
「何か困ってるなって感じたとき、気づいて、声をかけられる人でいたい。
そう思えるようになったのは、仲間のおかげや。」
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こんにちは、タマノスケやで。
この連載も、気づけばもう第3話やな。
ここまで読んでくれてる君に、ほんま感謝してるで。
今回はな、「仲間ってどんな存在なんやろ?」っていう問いに、もう一歩踏み込んで、
“気づける力”こそが、ほんまもんの仲間をつくるカギなんちゃうか?って話をしてみたいんや。
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- 「気づく」って、思いやりのスタートラインやと思う
グラウンドにおるときでも、教室でも、
ふと見た仲間の表情が、いつもとちょっとちゃう。
「なんか元気ないな」
「声、小さない?」
「今日はずっと一人でおるな」
そういう“ちょっとした違和感”を、ちゃんとキャッチできるかどうか。
これが、仲間としての一歩目やと思うんよな。
何かすごいことをせんでもええ。
「大丈夫か?」ってひと言かけるだけで、その人の心がふっと軽くなることもあるんや。
ほんまに大事な仲間って、“気づいて、寄り添ってくれる存在”なんやで。
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- 「自分もしんどいけど…」その一歩が仲間を救う
ある日の話なんやけどな。
炎天下の中でめっちゃキツいメニューをやったあと、
ワイもバテバテで、ヘロヘロになってた。
でも、ふと見たら、仲間のひとりが倒れこむように座りこんでたんよ。
その瞬間、体はしんどかったけど、気がついたら「水、取ってくるわ」って声が出てた。
後からその仲間に言われた。
「正直、あのひと言がめっちゃ救いやった。あれなかったら、心が折れてたかもしれん」って。
そのとき思ったんよ。
仲間って、一緒に努力するだけやなくて、“一歩寄り添えるかどうか”が大事なんやって。
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- 助けてもらった経験が、次の「誰かのため」に変わるんや
誰しも、しんどいときってあるよな。
プレーが上手くいかへん日もあるし、なんか気分が沈んでる日もある。
でも、そういうときに“気づいてくれた誰か”が声をかけてくれたり、
さりげなくそばにいてくれたりした経験って、一生忘れへんもんや。
「ありがとう」の気持ちは、めっちゃ心に残る。
そんで、その経験が次は「自分が誰かに返したい」って思わせてくれるんよな。
助け合いって、そういう“循環”でできてるんやと思う。
誰かに優しくされたから、自分も誰かに優しくなれる。
それって、めっちゃ素敵なことやん?
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- 気づける仲間は、ふだんから“見てくれてる人”や
タマノスケが思う「ほんまの仲間」ってな、
“言わんでも気づいてくれる”ような存在やねん。
せやけど、それって特別な力を持ってるわけやないんよ。
ふだんからその人のことをよく見てて、ちゃんと話して、
どんな人なんかをちゃんと知ろうとしてるから、気づけるんや。
つまり、“気づける力”って、誰にでも育てられるんやで。
今日からでも磨いていけるし、意識すればするほど、アンテナは敏感になる。
まずは一歩。
「今日、誰かの変化に気づけたかな?」って自分に問いかけてみてな。
その小さな気づきが、君を誰かの“支えられる存在”にしてくれるから。
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また次、会おな。
第4話では「仲間とぶつかること」について話すで。
ケンカやすれ違いって、ほんまは悪いことなんか?
それとも、絆を強くするチャンスなんか? 一緒に考えてみよな。
“気づける人”って、やっぱりかっこええんやで。
タマノスケより。







