
こんにちは、タマノスケやで。
今回もこうして読んでくれて、ほんまありがとうな。
この連載も第6話。ここまでずっと「仲間ってええもんやで」って話をしてきたけど、今日はちょっと視点を変えてみようと思う。
そう。テーマは、「ほんまに仲間なん?」って、迷う気持ちについて。
「仲間づくり」ってきれいごとみたいに聞こえるかもしれへんけど、実際はそんな簡単なもんやないんよな。
せやから今日は、タマノスケ自身も揺れたことがある、「迷いの中の仲間づくり」について、ゆっくり話してみるな。
- 「ほんまに仲間なんかな?」って思う時、あるよな
たとえばやけど、自分がミスして落ち込んでるときに、
冗談まじりで笑われたり。
「お前、またやったんかよ〜」って。
その一言が、思った以上にグサッと来たりする。
あるいは、勇気出して話しかけたのに、
「…ああ、うん」って素っ気なく返されて、なんか距離感じたりな。
そんときふと頭をよぎるんよ。
「この人らと、ほんまに仲間って言えるんやろか?」って。
でもな、あとから冷静になって思うんや。
「もしかしたら、自分が勝手に壁つくってただけちゃうか?」って。
ちょっとした一言に、過剰に反応してもうてたんちゃうかって。
タマノスケもそういうこと、何回もあった。
せやから、そんなふうに揺れる気持ちも、ようわかる。
でも、「その気持ちに気づけた」ってこと自体、すでに一歩前に進んでる証やで。
- 仲間って、全部がうまくいく関係やない
「仲間」って聞くと、
なんでも分かり合えて、いつも笑ってて、助け合ってて――
そんな理想のイメージを持つかもしれん。
でもな、実際はそううまくはいかへん。
野球でも、意見がぶつかること、あるやん?
「守備位置ここやろ」
「いや、ちゃうやろ」って。
練習中に、気まずい空気が流れることもある。
けど、それって悪いことやないねん。
大事なんは、「ぶつかっても、戻れるかどうか」や。
戻れる関係っていうのはな、ちゃんと信頼があるからこそやねん。
その信頼は、普段の関わりの積み重ねやで。
「おはよう」「ナイスプレーやったな」「大丈夫か?」
そんなちょっとした声かけや笑い合いの時間が、
見えへんところで、仲間の土台になってるんや。
- 「あの時、言ってくれてありがとう」ってなる日が来る
あるときな、タマノスケが後輩に、ちょっと厳しいことを言うたことがあってん。
そのときは、後輩の表情も固くなって、気まずい空気になってもうてな。
「言わんほうがよかったかな…」って、あとでひとり反省してた。
でもな、何週間か経ったあと、その後輩がぽつっと言うてきたんや。
「タマノスケ先輩、あのときズバッと言ってくれてありがとうございました。あれで目が覚めました」って。
その瞬間、涙出そうになるくらい、うれしかったわ。
ほんまの仲間ってな、その場では伝わらんこともあるんや。
でも、本音で向き合ったからこそ、あとから響くことがある。
それが、信頼の火種になるんやと思う。
- “本当の仲間”は、ぶつかりながらつくられていく
仲間ってな、ずっと楽しいことだけ共有する関係ちゃう。
しんどいとき、うまくいかへんとき、
そういう場面で、お互いの本性が見えるもんやと思う。
でも、見えたからこそ、「それでも一緒に頑張ろう」って思えたら、
そこにはほんまもんの絆がある。
仲間と衝突したとき、どう向き合うか。
自分がモヤモヤしたとき、どう言葉にするか。
そういうひとつひとつの選択が、
仲間づくりの“芯”を強くしていくんやと思う。
「迷ったら、自分から声をかけてみて」
「モヤモヤしたら、ちゃんと話してみて」
「怒られても、そこに優しさがあったら、受け取ってみて」
それができる人って、めっちゃかっこええとタマノスケは思う。
ほんまに。
人間関係に「正解」なんてない。
でも、自分の気持ちを大事にして、
相手のことも信じようとすることが、
一番“仲間”に近づく行動やと思うんよ。
また次回も、読んでくれるとうれしいわ。
またな。タマノスケより。







