笑える時間を大事にしよ。
そのためには、小さな一歩でもええ。
「声をかけてみようかな」って思ったときが、スタートラインやで。
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“仲間づくりって、やっぱりかっこええやん。”
この言葉、タマノスケの本音や。
ほんまに、そう思ってる。
仲間と過ごす時間は、部活だけやない。
教室でも、放課後でも、人生のあちこちにある。
それを大切にできる人が、きっとこれからもええチームをつくっていくんやと思う。
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これで「仲間づくりって、かっこええやん。」の連載はひと区切りやけど、
また新しいテーマで、タマノスケは戻ってくるで。
そのときも、変わらずここで待ってるからな。
またな!
タマノスケより。







